誰が白雪姫を殺したのか?…海賊版国家・中共の苦境
偽キャラクター総登場で話題となっていた北京の遊園地がついに告発された。追い込んだのは日本のテレビ局と動画投稿サイト…それは著作権侵害で中共が苦境に立たされる再中の事態だった。
北京市郊外のパクリーランドこと石景山遊楽園が、ついに米ウォルト・ディズニー社から正式に著作権侵害で告発された。偽ミッキーマウスや偽キティちゃんが公然と姿を見せ、脱力系ディズニーランドとして名を轟かせていたのが石景山遊楽園だ。
報道によれば、米ディズニー社は、北京市版権局(著作権局)に対し、石景山遊楽園が「著作権侵害を行なっている」と通報。これを受けて、当局が遊楽園側に“指導”を行なったという。
石景山遊楽園は「ディズニーには遠過ぎる」を謳い文句に、公然とディズニーランドに挑戦していた。しかし、当局の“指導”のもと5月8日までに石景山遊楽園側は、ディズニーを挑発する宣伝幕を撤去。さらに、一部の偽キャラクターを“破壊”した。
AP通信が、ニセ白雪姫“襲撃の瞬間”を捉えていた…
まずは眷属の「七人の小人」を処理。
そしてハンマーで足下を崩し…
白雪姫の背中を押して…
倒壊して、逆さまに…
転がっている「七人の小人」を含めて、悲惨な光景である。この連続写真はAP通信のカメラマンがキャッチした決定的な瞬間。小さなスクープ・ショットに思えたのだが…
同じ瞬間をテレビ朝日なども映像で伝えている。ANN北京支局のカメラクルーによる映像なのか、APの映像なのか不明だ。しかし、どうらや決定的な瞬間ではなく、当局が報道カメラを招いたうえで、破壊の瞬間を撮影させたようである。
つまりデモンストレーションだ。
それでも、石景山遊楽園に集合していたパクリキャラクターの群れを追放させたのは、メディアのスクラムだった。
【日本のTV各局が競って報道】
余り関心がなかったのだが、GWの頃、日本のTV各局は、競って北京の偽ディズニーランドを取り上げていた。一部報道によれば、北京市当局が深刻に受け止めたのは、こうした日本での報道だったという。
5月10日付けのCNN(日本版)は、AP電で、こう伝えていた。
「石景山遊楽園」は、今月初旬のメーデー休暇中に多くの来場者でにぎわった。しかし日本のテレビ局が、園内にはんらんするディズニーや日本のアニメなどの模倣キャラクターについて伝えたことから、同遊園地は対応を余儀なくされたようだ。
参照:CNN 模倣キャラクターで注目の遊園地が「緊急対応」
同じ記事の英語版をチェックして見ると、具体的にテレビ局名が出ている。
A video shot by Japan's Fuji TV on May 1 showed children cavorting with characters resembling Minnie Mouse, Donald Duck, Pluto, Snow White and the Seven Dwarves and Japan's Hello Kitty and Doraemon.
「日本のフジTVが伝えた5月1日の映像では、こども達が、ミニーマウスやドナルドダッグ、プルート、白雪姫と七人の小人、そしてハローキティやドラえもん等を真似たキャラクターとはしゃいでいる」
参照:Beijing park underscores piracy battle, analysts say
最初に記者リポート付きで大きく伝えた『スーパーニュース』の報道が決定打となったようだ。
だが、偽ディズニーを崖っぷちから突き落としたのは、日本の一部メディアの報道だけが理由だったのか?
【WTO提訴で逆境の最中に…】
この石景山遊楽園の偽者軍団については、4月10日にフランスの通信社AFPが手厚く報じていた。かなり辛辣な内容である。
「ディズニーランドは遠すぎる」をキャッチフレーズにする北京石景山游来園は、「シンデレラの城」や「マジック・キングダム」、白雪姫と7人の小人たちなど、ディズニーランドそっくりのイメージがあふれるアミューズメント・パークだ。
しかし、同園ではディズニーランドからキャラクターなどの使用許可は一切、受けていない。中国であからさまに「蔓延」している著作権侵害の例として、米国政府は憤りをあらわにしている。
参照:AFPBB4月10日海賊版製造は産業の一部、米国は著作権侵害でWTOに提訴 - 中国
▽写真:AFP
1ヵ月も前の時点で、米国政府部内でも認識されてたようだ。かねてから自社キャラの著作権侵害には猛然とクレームを付けることで有名な米ディズニー社が、ぼんやりと見過ごすはずがない。
この直後には、ダイレクトに抗議をしていただろう。超巨額の損害賠償をちらつかせた毎度お馴染みのクレーム手法だ。
AFPが4月10日に報じる前後、米国内では中共を責め立てる重要な決定がなされていた…
米国は中共に対し知的財産権保護でWTO(世界貿易機構)提訴に踏み切ったのだ。
「中国の知財権侵害と偽造の水準は容認できないほど高い」
USTR(米通商代表部)は4月9日、シナの知財権保護が不充分だとして提訴する方針を発表。中共が6年前のWTO加盟に際して改善すると公約した項目が守られていないとして、翌10日、正式に提訴した。
▽中共による海賊版摘発の派手な演出(AFP)
更に4月下旬にはEUも同調して提訴する方針を検討。我が国は温家宝の訪日で煮え切らない態度を示していたが、4月23日には、第三国としてオブザーバー参加する方針を打ち出した。
WTOの紛争処理では当事国以外も利害関係があれば、第三国として協議に加わることが可能で、米・EU・日本の先進3極が中共包囲網を築く公算が大きなってきたのだ。
それでも中共は相変わらず反発していたのだが…
【知財権侵害を理解できない人々】
米国による対中WTO提訴は、日本で大きく報じられなかったが、ナゼかそれに反発する中共サイドの絶叫は、朝日新聞などが紙面を割いて紹介していた。さすがシナの代弁機関…判り易い編集方針だ。
4月24日、中共の呉儀副首相はWTO提訴に、こう噛み付いた。
中国政府は強烈な不満を表明する。中国の知財保護の活動は世界中の絶対多数の国と国際組織、国内外の企業が認めている。
ユニークな見解だ。しかも、この発言が飛び出したのは北京で開催された知的財産権をめぐるフォーラムだった。中共指導者層こそ、著作権の概念が解っていないようである。
▽石景山問題で会見する姜瑜報道官(FNN)
そうした中で、巻き起こったのが石景山遊楽園のあからさまなパクリキャラ総登場だった。
米国が非難している中共の知的財産権侵害の核心は、海賊版DVDの大量生産・大量輸出だ。海賊版の横行については、中共政権も最終的には一部の悪徳業者の問題にすり替えられる。
ところが、都合が悪いことに石景山遊楽園は公営だ。国家レベルでの著作権無視である。中共が主張する「知財権の保護」を真っ向から否定する事例で、言い逃れが出来ない…
日本のテレビ局による石景山遊楽園のニュースは、“お笑い企画”として取り上げられたものだったが、WTOを舞台に神経戦を繰り広げる中では、決定的な証拠映像になった。
ただ、日本国内で報道されていただけでは、深刻な問題に発展しなかった気配が濃厚である。事態を動かしたのは、動画投稿サイトだという。
【投稿動画が揺るがぬ証拠に】
5月13日付け産経新聞によると、米ディズニー社が石景山遊楽園の偽キャラを知ったのは、YouTubeで世界中に配信されたことだという。
参照: 産経新聞5月12日『北京“偽ディズニー”当局指導 大あわて模様替え』
なるほど…日本メディアで放送されただけなら、中共も逃げ切れたろうが、世界中に証拠動画が流されては、言い逃れ不可能だ。YouTube上には、かなりのボリュームで関連の動画がアップされている。
YouTubeの『スーパーニュース5月1日』
直接、中共を追い込んだのは、動画を投稿した有志だ。中には敢えてタイトルを英文にしている投稿もある。そうした無名の有志が中共を追い込んだのは過去にないケースだろう。素晴しい批判情報の発信である。
面白おかしく石景山遊楽園の偽キャラを北京からリポートしたTV各局も、まさか中共をここまで悩ませるとは考えていなかったろう。動画投稿サイトとの想定外のシナジー効果だ。
日本の放送局にしては例外的な反中報道だったが、手放しで絶賛は出来ない。偶然、弾が的にヒットした感覚で、結果的に子供達から親しみのあるキャラクターを奪い取っただけのようにも思える。
知的財産権の意味合いを理解していないのは、アミューズメントパークではなく、中共政権だ。本丸を非難しなければ価値がない。偽キャラと戯れている小シナ人を見ると、なぜか哀愁を感じる。
▽写真:AFP
子供の夢を奪う前に、北京五輪という中共指導者の夢を奪うのが先なのだが…
ちなみに北京五輪の公式サイトにも石景山遊楽園の案内ページがあり、そこではまだ白雪姫も健在。
▽北京五輪公式サイトより
参照:北京五輪公式HP 2007 SPRING FESTIVAL
【海賊版国家=中共の罪深さ】
USTRは中共の知的財産権侵害をWTOに提訴したが、我が国の経産省は、及び腰だ。あくまでも第三国の立場を貫いている。
OECD(経済協力機構)が初めて行なった市場調査によると、世界に流通する「海賊版・模造品」の規模は21兆円を上回るという。その大半がシナ産と見られているのだ。
▽中共による海賊版摘発の派手な演出2(AFP)
我が国もコミック市場やアニメ産業などで甚大な被害を受けているが、経産省はWTO提訴に踏み切っていない。シナへの企業進出を後押ししているのが経産省や外郭団体だ。
実際に、シナ国内の知的財産権侵害による我が国の企業損失額は9兆円に上るとも試算されているようだ。それでも表立って喧嘩を売れない現実は苦々しい。最初から戦いを棄権しているようである。
中共当局は、横行する海賊版を一部の悪徳業者の問題としているが、大規模地下工場が公安の保護を受けて操業しているのは、明らかだ。国家ぐるみの犯罪と言って良い。
そして、そもそも中国共産党が、旧ソビエトの共産党の劣化コピーだ。繰り返しのコピーで、元にあった理想像とはかけ離れた怪物になっている。
中共という国家そのものが“巨大な海賊版”なのだ。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます♪
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発 となります
↓

参考記事:
信濃日報5月13日『知財権侵害 中国は対策に本腰を』
AFPBB4月20日『国営アミューズメント・パークで、ディズニー模倣-中国』
知財情報局4月25日『米国の知財保護問題での中国WTO提訴、日本も第三国として参加』
日刊スポーツ5月13日『北京の偽ディズニーランド、本家が告発』
北京市郊外のパクリーランドこと石景山遊楽園が、ついに米ウォルト・ディズニー社から正式に著作権侵害で告発された。偽ミッキーマウスや偽キティちゃんが公然と姿を見せ、脱力系ディズニーランドとして名を轟かせていたのが石景山遊楽園だ。
報道によれば、米ディズニー社は、北京市版権局(著作権局)に対し、石景山遊楽園が「著作権侵害を行なっている」と通報。これを受けて、当局が遊楽園側に“指導”を行なったという。
石景山遊楽園は「ディズニーには遠過ぎる」を謳い文句に、公然とディズニーランドに挑戦していた。しかし、当局の“指導”のもと5月8日までに石景山遊楽園側は、ディズニーを挑発する宣伝幕を撤去。さらに、一部の偽キャラクターを“破壊”した。
AP通信が、ニセ白雪姫“襲撃の瞬間”を捉えていた…
まずは眷属の「七人の小人」を処理。
そしてハンマーで足下を崩し…
白雪姫の背中を押して…
倒壊して、逆さまに…
転がっている「七人の小人」を含めて、悲惨な光景である。この連続写真はAP通信のカメラマンがキャッチした決定的な瞬間。小さなスクープ・ショットに思えたのだが…
同じ瞬間をテレビ朝日なども映像で伝えている。ANN北京支局のカメラクルーによる映像なのか、APの映像なのか不明だ。しかし、どうらや決定的な瞬間ではなく、当局が報道カメラを招いたうえで、破壊の瞬間を撮影させたようである。
つまりデモンストレーションだ。
それでも、石景山遊楽園に集合していたパクリキャラクターの群れを追放させたのは、メディアのスクラムだった。
【日本のTV各局が競って報道】
余り関心がなかったのだが、GWの頃、日本のTV各局は、競って北京の偽ディズニーランドを取り上げていた。一部報道によれば、北京市当局が深刻に受け止めたのは、こうした日本での報道だったという。
5月10日付けのCNN(日本版)は、AP電で、こう伝えていた。
「石景山遊楽園」は、今月初旬のメーデー休暇中に多くの来場者でにぎわった。しかし日本のテレビ局が、園内にはんらんするディズニーや日本のアニメなどの模倣キャラクターについて伝えたことから、同遊園地は対応を余儀なくされたようだ。
参照:CNN 模倣キャラクターで注目の遊園地が「緊急対応」
同じ記事の英語版をチェックして見ると、具体的にテレビ局名が出ている。
A video shot by Japan's Fuji TV on May 1 showed children cavorting with characters resembling Minnie Mouse, Donald Duck, Pluto, Snow White and the Seven Dwarves and Japan's Hello Kitty and Doraemon.
「日本のフジTVが伝えた5月1日の映像では、こども達が、ミニーマウスやドナルドダッグ、プルート、白雪姫と七人の小人、そしてハローキティやドラえもん等を真似たキャラクターとはしゃいでいる」
参照:Beijing park underscores piracy battle, analysts say
最初に記者リポート付きで大きく伝えた『スーパーニュース』の報道が決定打となったようだ。
だが、偽ディズニーを崖っぷちから突き落としたのは、日本の一部メディアの報道だけが理由だったのか?
【WTO提訴で逆境の最中に…】
この石景山遊楽園の偽者軍団については、4月10日にフランスの通信社AFPが手厚く報じていた。かなり辛辣な内容である。
「ディズニーランドは遠すぎる」をキャッチフレーズにする北京石景山游来園は、「シンデレラの城」や「マジック・キングダム」、白雪姫と7人の小人たちなど、ディズニーランドそっくりのイメージがあふれるアミューズメント・パークだ。
しかし、同園ではディズニーランドからキャラクターなどの使用許可は一切、受けていない。中国であからさまに「蔓延」している著作権侵害の例として、米国政府は憤りをあらわにしている。
参照:AFPBB4月10日海賊版製造は産業の一部、米国は著作権侵害でWTOに提訴 - 中国
▽写真:AFP
1ヵ月も前の時点で、米国政府部内でも認識されてたようだ。かねてから自社キャラの著作権侵害には猛然とクレームを付けることで有名な米ディズニー社が、ぼんやりと見過ごすはずがない。
この直後には、ダイレクトに抗議をしていただろう。超巨額の損害賠償をちらつかせた毎度お馴染みのクレーム手法だ。
AFPが4月10日に報じる前後、米国内では中共を責め立てる重要な決定がなされていた…
米国は中共に対し知的財産権保護でWTO(世界貿易機構)提訴に踏み切ったのだ。
「中国の知財権侵害と偽造の水準は容認できないほど高い」
USTR(米通商代表部)は4月9日、シナの知財権保護が不充分だとして提訴する方針を発表。中共が6年前のWTO加盟に際して改善すると公約した項目が守られていないとして、翌10日、正式に提訴した。
▽中共による海賊版摘発の派手な演出(AFP)
更に4月下旬にはEUも同調して提訴する方針を検討。我が国は温家宝の訪日で煮え切らない態度を示していたが、4月23日には、第三国としてオブザーバー参加する方針を打ち出した。
WTOの紛争処理では当事国以外も利害関係があれば、第三国として協議に加わることが可能で、米・EU・日本の先進3極が中共包囲網を築く公算が大きなってきたのだ。
それでも中共は相変わらず反発していたのだが…
【知財権侵害を理解できない人々】
米国による対中WTO提訴は、日本で大きく報じられなかったが、ナゼかそれに反発する中共サイドの絶叫は、朝日新聞などが紙面を割いて紹介していた。さすがシナの代弁機関…判り易い編集方針だ。
4月24日、中共の呉儀副首相はWTO提訴に、こう噛み付いた。
中国政府は強烈な不満を表明する。中国の知財保護の活動は世界中の絶対多数の国と国際組織、国内外の企業が認めている。
ユニークな見解だ。しかも、この発言が飛び出したのは北京で開催された知的財産権をめぐるフォーラムだった。中共指導者層こそ、著作権の概念が解っていないようである。
▽石景山問題で会見する姜瑜報道官(FNN)
そうした中で、巻き起こったのが石景山遊楽園のあからさまなパクリキャラ総登場だった。
米国が非難している中共の知的財産権侵害の核心は、海賊版DVDの大量生産・大量輸出だ。海賊版の横行については、中共政権も最終的には一部の悪徳業者の問題にすり替えられる。
ところが、都合が悪いことに石景山遊楽園は公営だ。国家レベルでの著作権無視である。中共が主張する「知財権の保護」を真っ向から否定する事例で、言い逃れが出来ない…
日本のテレビ局による石景山遊楽園のニュースは、“お笑い企画”として取り上げられたものだったが、WTOを舞台に神経戦を繰り広げる中では、決定的な証拠映像になった。
ただ、日本国内で報道されていただけでは、深刻な問題に発展しなかった気配が濃厚である。事態を動かしたのは、動画投稿サイトだという。
【投稿動画が揺るがぬ証拠に】
5月13日付け産経新聞によると、米ディズニー社が石景山遊楽園の偽キャラを知ったのは、YouTubeで世界中に配信されたことだという。
参照: 産経新聞5月12日『北京“偽ディズニー”当局指導 大あわて模様替え』
なるほど…日本メディアで放送されただけなら、中共も逃げ切れたろうが、世界中に証拠動画が流されては、言い逃れ不可能だ。YouTube上には、かなりのボリュームで関連の動画がアップされている。
YouTubeの『スーパーニュース5月1日』
直接、中共を追い込んだのは、動画を投稿した有志だ。中には敢えてタイトルを英文にしている投稿もある。そうした無名の有志が中共を追い込んだのは過去にないケースだろう。素晴しい批判情報の発信である。
面白おかしく石景山遊楽園の偽キャラを北京からリポートしたTV各局も、まさか中共をここまで悩ませるとは考えていなかったろう。動画投稿サイトとの想定外のシナジー効果だ。
日本の放送局にしては例外的な反中報道だったが、手放しで絶賛は出来ない。偶然、弾が的にヒットした感覚で、結果的に子供達から親しみのあるキャラクターを奪い取っただけのようにも思える。
知的財産権の意味合いを理解していないのは、アミューズメントパークではなく、中共政権だ。本丸を非難しなければ価値がない。偽キャラと戯れている小シナ人を見ると、なぜか哀愁を感じる。
▽写真:AFP
子供の夢を奪う前に、北京五輪という中共指導者の夢を奪うのが先なのだが…
ちなみに北京五輪の公式サイトにも石景山遊楽園の案内ページがあり、そこではまだ白雪姫も健在。
▽北京五輪公式サイトより
参照:北京五輪公式HP 2007 SPRING FESTIVAL
【海賊版国家=中共の罪深さ】
USTRは中共の知的財産権侵害をWTOに提訴したが、我が国の経産省は、及び腰だ。あくまでも第三国の立場を貫いている。
OECD(経済協力機構)が初めて行なった市場調査によると、世界に流通する「海賊版・模造品」の規模は21兆円を上回るという。その大半がシナ産と見られているのだ。
▽中共による海賊版摘発の派手な演出2(AFP)
我が国もコミック市場やアニメ産業などで甚大な被害を受けているが、経産省はWTO提訴に踏み切っていない。シナへの企業進出を後押ししているのが経産省や外郭団体だ。
実際に、シナ国内の知的財産権侵害による我が国の企業損失額は9兆円に上るとも試算されているようだ。それでも表立って喧嘩を売れない現実は苦々しい。最初から戦いを棄権しているようである。
中共当局は、横行する海賊版を一部の悪徳業者の問題としているが、大規模地下工場が公安の保護を受けて操業しているのは、明らかだ。国家ぐるみの犯罪と言って良い。
そして、そもそも中国共産党が、旧ソビエトの共産党の劣化コピーだ。繰り返しのコピーで、元にあった理想像とはかけ離れた怪物になっている。
中共という国家そのものが“巨大な海賊版”なのだ。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます♪
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発 となります
↓

参考記事:
信濃日報5月13日『知財権侵害 中国は対策に本腰を』
AFPBB4月20日『国営アミューズメント・パークで、ディズニー模倣-中国』
知財情報局4月25日『米国の知財保護問題での中国WTO提訴、日本も第三国として参加』
日刊スポーツ5月13日『北京の偽ディズニーランド、本家が告発』
この記事へのコメント
中共がソ連の劣化コピーならば、北朝鮮・韓国は中共の劣化レプリカ思想の劣悪品といったところでしょうか?
この報道を機に多くの日本人、海外メディアに中華思想・共産国家の異常性に目を向けて欲しいものです。
歴史も政権も偽造だと世界中が認識するようにしましょう。
とありますが、このような態度こそわが国を孤立させるのではないか?これでは暴力団に脅かされてビビッてしまった人達と同じではないか!
例のパクリーランドの件は思わず声を上げて笑ってしまいました。
ひげが縮れたキティー?などキャラクターの出来がひどすぎです。
まるで国そのものの出来の悪さを表しているように思えました。
いよいよ中共の毒が大陸から溢れ出しました。
日本は一生懸命に中共毒を中和してたけど、それでも追いつかなくなりました。
そろそろ、源流の浄化に向けて動きださないと、まずいのではないですかねえ。
とはいえ、まずは国内のお掃除が優先かな。
報道のスクラムの効果ですね。
痛ましい法輪功やアフリカも早く採り上げて欲しいです。
日本の良心が問われます。
支那共産党は今まで、国内で自分勝手にやってきたため、こんな衆人監視状態に対しては、経験不足なのだろう。それははったりの通用しない世界だ。
五輪開催は、世界の一流国に仲間入りすることだ。世界中の人々が押し寄せる。今までのような、都合の良い情報操作などできはしない。
日本マスゴミに対しても、もはやネットの存在によって情報工作は不可能だ。共産支那が一流国だと偉そうにすればするほど、ぼろが出る。
海賊版を政府主導で作る。表示をごまかし、多くの人を毒殺する。支那嫌いが着実に世界中に増えていく。
この日本とて同様だ。今や、支那製と表示されているだけで、中身を疑う人だらけになっている。
お笑いのつもりで流した日本の(左巻き)TVで 偽造・捏造国もまさかの踏んだりか蹴ったりか。それとも予測の範囲か?
はては、 ノリじゃあなかっつた梅昆布茶さんの仰る「許可」済?
まっ、なんと言いますか 程度が低すぎる。
シナはもとより 日本のゴミ溜めーマスコミが。
人権(虐殺)問題などに関しては 自主的に 言語空間が 三猿になるのだから。
>或いは・・・
同感です。
米ディズニー社がYouTubeで知るなんて、私以上のお花畑(爆笑)。そんなに呑気な社風なの?
今回の件を通じて中共への感心が大きくなり、肝心なところまで発展するよう願うばかりですが、「中共の海賊版は仕様がない(笑)」と軽く見逃されて終わりのニュースのような気がします。
私、最近ひねくれて来てるかも…。
朝日もヒマネタ風に報じていますが、ここまで追い込むとは予想外だったでしょう。ご注進機関の北京支局は慌てているかも…
>fuyuneko様
経産省はジェトロがシナ寄り御用機関に堕しているようです。天下りと関係があるといえ、本気で戦う姿勢は微塵も感じられません。
>蓮華さま
北朝鮮は超劣化コピーでもはや原型を留めていませんね。このニュースでは主婦にもシナの異常体質が知れ渡ったかも…
>とおる様
その通りで、偽造パクリ捏造、何でもありの国家が歴史を書き換えているのが現実のようです。
>現役保険営業マンさま
こんばんは。ニュース報道はホントに脱力でした。ディズニーはともかくドラえもんは悲惨な印象を受けて哀しくなりました。
>ナポレオン・ソロさま
経産省の高級官僚は役人の中でも勝ち組ですが、成績優秀であっても、ケンカはできず…この辺りが官僚システムの問題です。
タイトルは、童話の暗部を解説した本の真似でしたが思い出せず…源流の清浄も、下流のゴミ攫いも同時に必要のようですね。
>最近の読者さま
全民放で何回も報じれば、2,000万人以上は事実を知ったはず…同じように法輪功などを報じれば大効果があるんですが…
>名無しの経営者さま
意外と中共は打たれ弱いなあ、というのが率直な感想です。国内の情報統制に胡座をかいて危機管理が出来ないのかも知れません。
>梅昆布茶さま
一番火傷しそうにないのが、この問題かも…重大問題を報じない背景には記者協定的な暗黙の了解はまだありそうです。
>駱駝さま
各局ともWTO提訴の件を考慮していなかったと思います。パクリ問題を真剣に捉えるなら海賊版問題も語るべきでしょうに。
>最近の読者さま
YouTubeで知ったことはあり得ないでしょうね。版権命の会社ですから。一方で報道はこれで幕引きの予感がします。
>微笑外交に騙されない様
毒薬・毒フードの問題は比較になりません。もう少しジャーナリズムには検証・追及して貰いたい問題です。