奴隷の悲鳴シナ絶望工場…党幹部自宅に“万人坑”
失踪した子供達がいたのは過酷なレンガ工場だった。監禁され、僅かな食事で1日16時間の奴隷労働。中共は個人犯罪と主張するが、闇工場は地元共産党幹部の自宅敷地内にあった。
言葉巧みに誘い、睡眠薬を飲ませ、過酷な労働現場に送り込む…
ショッキングな奴隷工場の実態が次々に暴かれる中、北京の中共政権は防戦一方だ。
6月20日に温家宝が改めて徹底調査の方針を示したのに続き、22日にはシナ山西省の省長が謝罪会見を開くなど、問題の火消しに躍起になっている。
シナ内陸部の各地で暴かれた奴隷工場。それはシナ国営テレビも報道する異例づくめの事態に発展。これを海外メディアが大きく報じたことに当局は警戒感を抱き始め、一過性の個人犯罪に落とし込めようとしている…
▽山西省で保護された奴隷工(AP)
耳目を集めたのは、山西省南部の臨汾市洪洞県にあるレンガ工場だ。
切っ掛けは、5月27日、違法爆発物の取締中に、様子のおかしい労働者を警官が見つけたことだったとされる。立ち入り検査を行なったところ30人を超す悲惨な状態の労働者を相次いで発見。凄惨な労働現場の実態が浮かび上がった。
▽保護された奴隷工(ロイター)
ただし、これも官製報道で、実際の発見経緯は全く違うようだ。
見つかった労働者は、身体は火傷など傷跡だらけ…破けた衣服をまとい、腐臭を放っていたという。自由を完全に奪われ、過酷な現場で強制的に働かされていたのだった。
保護された労働者のうち、最年少は14歳の少年。さらに知的障害者も多数含まれていることが判明した。レンガ工場の労働者は5人の用心棒と6匹の大型犬に常時監視され逃げ出すことは不可能だった。
▽保護された14歳の少年(AP)
1日の労働時間は16時間にものぼり、食事は小麦をこねた饅頭だけだったという。中世にもなかった悪夢の奴隷工場は、この21世紀に我が国の隣国に存在していた…
【児童労働ではなく人身売買の奴隷】
問題のレンガ工場で働かされていた者たちは、すべて無給だった。始めから賃金など設定されず、家畜のように酷使されていたのだ。「奴隷」と分類するに相応な条件をすべて兼ね揃えている。
▽搬送される奴隷工(AP)
どのようにして彼らは、悲惨な奴隷工場に送り込まれたのか? 保護された20歳の男性は、連行された経緯を、こう明かす。
料理店の面接受ける為、河南省の省都・鄭州市を訪れていた男性は、レストラン経営者を名乗る人物に勧誘された。興味を抱き、その人物の車に乗り込み、与えられた飲料水を飲んだ時点で記憶を失う。
睡眠薬入りの飲料水だった。そして翌日に目覚めた時は、既にレンガ工場にいたという。言葉巧みというより、完全に人攫いだ。その日から地獄の奴隷状態が始まった…
勧誘した人物は、人身売買のブローカーだったのだ。
▽山西省のレンガ工場(ロイター)
明るみになったレンガ工場の問題は、過酷な奴隷労働だけではなく、人身売買を軸にした犯罪の構図が底にあった。人攫いが日常的に“奴隷”を掻き集め、工場に売り飛ばしていたのだ。
同様のケースは摘発された箇所だけに留まらず、山西省を中心に1,000人以上の子供が拉致され、奴隷工場に送り込まれたことが判明している。その中の最年少は8歳で、7年間も奴隷状態に置かれていた少年もいた。
子供たちの多くが鄭州市の駅などで攫われ、ブローカーによってレンガ工場など過酷な労働現場に売り飛ばされていた。拉致された子供に付けられた“値段”は、1人あたり500元(約8,000円)だったという。
▽救出された幼い少年(AP)
一部の暗黒経営者が奴隷を掻き集めていたのではない。中共の知られざる暗部として、そのような悲惨な状況は過去から積み上げられてきたものだ。
その暗黒面を暴く突破口を開いたのは、インターネットだった。
【救出劇を阻んだのは地元警察】
中共の御用メディアが報じた公安(警察)の摘発は創作ストーリーだ。
5月27日の工場摘発に関して中共メディアは小さく報じただけだった。しかし、子供の父親ら400人が連名で救出を訴えたことで、事態は劇的な変化を遂げる。
6月5日、河南省の新聞『河南日報』のWebサイト「大河論壇」に、救援を求める書き込みが掲載された…
「罪深き悪人の道!山西省の非合法レンガ工場に子供を売られた父親400人の血涙の救助要請」
*中国の奴隷売買(日テレ報道)
この告発が大反響を呼び、1週間足らずで約60万のアクセスが集まる。奴隷工場が暴かれるまでには、子供を攫われた父親たちの執念の追跡があったのだ。
不審な工場の情報をゲットした一部の父親が、出稼ぎ工を装って工場内部に入り込み、2ヵ月間で約40人の子供の救出に成功したという。その際、地元警察は救出を妨害し、奴隷工場を守る側に回っていた。
▽写真を見せて子供を捜す親(AP)
自分の子供しか連れ出すことしか認めず、多くの子供は取り残されたままだった。奴隷工場は何のお咎めもなく操業を続けていたのだ。
その中でネットでの告発が行なわれ、遂に当局も秘密工場を守り切れなくなった…それが国営メディアまでもが報じる異例の事態を呼び起こした。
【工場は共産党幹部の敷地にあった】
中共のプロパガンダTV局CCTV(シナ国営テレビ)も6月中旬に、奴隷工場の摘発を報じた。しかし、その内容は、救出された子供と家族との感動的な再会劇に重点が置かれ、暗部にまでは立ち入っていないようだ。
奴隷工場は一部の不届きな経営者による犯罪として扱い、葬り去ろうとしている。
*シナ国営テレビの報道(2分)
6月19日、中共外交部の定例会見で秦剛報道官は、こう開き直った。
「そもそもこのような事態が、賄賂を貪り法を曲げる少数の人間による行為なのか、それとも中国政府の政策なのかを、いくらか区別して受け止めるべきだ。中国に、大規模な児童の使用と搾取の普遍的な現象が存在するだろうか?」
答えは簡単だ。現在もシナには奴隷工場が多数存在し、中共支配が続く限り、それは普遍的な現象である。
▽傷だらけで発見された少年(ロイター)
事件が反響を呼ぶ中、中共は一部の悪徳経営者とブローカーの犯罪にして逃げ切りたいようだが、言い逃れの出来ない事実も発覚した。
一連の摘発の端緒となった臨汾市洪洞県のレンガ工場は、資源許可証も税務登録証もない闇工場だった…なぜ、そのような工場が存続できたのか、理由は明快だ。
闇レンガ工場があったのは、地元共産党支部の書記・王東記の自宅敷地内だった。そして工場の経営者は、息子の王斌斌なる人物。
▽党幹部敷地内の闇レンガ工場
つまり地元共産党支部の最高幹部一族が奴隷工場を築き上げていたのだ。公安(警察)が救出に向かった父親らを邪魔した理由も、そこにあった。
シナで公安(警察)は、住民を守るためではなく、党を守るために存在する。外敵のいない共産党の統治システムが奴隷工場を生んだことは明らかだ。
【『アジア絶望工場』に絶望する】
「9条の会」や『週刊金曜日』で“活躍”する老害サヨクに鎌田慧(かたま・さとし)なるルポライターがいる。もうかなりの高齢だが、労働問題を専門畑に、多数の左翼本を出版してきた。
その中に、左派言論人が名著・労作と絶賛する『アジア絶望工場』という1冊がある。日本の経済がアジア諸国の労働環境を圧迫している、とコクハツする反日サヨク本だ。
▽アマゾン古本価格1円
タイ、マレーシア、インドネシアなどに進出した日本企業の負の面を探索。いかに現地の労働者が“犠牲”になり、過酷な労働現場に置かれているかを、書き流している。単行本の発行は1984年。
サヨクがインテリだという幻想を捨て去るには、格好の教科書である。戦前とは違い、団塊以降のサヨクなど、理解力も判断能力もないことが、この本でよく判る。
「あわただしくリサが到着した。陽気でおしゃべりである」(『アジア絶望工場』181頁)
名著と聞いて読んでみたが、フィリピン編では何故かバーを巡って女性と日本語で語り合うシーンが延々50ページも続く。鎌田慧は「フィリピンの夜の女性たちは、日本の経済進出の犠牲者だ」と主張、ご熱心な取材を続ける。
しかし事実の提示もなく、どう読んでも単に飲み歩いているだけ…
▽鎌田慧(岩波書店HPより)
それは笑って済ませられるが、この本の“白眉”は、シナ編だ。
労働現場に飛び込んで取材し、労働者の目線で問題点を浮き彫りにするのが鎌田慧のスタンスだ。しかし、シナでは国務委員財政部長(財務相格)と会見してレクチャーを受け、党幹部と労働現場を巡回。
そして当然のようにシナの労働現場が、いかに素晴しいか語り尽くす…改めて読み返すと絶望的な気分になる。
労働現場を管理サイドから眺めた時点で、ルポとしては0点である。その間違いを鎌田慧自身が認識していないと同時に、絶賛する左派言論人も気が付かなったようだ。
【万人坑プロパガンダの正体】
80年代の半ばになっても我が国の左派言論人の対中共認識は、この程度だった。共産主義を盲信し、本音から「労働者の天国だ」などと思っていたのか…
▽レンガ工場で働く女性(AP)
盲信していたのであれば、単なる低脳軍団で済む。しかし中共の実態を故意に隠蔽していたのなら、それは犯罪行為に等しい。奴隷大国シナの加担者だ。
我が国の労働貴族が、ぬるま湯に浸る中、労働者を主体とした国家では中世の暗黒時代さながらの奴隷が次々に生まれ、声なき悲鳴をあげている。
その悲鳴を押し潰していたのが、我が国の左派言論人であった。現在の反日ファシストも同じだ。
本当に、この悲惨な現実が見えないのか?
▽保護された奴隷工(ロイター)
鎌田慧が探していた絶望工場は、フィリピンの夜の街ではなく、共産党幹部の自宅敷地内にあったのだ。
闇工場の経営者だった王斌斌は逮捕された。しかし、父親で地元共産党書記の王東記は、18日に党籍を剥奪されたものの、行方をくらましている。失踪ではなく、バックの公安組織が身柄を隠しているものと見られる。
▽党幹部の奴隷工場屋外施設(AFP)
事態の広がりに震える胡錦濤政権は、調査の徹底を命じる一方で、メディア規制を開始した。いったんは国営テレビもニュースとして扱ったが、報道は一気に終息しているようだ。
これ以上のマイナスイメージは、五輪開催にも影響を与えかねない。しかし今の時代、数多の奴隷工場を隠し切るのは無理だ。露見したの闇工場など氷山の一角に過ぎないことは誰の目にも明らかである。
▽湖北省のレンガ工場(ロイター)
そして何故、中共が未だに「旧日本軍による万人坑」なる捏造話を拡大宣伝するのか、その意味がようやく分かった…
シナ大陸には、膨大数にのぼる「使い捨て強制労働」が、現在進行形で続いているのだ。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます♪
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↓

参考記事:
AFPBB6月20日『中国の過酷な労働実態、当局も加担、と人権団体が批判』
読売新聞6月22日『誘拐少年に強制労働、中国で表面化…温首相は徹底調査指示』
大紀元日本6月22日中国児童強制労働事件:公安当局、地元警察と工場側の癒着・汚職調査進める
朝日新聞6月18日『拉致された子、強制労働 中国当局600人保護』
東京新聞6月21日『中国、児童労働で全国調査 批判懸念、メディア規制も』
北京週報6月20日『外交部「中国政府、児童労働を断固取締り』
*************
【告知】
6月27日に反日メディアが大騒ぎして不愉快な思いをしそうな気配が濃厚です。ただし、それを奇貨として河野洋平には自分の罪の重さに震えてもらいましょう。
それぞれの憤怒を形にして風圧を与えることは、個々人に出来る数少ない作業と考えます。
言葉巧みに誘い、睡眠薬を飲ませ、過酷な労働現場に送り込む…
ショッキングな奴隷工場の実態が次々に暴かれる中、北京の中共政権は防戦一方だ。
6月20日に温家宝が改めて徹底調査の方針を示したのに続き、22日にはシナ山西省の省長が謝罪会見を開くなど、問題の火消しに躍起になっている。
シナ内陸部の各地で暴かれた奴隷工場。それはシナ国営テレビも報道する異例づくめの事態に発展。これを海外メディアが大きく報じたことに当局は警戒感を抱き始め、一過性の個人犯罪に落とし込めようとしている…
▽山西省で保護された奴隷工(AP)
耳目を集めたのは、山西省南部の臨汾市洪洞県にあるレンガ工場だ。
切っ掛けは、5月27日、違法爆発物の取締中に、様子のおかしい労働者を警官が見つけたことだったとされる。立ち入り検査を行なったところ30人を超す悲惨な状態の労働者を相次いで発見。凄惨な労働現場の実態が浮かび上がった。
▽保護された奴隷工(ロイター)
ただし、これも官製報道で、実際の発見経緯は全く違うようだ。
見つかった労働者は、身体は火傷など傷跡だらけ…破けた衣服をまとい、腐臭を放っていたという。自由を完全に奪われ、過酷な現場で強制的に働かされていたのだった。
保護された労働者のうち、最年少は14歳の少年。さらに知的障害者も多数含まれていることが判明した。レンガ工場の労働者は5人の用心棒と6匹の大型犬に常時監視され逃げ出すことは不可能だった。
▽保護された14歳の少年(AP)
1日の労働時間は16時間にものぼり、食事は小麦をこねた饅頭だけだったという。中世にもなかった悪夢の奴隷工場は、この21世紀に我が国の隣国に存在していた…
【児童労働ではなく人身売買の奴隷】
問題のレンガ工場で働かされていた者たちは、すべて無給だった。始めから賃金など設定されず、家畜のように酷使されていたのだ。「奴隷」と分類するに相応な条件をすべて兼ね揃えている。
▽搬送される奴隷工(AP)
どのようにして彼らは、悲惨な奴隷工場に送り込まれたのか? 保護された20歳の男性は、連行された経緯を、こう明かす。
料理店の面接受ける為、河南省の省都・鄭州市を訪れていた男性は、レストラン経営者を名乗る人物に勧誘された。興味を抱き、その人物の車に乗り込み、与えられた飲料水を飲んだ時点で記憶を失う。
睡眠薬入りの飲料水だった。そして翌日に目覚めた時は、既にレンガ工場にいたという。言葉巧みというより、完全に人攫いだ。その日から地獄の奴隷状態が始まった…
勧誘した人物は、人身売買のブローカーだったのだ。
▽山西省のレンガ工場(ロイター)
明るみになったレンガ工場の問題は、過酷な奴隷労働だけではなく、人身売買を軸にした犯罪の構図が底にあった。人攫いが日常的に“奴隷”を掻き集め、工場に売り飛ばしていたのだ。
同様のケースは摘発された箇所だけに留まらず、山西省を中心に1,000人以上の子供が拉致され、奴隷工場に送り込まれたことが判明している。その中の最年少は8歳で、7年間も奴隷状態に置かれていた少年もいた。
子供たちの多くが鄭州市の駅などで攫われ、ブローカーによってレンガ工場など過酷な労働現場に売り飛ばされていた。拉致された子供に付けられた“値段”は、1人あたり500元(約8,000円)だったという。
▽救出された幼い少年(AP)
一部の暗黒経営者が奴隷を掻き集めていたのではない。中共の知られざる暗部として、そのような悲惨な状況は過去から積み上げられてきたものだ。
その暗黒面を暴く突破口を開いたのは、インターネットだった。
【救出劇を阻んだのは地元警察】
中共の御用メディアが報じた公安(警察)の摘発は創作ストーリーだ。
5月27日の工場摘発に関して中共メディアは小さく報じただけだった。しかし、子供の父親ら400人が連名で救出を訴えたことで、事態は劇的な変化を遂げる。
6月5日、河南省の新聞『河南日報』のWebサイト「大河論壇」に、救援を求める書き込みが掲載された…
「罪深き悪人の道!山西省の非合法レンガ工場に子供を売られた父親400人の血涙の救助要請」
*中国の奴隷売買(日テレ報道)
この告発が大反響を呼び、1週間足らずで約60万のアクセスが集まる。奴隷工場が暴かれるまでには、子供を攫われた父親たちの執念の追跡があったのだ。
不審な工場の情報をゲットした一部の父親が、出稼ぎ工を装って工場内部に入り込み、2ヵ月間で約40人の子供の救出に成功したという。その際、地元警察は救出を妨害し、奴隷工場を守る側に回っていた。
▽写真を見せて子供を捜す親(AP)
自分の子供しか連れ出すことしか認めず、多くの子供は取り残されたままだった。奴隷工場は何のお咎めもなく操業を続けていたのだ。
その中でネットでの告発が行なわれ、遂に当局も秘密工場を守り切れなくなった…それが国営メディアまでもが報じる異例の事態を呼び起こした。
【工場は共産党幹部の敷地にあった】
中共のプロパガンダTV局CCTV(シナ国営テレビ)も6月中旬に、奴隷工場の摘発を報じた。しかし、その内容は、救出された子供と家族との感動的な再会劇に重点が置かれ、暗部にまでは立ち入っていないようだ。
奴隷工場は一部の不届きな経営者による犯罪として扱い、葬り去ろうとしている。
*シナ国営テレビの報道(2分)
6月19日、中共外交部の定例会見で秦剛報道官は、こう開き直った。
「そもそもこのような事態が、賄賂を貪り法を曲げる少数の人間による行為なのか、それとも中国政府の政策なのかを、いくらか区別して受け止めるべきだ。中国に、大規模な児童の使用と搾取の普遍的な現象が存在するだろうか?」
答えは簡単だ。現在もシナには奴隷工場が多数存在し、中共支配が続く限り、それは普遍的な現象である。
▽傷だらけで発見された少年(ロイター)
事件が反響を呼ぶ中、中共は一部の悪徳経営者とブローカーの犯罪にして逃げ切りたいようだが、言い逃れの出来ない事実も発覚した。
一連の摘発の端緒となった臨汾市洪洞県のレンガ工場は、資源許可証も税務登録証もない闇工場だった…なぜ、そのような工場が存続できたのか、理由は明快だ。
闇レンガ工場があったのは、地元共産党支部の書記・王東記の自宅敷地内だった。そして工場の経営者は、息子の王斌斌なる人物。
▽党幹部敷地内の闇レンガ工場
つまり地元共産党支部の最高幹部一族が奴隷工場を築き上げていたのだ。公安(警察)が救出に向かった父親らを邪魔した理由も、そこにあった。
シナで公安(警察)は、住民を守るためではなく、党を守るために存在する。外敵のいない共産党の統治システムが奴隷工場を生んだことは明らかだ。
【『アジア絶望工場』に絶望する】
「9条の会」や『週刊金曜日』で“活躍”する老害サヨクに鎌田慧(かたま・さとし)なるルポライターがいる。もうかなりの高齢だが、労働問題を専門畑に、多数の左翼本を出版してきた。
その中に、左派言論人が名著・労作と絶賛する『アジア絶望工場』という1冊がある。日本の経済がアジア諸国の労働環境を圧迫している、とコクハツする反日サヨク本だ。
▽アマゾン古本価格1円
タイ、マレーシア、インドネシアなどに進出した日本企業の負の面を探索。いかに現地の労働者が“犠牲”になり、過酷な労働現場に置かれているかを、書き流している。単行本の発行は1984年。
サヨクがインテリだという幻想を捨て去るには、格好の教科書である。戦前とは違い、団塊以降のサヨクなど、理解力も判断能力もないことが、この本でよく判る。
「あわただしくリサが到着した。陽気でおしゃべりである」(『アジア絶望工場』181頁)
名著と聞いて読んでみたが、フィリピン編では何故かバーを巡って女性と日本語で語り合うシーンが延々50ページも続く。鎌田慧は「フィリピンの夜の女性たちは、日本の経済進出の犠牲者だ」と主張、ご熱心な取材を続ける。
しかし事実の提示もなく、どう読んでも単に飲み歩いているだけ…
▽鎌田慧(岩波書店HPより)
それは笑って済ませられるが、この本の“白眉”は、シナ編だ。
労働現場に飛び込んで取材し、労働者の目線で問題点を浮き彫りにするのが鎌田慧のスタンスだ。しかし、シナでは国務委員財政部長(財務相格)と会見してレクチャーを受け、党幹部と労働現場を巡回。
そして当然のようにシナの労働現場が、いかに素晴しいか語り尽くす…改めて読み返すと絶望的な気分になる。
労働現場を管理サイドから眺めた時点で、ルポとしては0点である。その間違いを鎌田慧自身が認識していないと同時に、絶賛する左派言論人も気が付かなったようだ。
【万人坑プロパガンダの正体】
80年代の半ばになっても我が国の左派言論人の対中共認識は、この程度だった。共産主義を盲信し、本音から「労働者の天国だ」などと思っていたのか…
▽レンガ工場で働く女性(AP)
盲信していたのであれば、単なる低脳軍団で済む。しかし中共の実態を故意に隠蔽していたのなら、それは犯罪行為に等しい。奴隷大国シナの加担者だ。
我が国の労働貴族が、ぬるま湯に浸る中、労働者を主体とした国家では中世の暗黒時代さながらの奴隷が次々に生まれ、声なき悲鳴をあげている。
その悲鳴を押し潰していたのが、我が国の左派言論人であった。現在の反日ファシストも同じだ。
本当に、この悲惨な現実が見えないのか?
▽保護された奴隷工(ロイター)
鎌田慧が探していた絶望工場は、フィリピンの夜の街ではなく、共産党幹部の自宅敷地内にあったのだ。
闇工場の経営者だった王斌斌は逮捕された。しかし、父親で地元共産党書記の王東記は、18日に党籍を剥奪されたものの、行方をくらましている。失踪ではなく、バックの公安組織が身柄を隠しているものと見られる。
▽党幹部の奴隷工場屋外施設(AFP)
事態の広がりに震える胡錦濤政権は、調査の徹底を命じる一方で、メディア規制を開始した。いったんは国営テレビもニュースとして扱ったが、報道は一気に終息しているようだ。
これ以上のマイナスイメージは、五輪開催にも影響を与えかねない。しかし今の時代、数多の奴隷工場を隠し切るのは無理だ。露見したの闇工場など氷山の一角に過ぎないことは誰の目にも明らかである。
▽湖北省のレンガ工場(ロイター)
そして何故、中共が未だに「旧日本軍による万人坑」なる捏造話を拡大宣伝するのか、その意味がようやく分かった…
シナ大陸には、膨大数にのぼる「使い捨て強制労働」が、現在進行形で続いているのだ。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます♪
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参考記事:
AFPBB6月20日『中国の過酷な労働実態、当局も加担、と人権団体が批判』
読売新聞6月22日『誘拐少年に強制労働、中国で表面化…温首相は徹底調査指示』
大紀元日本6月22日中国児童強制労働事件:公安当局、地元警察と工場側の癒着・汚職調査進める
朝日新聞6月18日『拉致された子、強制労働 中国当局600人保護』
東京新聞6月21日『中国、児童労働で全国調査 批判懸念、メディア規制も』
北京週報6月20日『外交部「中国政府、児童労働を断固取締り』
*************
【告知】
6月27日に反日メディアが大騒ぎして不愉快な思いをしそうな気配が濃厚です。ただし、それを奇貨として河野洋平には自分の罪の重さに震えてもらいましょう。
それぞれの憤怒を形にして風圧を与えることは、個々人に出来る数少ない作業と考えます。

この記事へのコメント
>つまり地元共産党支部の最高幹部一族が奴隷工場を築き上げていたのだ。
中国共産党員の残虐さって洒落になら無いですね。21世紀でしょ?何処の19世紀の世界の話ですか?何故、日本のサヨクは非難の声を挙げないのですか?声を潜めている日本の腐れサヨク。それだけで奴等の正体が判ります。南京での大虐殺は、この様な残虐さを持った中国共産党軍がやった、中国人の歴史的慣行『屠殺屠城』即ち、『中国共産党軍による、南京に於ける通州事件』であったのです。見事な自爆。中共人、日本の神々がロックオンしましたよ。あの様な奴隷工場は、至る所にある筈です。一党独裁中国共産党といい、日本共産党と言い『共産党』など、碌なものじゃないです。そう云えば、週刊金曜日の朝日新聞本多勝一(崔泰英)も徹底的に、追及すべしです。あんな奴の老後に、日本人の血税など絶対に使いたくないです。スレ違い済みません。
実態は人権以前の奴隷主義。究極の格差社会。
そして、この中国でオリンピックを行って良いかどうかも判断すべきです。
…あまりの非道ぶりに目を覆いたくなりましたよ。
シナは本当に恐ろしい国家です。こんな非人道国家と友好関係を築く必要はありませんね。
15億とも云われる人口を世界に配布、教育も教養も施していない棄民が民主国家に入れば一票、公害以上の何物でも有りません。
一方で「ドル」をファンドで使い始めた、アメリカも日本の「ドル」は怖いが、中国の「ドル」は怖くないとでも考えているのでしょうか?「奴隷とファンド」、「核」を持たない悲劇がこんな処にも見える。
又中国に振り回されるアメリカを見るのでしょうか?日本も早く一本立ちをしないと、奴隷を今だ持つ国に振り回されるのは「恥」。
ダルフ-ル問題より世界中にインパクトを与えると思います。
今考えると、共産主義が社会を支配していた国は、いずれも後進地域であった。今や完全に共産主義者の不明(低脳)、残酷、非情、卑劣さが証明されている。
それは、いまも現在の共産支那社会に如実に見られる。共産・独裁・人治は人身売買の奴隷社会だ。日本のサヨクは、この現実にもう、一言も無いだろう。
奴隷工場を自宅敷地内にもつ、工場経営者は、共産党幹部であった。共産党員とは、人命を金で売買する卑劣奸、別名金の亡者たちなのである。
独裁・人治という共産党の統治の仕組みが奴隷工場を生んだことは明らかだ。これが、共産主義の結論であることも明らかである。日本サヨクの妄想は、もはや見る影も無い。無残に砕かれた。
日本の人権派の方々や社民党は、欧米の人権活動家のように中国の人権侵害について、抗議しているんですかね。
どう申せばよいのか、UPされた写真でみる奴隷労働者はクーリーそのものであり、我が子に再会し泣き叫ぶ母親は阿Qそのままに見えます。
私たちが思っている以上に支那というのは脆弱な社会であり、故にこそ支那凶が天下を取れたのではないか・・・・そんな気がします。
米国の議会では、中国の人権弾圧について、北京オリンピックのボイコットも検討されているらしいですが、是非日本も検討すべきですね。
実は「微笑外交」とサヨクのプロパガンダによって騙されていただけだったんでしょうね。
署名行ってきます。
さらに、シナ国営テレビが「警察が救出・解放した」と、悪を善に仕立て上げて報道するところが、いかにも共産党らしい。
いよいよ北京五輪が危うくなってきた。
ところで、NHKはこの件を報道したのでしょうか?もっとも、シナ国営テレビの横流しでは仕様がないが…。
21日のクローズアップ現代(沖縄集団自決)は、「軍命令あった派」の観点からだけ製作されていた。いつものNHKの手口だが、あれを頭から信じてしまう「女・子供」がいることが恐ろしい。
その批判が、一体届いていますか、NHKの職員が不祥事で逮捕されたのは、半年で6人も居るんですよ、しかも、職務的、政治的な理由じゃなく、猥褻や不正、横領でしょう、唯の犯罪者ですよ。
こういう団体に一体どうすれば、一矢を報いることが出来るのか、受信料の不払いしかないでしょう、何処かの国に阿って報道を曲げて矮小にしたり、不作為を犯したりするのは、放送局として真に僭越な行為と言わざるを得ません、報道の自由が如何なる職分の壁も越えられるワケではないからです、云うまでもなく、外交は行政の仕事です。
こういう、明かな人権侵害を報道して、世に問う事こそが報道機関のの本文でしょう、其れを放棄したのでは、唯の情報攪乱機関でしかない、即刻の解体を求める。
さて、今回の共産シナにおける奴隷工場の実態、残酷という表現では飽きたりないくらい悲惨ですね。
このような国が隣国に存在すること自体、日本はつくづく不幸な国家であると実感します。
しかし、この奴隷工場のことは共産党がある限り、いやシナがシナである限りさほど不思議ではないように思います。歴史を紐解けばこのような事例は日常茶飯事だからです。だからして「中国」という国は未だ中世の闇を彷徨っているに過ぎない。そういう風に感じます。
問題は、この事件をきっかけにして中国共産党の内部抗争に発展するのではないかということです。
北京閥がせっかく上海閥を追い出し安定しつつあったのに、この件でコキントウの立場が大きく揺らいだことは間違いないでしょう。
日本に関する影響はどのくらいになるのか、がもっかのところ心配です。
事は共産党、共産主義の責任に帰すことはできないと考えます。その論理で行けば、共産党政権が壊滅すれば、このような奴隷労働は、シナからなくなる、という結論になります。(目下の敵・中共を追い込むためにこの事件を大いに活用することには賛成です。)
しかし、これはむしろシナ文明の特性に属することであるとわたしは考えます。 だめ狼さん、宿屋飯盛さん、樅野さんも指摘されていますね。このような事は、共産党以前にもあったどころか、古代より繰り返されてきたことであるからです。中世どころか、シナはいまだに古代社会をひきずっているのでしょう。
その点を激しく衝く仕事をしたのが魯迅ではないでしょうか?
関連の弊エントリーをTBさせていただきます。
シナ人がこのニュースに驚いているのが又シナ流の問題ですね。
>神谷晃良さま
こんにちは。情報が発達した21世紀の出来事…本多の捏造本も情報がない中だからこそ可能だった詐術で、今は無理でしょう。
>屋根の上のミケ様
有り難うございます。改めて鎌田慧の悪質さに脱力しました。そこに加担した知識人の低レベルと犯罪性はハッキリしてきたようです。
>とおる様
中朝はお互いをコピーし合ったような類似関係ですね。ホントにこんな国で五輪を開催するのか…常軌を逸した事態です。
>現役保険営業マンさま
こんにちは。過酷な労働環境以前の組織犯罪です。凄惨な写真の数々は、非道の一語に尽きると思えます。
>古田さま
共産主義には元から棄民をセットしてますね。こんな国に振り回され指導を受けるマスコミの異常性こそ問われるべきでしょう。
>キラーT細胞さま
同じ漢民族でもこの非道ぶり…異民族やだったらと想像すると背筋が寒くなります。自治区の悲惨さは推して知るべしでしょう。
奴隷以外の何ものでもありません。当然、無視するでしょうが、人権派は一言くらい「現存する奴隷」を論じてほしいですね。
>名無しの経営者さま
封建制度の上に共産主義の看板を架け替えたことに悲劇の源があります。こんな国を讃える左翼陣営はホントに無惨です。
>自己反省さま
我が国の自称人権派=老害サヨクは完全に孤立しています。シナに関しては未だに理想国家ですから、もう終わっていますね。
>初心者さま
これから日本社会でも言論界でも対シナ観の問題は大きくなると思います。民主分裂は意外にシナ問題かも知れません。
>宿屋飯盛さま
そうですね、共産党統治モデルの以前にシナ人のセンスの問題があるのは確かです。農村社会の構造は変わらないようです。
>憂国騎士団さま
五輪関連施設のレンガひとつにも怨念が籠っていそうです。そこで行なう“平和の祭典”…人類の蒙昧とさえ言えそうな現実です。
>北之茂良助さま
鎌田慧は「先富論」を絶賛し、不公平は当然だとも述べています。陰で泣いている労働者などゴミみたいな存在なのでしょうね。
NHKは報じていないハズです。連中にとっては奴隷工場は軽微なニュースのよう。国営TVを日本人の手に戻す作業が急務です。
>ナポレオン・ソロさま
NHK受信料は、中共プロパガンダ支援費とはっきり銘打つべきでしょうか。敵の宣伝工作にビタ一文払う必要はないですね。
>樅野さま
初めまして。本当にシナ内陸部には中世の闇が現存しているようです。北京指導部はかなり慌てているのでは、と推察できます。
>マルコおいちゃん
確かにシナ近代史から俯瞰する必要がありますね。深い地層からシナ問題を抉る、おいちゃんの手法は益々重要と感じました。
改めないならば
受信料不払どころか
過去に支払った分全部返却すべし
写真多数ですが中国語
http://news.163.com/special/00012AN3/blackslave070620.html
其れが、21世紀の現在でも、誘拐~売買と言う形で行われていた事、其れを買う立場の人間が、そう言うことを取り締まるべき立場の人間である共産党幹部で有った事に、共産主義社会に理想の夢を描いていた人民の絶望が有ります。
共産主義が人民を感動させたのは、自由、平等、博愛の他に「貧困の撲滅」を党のテーゼとして掲げたことだったでしょう、貧困は人を狂わせます、貧困が不正を人の身近なモノにするからです、そしてやがて、心の中の正義を滅ぼし尽くすからです。
何故か? 例えば、貧しさから発生する「餓え」は、人間の「生きたい」と言う本能を必要以上に掻き立てるモノだからです、貧しくては、如何に正しく勇気のある人でも、正義を行えない時が有るからです。
爾後60年近くの時間が過ぎてこの有様です、シナの古来からの陋習さえ糺せないワケです、それどころか、共産主義、或いは、社会主義を実践躬行した社会に、共産主義がもたらしたモノは、自由・平等・博愛ではなく、統制・差別・密告にして人権無視社会でした、神聖で有るべき労働が産む「価値」は、全く凍り付き、発展しないままでした、そして肝心の「貧困を撲滅」できたでしょうか、途中で市場開放に転じたシナの様に、格差を広げ、却って拡大したダケの結果しか無い処も有りますが、是を例外としても、大抵の国では「等しく貧しくなっただけ」、つまり、「貧困を撲滅」した処か、「貧困を広めた」ダケだったワケです。
つまり、シナ人が、朝鮮人が故に間違ったのではなく、共産主義自体が間違っていたと言う事です。
中共人そして朝鮮人の歴史認識に託けた反日思想も、李登輝さんが指し示された理由に基くものだと思います。彼等が、東アジアの貧しい小国民である内は、大目に見られました。しかし、中共人朝鮮人共、核兵器を持ち、在りもしない捏造した歴史を掲げて『謝罪しろ反省しろ』と、盟友アメリカ合衆国で大々的に示威行動を為しています。その根底に在るのは、中共人は「自身以外を見下す中華思想」、朝鮮人は「恨と呼ばれる妬み嫉みの思想」だと感じます。拘束力の無い、米下院慰安婦決議に掛ける朝鮮人の、あの非生産的無意味な熱意など正にそれです。『戦争に負けた日本が、自分達より立派にやっている、キィー!面白くない。踏みつけてやるから土下座して謝れ!金よこせ』。「恨」の正体です。最早看過できません。日本国日本人の安全保障の為に、だからこそ彼等の反日の一つの根拠たる、『従軍慰安婦』『南京大虐殺』を潰さざるを得ないのです。第二波第三波行くべきです。と同時に、