緒方重威 不可解な密会劇…すべては朝銀事件の闇に
緒方重威は監視網を知りながら総連幹部と会っていた。堂々たる“密会”は何を意味するのか…メディアは裏取引の経緯に着目するが、事件の背景にあるのは朝銀問題の深い闇だ。
6月13日、最初の会見で緒方重威(しげたけ)は報酬について、こう語っていた。
「着手金は1,000万円で、年100万円を5年間受け取る予定だが、まだもらっていない」
しかし、東京地検特捜部の調べで、実際に緒方重威の手に渡っているカネは、その10倍だったことが判明。緒方自身も白状している。
「4月に元社長から1億円を受け取った」
元社長とは、この事件の仲介役・満井忠男だ。バブル期に地上げで名を轟かせた「三正」代表で、98年には仮想売買で逮捕。今回の総連本部事件でもキーマンとなっている。
これまでの所、大掛かりな事件の割には、登場人物は少なく、5人前後。そしてカネの流れも意外に単純化されている。
▽カネの流れと登場人物(産経新聞)
朝鮮総連ヤミ金庫の“黒い頭取”=許宗萬(ホ・ジョンマン)から満井忠男に流れたのが4億8,400万円。その満井から約1億5,000万円が出資調達役の42歳元銀行員に渡っていた。2億円は許宗萬に返却。
残るは1億円…18日の会見で9条ネット共同代表の土屋公献は、こうシラを切っていてた。
「3億5,000万円は保証金。残り1億円以上は私にも分からない」
▽18日会見する土屋公献(北海道新聞)
余りにもお粗末なウソだった。その会見の時点で既に1億円は緒方重威のサイフに入っていたのだ。在日不法マネーを取り仕切る暗黒弁護士にしては脇が甘過ぎた。
裏金の流れは素早く判明したが、反面、特捜部が登場人物を少数に絞り、背後まで追及せず、打ち止めにする恐れもある。この事件の本質は総連本部の保全というシンプルなものでは決してないのだ。
【毎日新聞にリークしたのは誰か?】
これまで総連マネーに絡んだ問題は、全マスコミが参加する劇場型の騒ぎになることはなかった。大半が闇から闇に葬られて終了だった。しかし、今回は明らかに様相が異なる。
第一のミステリーは、6月12日の『毎日新聞』スクープ記事のリーク元だ。現時点では、様々な可能性が考えられ、消去法で絞り込む作業も難しい…
▽朝鮮総連中央本部(毎日新聞)
例えば内部告発説。許宗萬は朝鮮総連の実質的なトップだが、独裁ぶりを嫌う内部関係者も多いという。総連の権力闘争で後ろから刺されたとしても不思議ではない。
また北朝鮮指導部も、許宗萬に対して疑惑の目を向け、本国召還命令を下していたとの情報もある。その昔、許宗萬は膨大な送金で平壌の覚えが目出度かったが、今はATMとして役に立っていない。
北朝鮮指導部にとってカネを持って来ない在日朝鮮人など、ただの外国人だ。掃いて棄ててもOKである。
▽総連最高幹部・許宗萬(NNN)
朝鮮総連内部告発説、平壌筋リーク説は『毎日新聞』の親北スタンスから仰ぎ見ると充分にあり得る。陰謀論風味だが、決して可能性ゼロではない。
その逆で、ストレート過ぎて意外性に欠けるのが警視庁公安部によるリーク説だ。当然のように『毎日新聞』がスクープを打つ前に、公安部は異常な動きを察知していた。
しかし、その動きが奇ッ怪なのだ…
【事態が急展開した6月11日の謎】
露見直前、総連サイドの許宗萬自身が、まるで“自爆”するかのような不用意な行動を取っていた。
4月中旬に緒方重威は土屋公献の事務所を訪れ、許宗萬と謀議を行なったことが明らかになっている。だが、緒方と許宗萬が接触したのは、この1回だけではない。緒方本人が13日の最初の会見で自ら、こう自白している。
「(許宗萬と)土屋事務所で数回、会った」
▽北朝鮮のフィクサー土屋公献14日(産経新聞)
何度も謀議を重ねていたのだ。そして18日の会見で緒方は注目すべき発言をしている。
「カネが(元社長に)行ったと知ったのは11日の夕方です」
緒方自身の説明によれば、6月11日、今度は許宗萬が緒方のオフィスを訪れ、謝礼金について説明をしたという。ガードの甘い、不可解な訪問だ。これを我が国では「密会」と呼ばない。
▽元公安調査庁長官・緒方重威(時事通信)
警視庁公安部外事二課は、許宗萬を行確(行動確認)対象にし、完全に足取りをマークしている。ほぼ24時間監視を行ない、許宗萬がどこで誰と会うか徹底調査しているのだ。それは許宗萬も承知している。
外事二課の捜査官は、6月11日に許宗萬が元公調トップの事務所に入っていくのを確実に捕捉していた。見逃すことは、あり得ない。つまり11日の時点で外事二課は“動かぬ証拠”を掴んでいたのだ。
【行確を知りつつ動いた許宗萬&緒方】
毎日新聞が追及を始めたのも、表向きだが、11日のことだった。スクープ記事の最後半に、何気ない記述がある。
毎日新聞は11日、弁護士事務所や家族を通じて緒方氏に取材を申し込んだが、12日未明までに回答を得られていない。(毎日新聞12日)
電話取材だけではなく、港区のオフィスや目黒区の自宅まで押し掛けていたと考えられる。許宗萬の緒方事務所訪問に前後して、毎日新聞は詰めの取材を行なっていたのだ。
事件発覚後の14日朝、緒方重威は強制捜査に憤慨していた。
「ここをガサ(捜索)して事実をつくることが大事だったんですよ。何のために…? それは、これを潰すためです。取引を」
▽14日直撃された緒方重威(ANN)
意味深長な発言だ。
インテリジェンス機関の長だった緒方重威は、許宗萬が行確対象であったことを知っている。それを承知で許宗萬の緒方オフィス訪問を許していた。
警視庁公安部外事二課に、自分と許宗萬の関係を見せつけるかのような異常な行為だ。大胆不敵である。緒方と許の双方が不用心だったとは到底考えられない。
2人が共に抱いていたのは、例え外事二課が気付いても、捜査の手を伸ばして来ないだろうという確信だ。架空取引、強制執行妨害を行なっても、表沙汰にならないという自信である。
その確信は、どこから来ていたのか?
【総連中央ビルの命脈は絶たれた】
問題となった千代田区富士見の朝鮮総連中央本部は、18日の地裁判決で競売の対象になることが確実となった。仮執行宣言が付いていたのがポイントで、判決確定前でも差し押さえ、競売が可能だ。
朝鮮総連の序列3位・南昇祐(ナム・スンウ)は、翌19日に火病談話を発表、こう息巻いている。
「RCCの債権回収問題が政治問題に変質し、朝鮮総連中央本部会館を駆逐せよと言わんばかりの異様な状況が作られたことは、現政権の朝鮮総連敵視政策と在日朝鮮人に対する排外主義に起因する」
▽総連ナンバー3南昇祐(参考画像)
文句があるなら借金を返してからにせよ。日本人様にお金を頂戴して逆ギレするとは余りにも愚かしい。
マスコミも関連ニュースで、競売がただならぬ事態で、総連の凋落を示すものだといった論調で伝えている。ところがRCCによって総連の重要施設が競売にかけられるのは、これが初めてではなかった。
【競売にかけられた重要工作拠点】
朝鮮総連は、千代田区の中央本部以外にも、都内には2つの工作拠点を持っている。文京区千石4丁目の東京都本部、そして、同じく文京区白山の朝鮮出版会館。
2拠点のうち、朝鮮出版会館が2001年に競売に出された。朝鮮新報社や科協、留学同など20余りの工作機関が入る悪の巣窟ビルだ。今年4月、環状線封鎖の朝鮮人騒擾事件が起きた現場でもある。
▽朝鮮総連会館前の騒擾事件(東京新聞)
地上13階建て、敷地面積は約180坪。白山通りに面した交通至便な都心の一等地である。周囲は神社・仏閣も多い閑静な高級住宅街だが、不逞半島人が居座り、ロケーションを台無しにしている。
競売にだされた朝鮮出版会館だったが、占有権を主張するダークな面々を恐れてか、結局、買い手は現れず。競売は取り下げられた。その後、不透明な顛末を経て、所有権は「朝鮮出版会館管理会」という有限会社に移っている。
▽文京区白山の朝鮮出版会館(宝島Real038より)
ジャーナリスト野村旗守氏の丹念な取材によれば、この有限会社は総連のダミー会社で、設立は2000年12月。当時の社長は、朝鮮学校の教科書をつくる「学友書房」の河泰弘(ハ・テホン)。もちろん総連幹部だ。
2001年7月に朝鮮出版会館を担保に約4億8,000万円の融資を受けていることが判明。融資を行なったのは宮内善彦率いるオリックスだった。
状況から判断すると、総連がダミー会社を使って元競売物権を取り返したことは明らかである。問題は5億円以下で買い戻したことだ。
【悪の錬金術で生まれた50億円】
バブル全盛期、朝鮮総連は、この出版会館を担保に、なんと80億円を超す乱脈融資を行なっていた。当時の不動産価値は推定30億円以下。つまり50億円が悪の錬金術で生み出されたのだ。
その乱脈融資を行なったのが、朝銀大阪と朝銀東京だった。融資枠を越えているにも関わらず、約50億円が魔法のように捻り出された…
▽朝銀東京
そしてバブル崩壊で当然のように朝銀は破綻。50億円もの乱脈融資のツケを被ったのは、善良な日本人勤労者だった。
これを不良債権と呼ぶのは容易い。しかし、朝銀のケースは全く違う。錬金術で生み出された巨額マネーは、北朝鮮に送られたのだ。
想像を絶する国際金融犯罪である。
だが、それにも関わらず、2001年の朝鮮出版会館をめぐる問題は、ニュースにならなかった。あらゆるメディアが無視する完全な闇の中で買い戻しが進められたのだ。
それが今回の中央本部偽装売買事件で何を意味するのか?
▽直撃取材を受ける許宗萬(朝日新聞)
朝鮮出版会館の買い戻しで暗躍したのも許宗萬だった…つまり、許宗萬は取引が「事件化・表面化」しないという絶対の自信があったのだ。
そして、緒方重威にも過去のケース同様に、問題化しないという確信を持っていたに違いない。それだからこそ、外事二課の監視を知りながら堂々と何回も接触を続けていた、と考えられる。
2人の確信は共通している。異常な取引をしてもバッジ(国会議員)が守ってくれると安心しきっていたのだ。
【葬られた史上最大の金融犯罪】
今回の事件で浮かび上がった4億円、5億円などタバコ銭に過ぎない。更に、30億円とも言われる中央本部の不動産も、微々たるカネだ。背景にあるのは、公的資金1兆4000億円が注入された朝銀問題である。
RCCが総連に返済を求める627億円。それも朝銀の乱脈融資・違法送金が生み出した文字通りの負の遺産だ。
▽朝鮮総連本部前での抗議活動(ロイター)
この期に及んでも各メディアは事件の根源をなす朝銀問題に触れようとしない。マスコミはバッジを恐れ、迎合し、10年以上も国民を欺き続けた。
朝銀問題は日本史上の最大の金融犯罪とも言われる。
それを無視して国政を論じる資格はない。
問題の核心は、朝銀をめぐる深い闇の中にある。
過去に葬り去ったものを、覚悟を決めて掘り起こせ。
〆
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参考文献:
別冊宝島Real『北朝鮮「対日潜入工作」』2002年
野村旗守論文「『公的資金』をあてこんだ、朝鮮総連の『競売物権買い戻し計画』をすっぱ抜く!」
参考記事:
イザ6月23日『出資調達役に1億5000万円 総連仮装売買』
読売新聞6月21日『緒方元長官に1億円、東京地検が朝鮮総連の許副議長を聴取』
NORTH KOREA TODAY6月15日『緒方重威氏記者会見答弁全文』
6月13日、最初の会見で緒方重威(しげたけ)は報酬について、こう語っていた。
「着手金は1,000万円で、年100万円を5年間受け取る予定だが、まだもらっていない」
しかし、東京地検特捜部の調べで、実際に緒方重威の手に渡っているカネは、その10倍だったことが判明。緒方自身も白状している。
「4月に元社長から1億円を受け取った」
元社長とは、この事件の仲介役・満井忠男だ。バブル期に地上げで名を轟かせた「三正」代表で、98年には仮想売買で逮捕。今回の総連本部事件でもキーマンとなっている。
これまでの所、大掛かりな事件の割には、登場人物は少なく、5人前後。そしてカネの流れも意外に単純化されている。
▽カネの流れと登場人物(産経新聞)
朝鮮総連ヤミ金庫の“黒い頭取”=許宗萬(ホ・ジョンマン)から満井忠男に流れたのが4億8,400万円。その満井から約1億5,000万円が出資調達役の42歳元銀行員に渡っていた。2億円は許宗萬に返却。
残るは1億円…18日の会見で9条ネット共同代表の土屋公献は、こうシラを切っていてた。
「3億5,000万円は保証金。残り1億円以上は私にも分からない」
▽18日会見する土屋公献(北海道新聞)
余りにもお粗末なウソだった。その会見の時点で既に1億円は緒方重威のサイフに入っていたのだ。在日不法マネーを取り仕切る暗黒弁護士にしては脇が甘過ぎた。
裏金の流れは素早く判明したが、反面、特捜部が登場人物を少数に絞り、背後まで追及せず、打ち止めにする恐れもある。この事件の本質は総連本部の保全というシンプルなものでは決してないのだ。
【毎日新聞にリークしたのは誰か?】
これまで総連マネーに絡んだ問題は、全マスコミが参加する劇場型の騒ぎになることはなかった。大半が闇から闇に葬られて終了だった。しかし、今回は明らかに様相が異なる。
第一のミステリーは、6月12日の『毎日新聞』スクープ記事のリーク元だ。現時点では、様々な可能性が考えられ、消去法で絞り込む作業も難しい…
▽朝鮮総連中央本部(毎日新聞)
例えば内部告発説。許宗萬は朝鮮総連の実質的なトップだが、独裁ぶりを嫌う内部関係者も多いという。総連の権力闘争で後ろから刺されたとしても不思議ではない。
また北朝鮮指導部も、許宗萬に対して疑惑の目を向け、本国召還命令を下していたとの情報もある。その昔、許宗萬は膨大な送金で平壌の覚えが目出度かったが、今はATMとして役に立っていない。
北朝鮮指導部にとってカネを持って来ない在日朝鮮人など、ただの外国人だ。掃いて棄ててもOKである。
▽総連最高幹部・許宗萬(NNN)
朝鮮総連内部告発説、平壌筋リーク説は『毎日新聞』の親北スタンスから仰ぎ見ると充分にあり得る。陰謀論風味だが、決して可能性ゼロではない。
その逆で、ストレート過ぎて意外性に欠けるのが警視庁公安部によるリーク説だ。当然のように『毎日新聞』がスクープを打つ前に、公安部は異常な動きを察知していた。
しかし、その動きが奇ッ怪なのだ…
【事態が急展開した6月11日の謎】
露見直前、総連サイドの許宗萬自身が、まるで“自爆”するかのような不用意な行動を取っていた。
4月中旬に緒方重威は土屋公献の事務所を訪れ、許宗萬と謀議を行なったことが明らかになっている。だが、緒方と許宗萬が接触したのは、この1回だけではない。緒方本人が13日の最初の会見で自ら、こう自白している。
「(許宗萬と)土屋事務所で数回、会った」
▽北朝鮮のフィクサー土屋公献14日(産経新聞)
何度も謀議を重ねていたのだ。そして18日の会見で緒方は注目すべき発言をしている。
「カネが(元社長に)行ったと知ったのは11日の夕方です」
緒方自身の説明によれば、6月11日、今度は許宗萬が緒方のオフィスを訪れ、謝礼金について説明をしたという。ガードの甘い、不可解な訪問だ。これを我が国では「密会」と呼ばない。
▽元公安調査庁長官・緒方重威(時事通信)
警視庁公安部外事二課は、許宗萬を行確(行動確認)対象にし、完全に足取りをマークしている。ほぼ24時間監視を行ない、許宗萬がどこで誰と会うか徹底調査しているのだ。それは許宗萬も承知している。
外事二課の捜査官は、6月11日に許宗萬が元公調トップの事務所に入っていくのを確実に捕捉していた。見逃すことは、あり得ない。つまり11日の時点で外事二課は“動かぬ証拠”を掴んでいたのだ。
【行確を知りつつ動いた許宗萬&緒方】
毎日新聞が追及を始めたのも、表向きだが、11日のことだった。スクープ記事の最後半に、何気ない記述がある。
毎日新聞は11日、弁護士事務所や家族を通じて緒方氏に取材を申し込んだが、12日未明までに回答を得られていない。(毎日新聞12日)
電話取材だけではなく、港区のオフィスや目黒区の自宅まで押し掛けていたと考えられる。許宗萬の緒方事務所訪問に前後して、毎日新聞は詰めの取材を行なっていたのだ。
事件発覚後の14日朝、緒方重威は強制捜査に憤慨していた。
「ここをガサ(捜索)して事実をつくることが大事だったんですよ。何のために…? それは、これを潰すためです。取引を」
▽14日直撃された緒方重威(ANN)
意味深長な発言だ。
インテリジェンス機関の長だった緒方重威は、許宗萬が行確対象であったことを知っている。それを承知で許宗萬の緒方オフィス訪問を許していた。
警視庁公安部外事二課に、自分と許宗萬の関係を見せつけるかのような異常な行為だ。大胆不敵である。緒方と許の双方が不用心だったとは到底考えられない。
2人が共に抱いていたのは、例え外事二課が気付いても、捜査の手を伸ばして来ないだろうという確信だ。架空取引、強制執行妨害を行なっても、表沙汰にならないという自信である。
その確信は、どこから来ていたのか?
【総連中央ビルの命脈は絶たれた】
問題となった千代田区富士見の朝鮮総連中央本部は、18日の地裁判決で競売の対象になることが確実となった。仮執行宣言が付いていたのがポイントで、判決確定前でも差し押さえ、競売が可能だ。
朝鮮総連の序列3位・南昇祐(ナム・スンウ)は、翌19日に火病談話を発表、こう息巻いている。
「RCCの債権回収問題が政治問題に変質し、朝鮮総連中央本部会館を駆逐せよと言わんばかりの異様な状況が作られたことは、現政権の朝鮮総連敵視政策と在日朝鮮人に対する排外主義に起因する」
▽総連ナンバー3南昇祐(参考画像)
文句があるなら借金を返してからにせよ。日本人様にお金を頂戴して逆ギレするとは余りにも愚かしい。
マスコミも関連ニュースで、競売がただならぬ事態で、総連の凋落を示すものだといった論調で伝えている。ところがRCCによって総連の重要施設が競売にかけられるのは、これが初めてではなかった。
【競売にかけられた重要工作拠点】
朝鮮総連は、千代田区の中央本部以外にも、都内には2つの工作拠点を持っている。文京区千石4丁目の東京都本部、そして、同じく文京区白山の朝鮮出版会館。
2拠点のうち、朝鮮出版会館が2001年に競売に出された。朝鮮新報社や科協、留学同など20余りの工作機関が入る悪の巣窟ビルだ。今年4月、環状線封鎖の朝鮮人騒擾事件が起きた現場でもある。
▽朝鮮総連会館前の騒擾事件(東京新聞)
地上13階建て、敷地面積は約180坪。白山通りに面した交通至便な都心の一等地である。周囲は神社・仏閣も多い閑静な高級住宅街だが、不逞半島人が居座り、ロケーションを台無しにしている。
競売にだされた朝鮮出版会館だったが、占有権を主張するダークな面々を恐れてか、結局、買い手は現れず。競売は取り下げられた。その後、不透明な顛末を経て、所有権は「朝鮮出版会館管理会」という有限会社に移っている。
▽文京区白山の朝鮮出版会館(宝島Real038より)
ジャーナリスト野村旗守氏の丹念な取材によれば、この有限会社は総連のダミー会社で、設立は2000年12月。当時の社長は、朝鮮学校の教科書をつくる「学友書房」の河泰弘(ハ・テホン)。もちろん総連幹部だ。
2001年7月に朝鮮出版会館を担保に約4億8,000万円の融資を受けていることが判明。融資を行なったのは宮内善彦率いるオリックスだった。
状況から判断すると、総連がダミー会社を使って元競売物権を取り返したことは明らかである。問題は5億円以下で買い戻したことだ。
【悪の錬金術で生まれた50億円】
バブル全盛期、朝鮮総連は、この出版会館を担保に、なんと80億円を超す乱脈融資を行なっていた。当時の不動産価値は推定30億円以下。つまり50億円が悪の錬金術で生み出されたのだ。
その乱脈融資を行なったのが、朝銀大阪と朝銀東京だった。融資枠を越えているにも関わらず、約50億円が魔法のように捻り出された…
▽朝銀東京
そしてバブル崩壊で当然のように朝銀は破綻。50億円もの乱脈融資のツケを被ったのは、善良な日本人勤労者だった。
これを不良債権と呼ぶのは容易い。しかし、朝銀のケースは全く違う。錬金術で生み出された巨額マネーは、北朝鮮に送られたのだ。
想像を絶する国際金融犯罪である。
だが、それにも関わらず、2001年の朝鮮出版会館をめぐる問題は、ニュースにならなかった。あらゆるメディアが無視する完全な闇の中で買い戻しが進められたのだ。
それが今回の中央本部偽装売買事件で何を意味するのか?
▽直撃取材を受ける許宗萬(朝日新聞)
朝鮮出版会館の買い戻しで暗躍したのも許宗萬だった…つまり、許宗萬は取引が「事件化・表面化」しないという絶対の自信があったのだ。
そして、緒方重威にも過去のケース同様に、問題化しないという確信を持っていたに違いない。それだからこそ、外事二課の監視を知りながら堂々と何回も接触を続けていた、と考えられる。
2人の確信は共通している。異常な取引をしてもバッジ(国会議員)が守ってくれると安心しきっていたのだ。
【葬られた史上最大の金融犯罪】
今回の事件で浮かび上がった4億円、5億円などタバコ銭に過ぎない。更に、30億円とも言われる中央本部の不動産も、微々たるカネだ。背景にあるのは、公的資金1兆4000億円が注入された朝銀問題である。
RCCが総連に返済を求める627億円。それも朝銀の乱脈融資・違法送金が生み出した文字通りの負の遺産だ。
▽朝鮮総連本部前での抗議活動(ロイター)
この期に及んでも各メディアは事件の根源をなす朝銀問題に触れようとしない。マスコミはバッジを恐れ、迎合し、10年以上も国民を欺き続けた。
朝銀問題は日本史上の最大の金融犯罪とも言われる。
それを無視して国政を論じる資格はない。
問題の核心は、朝銀をめぐる深い闇の中にある。
過去に葬り去ったものを、覚悟を決めて掘り起こせ。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます♪
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引き続き「河野談話白紙」への勢力拡大にご協力をお願いいたします。

参考文献:
別冊宝島Real『北朝鮮「対日潜入工作」』2002年
野村旗守論文「『公的資金』をあてこんだ、朝鮮総連の『競売物権買い戻し計画』をすっぱ抜く!」
参考記事:
イザ6月23日『出資調達役に1億5000万円 総連仮装売買』
読売新聞6月21日『緒方元長官に1億円、東京地検が朝鮮総連の許副議長を聴取』
NORTH KOREA TODAY6月15日『緒方重威氏記者会見答弁全文』
この記事へのコメント
…いやいや、なんとも深い闇に包まれている一件なんですねぇ。
おっしゃるとおり、もっともっと追求し、わが国がタブー視してきた総連・朝銀という巨悪の全容を解明すべきでしょうね。
日本の中枢部まで工作がいきわたってる事実に暗澹たる思いです。日本は闇から脱出できるのでしょうか?
日本国内のキリスト教だけが朝鮮人のせいでおかしくなっていたのかと思ったら、戦後の世界的潮流だったようです。ものすごいことが書かれていて読むと目からうろこが落ちる思いでした。共産主義は民主主義で重要視される宗教、マスコミ、法曹界などにガッチリ食い込んできて、民主主義国を内部から変質させようとしています。
『「ソ連解体」で冷戦も共産主義も終ったというのは、敵を無力化させるための逆情報という催眠術に他ならない』←これなんか「あぁぁっ!」と腑に落ちてくるフレーズです。
是非ご一読くださいませ。
http://www.christ-ch.or.jp/4_torinashi/back_number/2007/back_2007.html
或いは、申し立ては認められとしても、「競売→立ち退き」に要する時間と筋書きが読みきれていないことも考えられる。
仮執行宣言により、「自動的に差し押さえ・立ち退き」になるかのごとき報道もあるが、とんでもない誤解である。犯罪人の権利を厚く擁護している日本の法制度の中では、中央本部の処分一つとってみても事柄は決して容易ではない。
朝鮮銀行に使われたから嫌なんだよ。
日本人の結構な数が、朝鮮人食わせるの嫌になっちゃたし。
>不良債権問題や公金注入は朝銀だけではないでしょう
日本国民は公正に見ている。目眩ましは止めなさい。
他に同様の事例があるからといって、朝銀の犯罪が消えるわけではない。自分の罪は自分で償えと、日本人には当たり前のことを言っているに過ぎないのだよ。
朝鮮総連消滅!!破防法を!!犯罪組織に厳罰を!!
しかし朝銀に関しては、経営内容によってその返却が可能と思われない(というか、その経営内容が不透明過ぎる)。
にも拘らず公的資金が投入されたということに問題がある。
更に、そのどこに流用されているか解らない金の一部が資金となり、拉致などの活動資金に利用されている可能性が高い。
金とは収支だけでなく、その流れが大切である。
公正な視点とは、このようなことを言うのではないか?
ジェラード君はもう一度学校に行き、社会構造に就いてしっかり勉強し直すべし!
相変わらず、大変だねえ。ブログのコメント欄で印象操作活動とは。こんなことしてるより自分でブログ開いて言いたい言えばどうだい?
公平に扱ってるからこそ、ちゃんといちいち裁判所に提訴して争ってるんではないか。
破防法適用して団体は解散、資産は国家管理して文句言われる筋合いはないのだがね。
今回の記事読んで頭が痛いのは、この総連本部のビルの競売も果たして成立するだろうか、ということです。
いくら彼らの資産を差し押さえて競売に掛けても朝鮮出版会館のケースが繰り返されるだけではないか、ということです。
こんなあまりに筋の悪い物件は取得に二の足ふむという理由はわかります。もう、ビルは破壊して更地にするくらいしないと売れないかもしれない。
彼等は、破たん前に借り、ほとんどを踏み倒したのだ。住専で起こったことと似ているが、一方は、日本人である。日本人が日本人の金をどう使おうとも自由である。
朝銀は、北の銀行であったことは明らかである。日本国民の税金を1兆4千億円も踏み倒した。
公正な視点で見れば、北に処理を求めるのが、朝銀不良資産問題対処法の道理と言うものである。
何時まで経っても、自己処理が出来ない、在日鮮人社会は、日本人の冷笑の対象でしかない。
根拠の無い被害者意識を犯罪行為の言い訳にしている限り、永遠に日本社会のダニとして、軽蔑され続けるだけだ。
>もう、ビルは破壊して更地にするくらいしないと売れないかもしれない。
更地にするには立ち退かせねばなりません。それが難しい、というよりも競売を進めることが難しいのです。立ち退きさえ済めば、解体しようが残そうが落札者の勝手です。
総連の名義ではない中央本部に対する差し押さえを裁判所が認めたとしても、
①入札に持っていくまでの調査(物理的調査や賃貸・占有などの権利関係調査)を総連が邪魔する中でどうやって進めるか?
②第三者による落札が果たして可能か?
③可能だとして、どのようにして立ち退かせるか?邪魔立ては勿論、法外な立退き料を要求されるのは明らか。残念ながら、それが競売・明け渡しの現実なのです。
等々を考えたら、完了するのはいつのことになるか見当もつかない。
よって、日本政府の肝いりでコトを進め、政府自身が落札することがベストの策だと思います。
アネモネさま。
拙稿をTBします。
朝鮮人自身は脱法脱税でロクに払っておらんのでしょう(韓国籍でなく朝鮮籍を選ぶメリットに商工会の・・5箇条の・・げふげふ)
働くお兄さんお姉さんは一年のうち丸1~2日朝鮮人の為に働かされたのです。
坊ちゃん嬢ちゃん爺ちゃん婆ちゃんの分も払うお父お母は3~4日奉仕させられた、と。
逆に見れば北朝鮮人一人当たり6~7万円施してもらった計算で、あちらの生活費何か月分でせう。米なら何升買えたでせう。
現実には飢える民衆の腹を満たしたはずも無く、日本海に砕け落ちたテポドンやスカッド・核に化けたんでせうなぁ・・。
年金問題にキレてるおぢちゃんおばちゃん、これにもキレてください。
「1990年代後半から資金難と組織員離脱が深刻化した上、事務室で使う会館さえ順に差し押えされて、通りに追い出される境遇に追い込まれた」
そこで「総連は差し押えを避けようと土地・建物売買契約を結んだが、日本公安当局の緒方前長官宅捜索などの『弾圧』で不発に終わった」
違法行為を咎められたことを『弾圧』と表現している。法治を理解していない南鮮新聞らしいが、これで、土屋・緒方司法コンビが、「差し押えを避け」る為ではないと言っていたことが、嘘であったことが分る。
総連副議長も「安倍政権は最近 3ヶ月の間総連施設 14ヶ所と在日韓国人団体 39ヶ所を強制捜索して 11人を逮捕・拘禁するなど政治的弾圧をほしいままにしている」とその記事の中で話している。
つまり総連も、日本が法治国家であることを無視した発言をしているのだ。
南鮮の新聞も在日鮮人も、法治国家を全く理解していない。この民度の低さでは、近代国家経営は、困難だ。日本人との共生も不可能だろう。
問題はその政治的踏み台と云うか、踏み台を構成している貪官枉法の応援グループ(野中、河野、村山、土井、辻本・・・・TBS、朝日、筑紫、岩波書店、その他大勢)を何処まで追い詰め解体出来るかが勝負だろうな。
こんばんは。ややメディアも引き気味で土屋など総連サイドへの追及は手緩い感じ…今回も暴けなかったらマスコミ自滅です。
>もう寝ます様
完全に工作は中枢部に及んでいます。マスコミもそこでは同罪で、バッジ組まで追及できるかどうか実際には疑問です。
>神谷晃良さま
玉入れなど間接・直接的に北に流れ込んだカネは想像を絶する額でしょう。それが北を延命させたことも確実ですね。
>うらら様
暗部を知る緒方には絶対の自信があったように思えます。仰せの通りイタチごっこを続けていても何も前進はないですね。
>ジェラード
注入公的資金のあくまで借入金。イロハのイだが…。借金を返さずに、ウソばかり言う在日って本当に野蛮で薄汚いですね。
>キラーT細胞さま
野中だけでないことは確実です。その闇を暴くには与野党共に解体的な出直しが必要。構造的な部分にまで組み込まれていそうです。
>風来坊さま
登記問題は法的知識がないと太刀打ちできないので、貴エントリでの指摘が参考になります。新聞記者も無理解の部分があります。
犯罪資金となったことが問題。本質的に他行への注入問題とはまったく違いますね。
>じょーい様
未だに朝鮮人は朝銀事件で日本人の血税を吸った事実を見ようとしないようです。カネ借りて文句言う暴力乞食です。
>日本人さま
今後、二度と朝銀事件のような愚策を犯してはなりませんね。
>憂国士団さま
大手行は利息含めてほぼ完済し、未だに莫大な未納金を抱えるのは朝鮮犯罪銀行だけ。在日は公的資金の意味すら知らないよう。
>sdiさま
朝鮮出版会館のケースとの違いは事前に暴かれたことでしょうか。ただし風来坊様の指摘のように、茨の道があると思います。
>ドラージェさま
「借金御殿」…その通りですね。それを知っているのは総連幹部と在日商工人。不法資産は全て取り戻すしかありません。
>たなごころ様
その計算が成立つから異常です。マスコミが善意から報道していれば、それを追及する筈ですが、実際には隠蔽に走っています。
野中の政界引退は対青木問題だけだったのか…まだ野中が生きているので暗部を暴くチャンスは残されていますね。
>名無しの経営者さま
総連の断末魔に朝鮮人がどう対処するのか注目です。これでも反旗を翻せなければ、ほぼ北崩壊後の運命は確定でしょう。
>宿屋飯盛さま
野村旗守氏は、官僚機構にまで北資金が入りんでいたと推測しています。また一番の問題はマスコミに流れ込んだ資金でしょう。
夢も希望も無い事を言われますね。確かに仰るとおりですけれど。日本は法治国家である以上、立ち退かせる事が難しい。それもその通りです。憤懣やる方無い気持ちにさせられます。相手たる在日朝鮮人は、不法密航異民族の末裔です(強制徴用は245人)。この国で真面目に健気に生きているならまだしも、敗戦直後は戦勝国民三国人を気取り、後は被害者を気取りながら、日本人の名前を騙り不法行為、犯罪を犯して蓄財して来た奴等です。何故、日本国民と同じ法律を適用せねばなら無いのですか?破防法を適用するなり、『特定民族特別措置法』なる新しい法律を作るなりして、強制執行する事は出来ないものですか?腐れサヨクに対しても同様な思いを抱きます。奴等は例えば、言論の自由とか言いながら、反社会反日的な主張を平気で為す一方で、柳沢発言に関して、「その発言は許せない」と言葉狩りの言論弾圧を繰り返します。是正すべきです。
国が落札すべきとおもいます。総連やそのダミ-会社に安く落札させたのでは、何にもなりません。きれいに更地にしてから民間会社にそれなりの価格で売却すべきです。都心の土地ですから、決して損にはならないでしょう。