劣化コピー案で辺野古不時着…民主党の“常識なき安保”
辞任を拒んだ大臣の罷免は24年ぶり…ループの末に発表された日米共同声明は4年前の合意文書の劣化コピー。旧政権の遺産に頼る鳩山民主党政権の“常識なき安保”が明らかになった。
総理大臣の緊急会見は、ほぼ例外なく報道特番で生中継される。最近では福田首相の辞任会見にあたって、NHKは勿論、民放各局が横並びで特番を組んだ。
テレビ東京だけ独自路線を貫くケースが多いが、在京キー局では官邸クラブから情報が届くと直ちに編成局長と報道局長が緊急協議。他局の動きを探りつつ、広告代理店を巻き込んだ末に特番をセットする。
▼会見予定を報じる昼刊ニュース5月28日(NNN)
普天間問題に絡む5月28日の鳩山会見は、当初午後5時に予定されていた。夕刊ニュースのオンエア時間で、特番の再編成作業が不要な時間帯だ。ところが当日なって午後7時にずれ込み、更に2時間遅れた。
ゴールデンやプライムの時間帯は高額スポンサー枠である為、特番の編成が難しくなる。内容とのバランスで無条件に特番シフトとはならない。遅れに遅れて鳩山首相の始まったのは午後9時ジャスト…
▼唯一生中継で伝えたNHKニュース9
結局、緊急会見を生中継で報じたのはNHKだけで、民放各局は全て会見を無視し、通常の番組を放映した。首相による国民向けメッセージの意味合いもあったことから、民放のオール無視は異常事態だ。
この会見で鳩山が辞任を表明する可能性も0%以下で、同日発表した日米共同声明をフォローし、言い訳をする程度の内容。特番を組むレベルではないと判断したのだろうが、横並びの通常編成は異様だった。
▼頭頂部をカメラに向ける鳩山首相(時事通信)
謝罪会見のトーンが強かったことから、生中継なしの状況は鳩山首相には幸いしたかも知れない。視線が定まらない挙動不審男を大勢の国民が直視すれば、更なる支持率ダウンも期待できた…残念である。
そんなルーピー・マジックを実現させたのは、たった「1人の反乱」だった。ただし、この“最後の迷走”が鳩山政権に与える打撃は大きい。
【辞任拒否で大臣罷免は24年ぶり】
社民党側が官邸サイドに基本政策閣僚委員会の開催を求めたのは、28日の昼。その時点で午後5時スタートの会見は不可能になった。3党の党首クラスが参加する同委員会が開かれたのは、午後6時からだ。
亀井静香は、審議入りから僅か6時間という記録的なスピードで郵政改革法案を強行採決し、官邸に駆け付けた。最悪の国会運営で、これが大きく報じられなかったのも異常である。
▼今シーズン10回目の強行採決5月28日(時事通信)
そして閣僚委の席で福島党首は、閣議での署名を拒否。次いで鳩山首相は個別会談を設け、自発的な辞任を促したが、福島瑞穂は応じず、消費者・少子化担当相の罷免を決断した。
大臣罷免は戦後5人目。最近では小泉政権で島村農水相のケースがあるが、その時は辞任を認めずに罷免した形だった。最後まで閣僚が抵抗したのは、正論発言による藤尾文相の罷免以来で、実に24年ぶりだ。
▼罷免された福島党首5月28日(時事通信)
「憲法9条が最大の抑止力」などと真顔で説教するカルトな社民党だが、首相が訴えた県外公約を最後まで支持した大臣が罷免される時空の歪んだ追放劇。本来なら罷免ではなく、内閣総辞職が正道である。
普天間問題の決着次第では一時、平野官房長官が全責任を負って更迭されるとの見方も出ていた。しかし福島罷免で消費者・少子化担当相は平野博文が兼任…奇想天外のルーピー・マジックだ。
▼閣僚席の福島消費者相と鳩山首相5月26日(産経)
「社民党さんがお望みならば、新たな閣僚の中に入って頂くということも当然視野にある」
会見で鳩山首相は懐柔策も口にしたが、連立崩壊は秒読み段階に入った。福島党首の批判会見に続き、社民党は「連立政権のあり方に重大な決定をせざる得ない」との声明を発表。事実上の離脱宣言だ。
▼党本部で会見する福島党首5月28日(時事通信)
前日5月27日の拡大三役会議では福島vs又市の本音バトルも発生し、内紛状態に陥ったという社民党。目前に迫る参院選への危機感が募っているようだが、反日陣営の内部抗争ほど傍目に楽しいものはない。
一方、今回の政府方針に対し、民主党内からは目立った批判の声が上がっていない。中身はどうでも良かったようだ。そもそも日米共同声明で示された案は、民主党政権の外交努力とは無関係のものだった。
【薄っぺらい共同声明は劣化コピー版】
「両政府は,オーバーランを含み、護岸を除いて1800mの長さの滑走路を持つ代替の施設をキャンプ・シュワブ辺野古崎地区及びこれに隣接する水域に設置する意図を確認した」
5月28日午前に発表された日米共同声明には「辺野古」の地名が明記されていた。これは事前に報道されていた通りで、現行案の踏襲を象徴するキーワードである。
▼辺野古崎地区と隣接する水域1月(時事通信)
現行案の胆だった「V字型滑走路」は消えていたが、共同声明の英文バージョンには滑走路部分について「the runway portion(s)」と中途半端な複数形を表記。完全に排除されていない。
「県外への訓練移転のほか、沖縄本島の東方海域の米軍訓練区域について、漁業関係者の方々などが通過できるよう合意をしました」
▼会見する鳩山首相5月28日(ロイター)
会見で鳩山首相は「新たな負担軽減策」を獲得したと力説した。しかし当初、飛行場機能の移設を目指した徳之島については、訓練移転の「検討」に留まり、「適切な施設整備」という条件も付く。
本島東部海域の訓練区域とは「ホテル・ホテル訓練区域」だ。その「使用制限の一部解除」が明記されたが、横田空域の一部返還などを盛り込んだ自民党政権下の合意案に比べれば見劣りする。
▼沖縄本島周辺の米軍訓練区域(11管本部)
また嘉手納以南の施設・区域の返還については、4年前に日米が合意した内容の一部に優先順位を付け加えただけだ。この日米共同声明に新しい要素は殆どなく、平成18年の合意文を上書きしたに過ぎない。
その4年前の文書とは「V字型滑走路」などを明記した「再編実施のための日米ロードマップ」。今回の共同声明には、「再編案を着実に実施する決意を確認した」という文言が入っている。
参照:外務省HP5月28日『共同発表日米安全保障協議委員会<仮訳>』
鳩山政権が練り上げた部分はごく僅かで、共同声明は18年の「ロードマップ」の劣化コピー版でしかない。単に辺野古に回帰しただけではないのだ。
【日米ロードマップは小泉政権の遺産】
今回の日米共同声明には、4人の担当者の名前が刻まれている。日本側は岡田外相と北沢防衛相で、米側はクリントン国務長官とゲーツ国防長官。2プラス2(SCC=日米安全保障協議委員会)の顔ぶれだ。
鳩山政権下で2プラス2は開催されていない。それどころか、岡田外相とクリントン長官が会談したのは5月21日の1時間。北沢防衛相は26日にゲーツ長官と7ヵ月ぶりに会談したのみだった。
▼北沢・ゲーツ会談DC近郊5月26日(防衛省提供)
日米の担当閣僚が協議を続けた形跡はどこにもなく、いきなり共同声明が発表された格好だ。声明には、どのような経緯があったのか明記されず、SCC構成員たる閣僚が「再確認した」とだけ記されている。
4年前の「ロードマップ」は、冒頭で平成17年10月末に開催された2プラス2に言及。そこでの合意を元に期限を設置し、日米の事務当局が具体案を取りまとめた旨が明記されている。
参照: 外務省HP18年5月1日『再編実施のための日米のロードマップ(仮訳)』
当時、2プラス2に参加した日本側閣僚は、町村外相と大野防衛庁長官。ロードマップの発表に名を連ねたのは麻生外相と額賀防衛庁長官だった。日米で長い協議を続け、普天間移設の合意に漕ぎ付けたのだ。
▼外相時代の麻生前首相18年12月
参照:外務省HP平成17年10月29日『日米同盟:未来のための変革と再編(仮訳)』
とりわけ、平成17年に2回に渡って開催された2プラス2は重要で、10月に発表された「未来のための変革と再編」は新たな日米同盟のベースとなる合意文書であった。
今回発表された共同声明は、それら小泉政権の遺産である日米協議にタダ乗りしたものに過ぎない。外交文書ではよくあるケースだが、前の合意文書(ロードマップ)を補完する再確認のコミュニケなのだ。
▼政府方針を決めた臨時閣議5月28日夜(時事通信)
そこで鳩山政権の2閣僚が果たした役割は小さく、首相が大見栄を切って成果を語る程の外交合意ではない。自民党政権下の合意再確認と微修正。それが「5月末決着」だと言うのだ。呆れる他ない。
鳩山首相には“国益に資する”安保政策を論じる資質も能力も熱意もないことが改めて確認できただけだ。
【目前に迫る中共海軍の脅威は見えず】
「北東アジアにおける安全保障情勢の最近の展開により、日米同盟の意義が再確認された」
5・28共同声明は最初のパラグラフで、そのように謳っている。「最近の展開」とは何か…? 鳩山首相は会見で象徴的な事例として3月の天安艦事件を挙げ、東アジア情勢は「極めて緊迫」と断言した。
▼天安艦犠牲者の墓に献花5月29日(AFP)
天安艦撃沈に関して、鳩山首相は想像以上に親韓国的なスタンスで、語気を強めている。北の糾弾は当然だが、それを辺野古ループ案への“決着”要因にすることは乱暴で、取って付けたのは見え見えだ。
テーマになっているのは岩国や三沢の在日米軍飛行場ではなく、沖縄の基地・施設である。駐沖米軍は中共海軍に対する安全保障上の重要ファクターで、その視点や地理的な意味を語らなければ片手落ちだ。
「米国は帰属問題は日中間で議論して結論を見出して貰いたいという事だと理解している」
▼全国知事会議で挨拶する鳩山首相5月27日(産経)
5月27日の全国知事会議で鳩山首相は、そう発言した。尖閣諸島を巡る驚愕の見解だ。尖閣が日支紛争の舞台になった場合に日米安保条約が発動されるか否か、石原都知事が質した際の答えだった。
米国のモンデール駐日大使が「発動されない」と発言し、波紋を広げたのは96年。この発言に強烈に噛み付いたのが、石原都知事だった。米国政府は発言を否定し、安保適用の公式見解を繰り返し示している。
▼鳩山首相に質問する石原都知事5月27日(産経)
鳩山首相の答えは、自分がこれまでの議論に無関心で、領有権争いが存在すると誤認していたことを暴露してしまった。辺野古ループで東アジア情勢の緊迫を力説しながら、尖閣に関わる基礎知識もなかったのだ。
失言レベルの問題ではない。もし韓国の大統領が竹島について同様の発言をしたら、直後に弾劾され、政治生命は一瞬で終わる。この売国発言で鳩山首相に国防を語る資格が一片もないことがハッキリした。
▼3ヵ国首脳会談前の記念撮影5月29日(ロイター)
5月25日には、台湾国内の反日組織率いる船が尖閣諸島を目指し、EEZ内に侵入する事件が起きたばかりだった。中共海軍の横暴も含め、沖縄近海にある「目の前の緊迫」に対して、鳩山首相の目は節穴だ。
鳩山由紀夫の持論は「常駐なき安保」だが、その実態は「常識なき安保」に他ならない。こんな男が自衛隊の最高指揮官を務めている現状こそが、我が国の安全保障上最大のリスクである。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
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参考記事:
■時事通信5月28日『政府対処方針要旨』
■首相官邸HP5月28日『鳩山内閣総理大臣記者会見』
■産経新聞5月28日『尖閣は「未解決問題」? 首相また落第答弁』
■産経新聞5月27日『【普天間】首相と知事会のやり取り』
■イザ5月28日『「こんな総理、かなわんわ…」 鳩山発言に石原都知事激怒 全国知事会議』
■石原慎太郎エッセイ『日本よ』平成16年4月「尖閣諸島に関する私的メモ」
■衆院HP21年3月政府答弁書『尖閣諸島への日米安全保障条約適用に係る米国政府の見解について』
■イザ5月28日『「共同声明」でひとまず日米合意 普天間移設、実行いばらの道』
■イザ5月29日『普天間移設 食言と優柔不断…失った半年(阿比留記者)』
総理大臣の緊急会見は、ほぼ例外なく報道特番で生中継される。最近では福田首相の辞任会見にあたって、NHKは勿論、民放各局が横並びで特番を組んだ。
テレビ東京だけ独自路線を貫くケースが多いが、在京キー局では官邸クラブから情報が届くと直ちに編成局長と報道局長が緊急協議。他局の動きを探りつつ、広告代理店を巻き込んだ末に特番をセットする。
▼会見予定を報じる昼刊ニュース5月28日(NNN)
普天間問題に絡む5月28日の鳩山会見は、当初午後5時に予定されていた。夕刊ニュースのオンエア時間で、特番の再編成作業が不要な時間帯だ。ところが当日なって午後7時にずれ込み、更に2時間遅れた。
ゴールデンやプライムの時間帯は高額スポンサー枠である為、特番の編成が難しくなる。内容とのバランスで無条件に特番シフトとはならない。遅れに遅れて鳩山首相の始まったのは午後9時ジャスト…
▼唯一生中継で伝えたNHKニュース9
結局、緊急会見を生中継で報じたのはNHKだけで、民放各局は全て会見を無視し、通常の番組を放映した。首相による国民向けメッセージの意味合いもあったことから、民放のオール無視は異常事態だ。
この会見で鳩山が辞任を表明する可能性も0%以下で、同日発表した日米共同声明をフォローし、言い訳をする程度の内容。特番を組むレベルではないと判断したのだろうが、横並びの通常編成は異様だった。
▼頭頂部をカメラに向ける鳩山首相(時事通信)
謝罪会見のトーンが強かったことから、生中継なしの状況は鳩山首相には幸いしたかも知れない。視線が定まらない挙動不審男を大勢の国民が直視すれば、更なる支持率ダウンも期待できた…残念である。
そんなルーピー・マジックを実現させたのは、たった「1人の反乱」だった。ただし、この“最後の迷走”が鳩山政権に与える打撃は大きい。
【辞任拒否で大臣罷免は24年ぶり】
社民党側が官邸サイドに基本政策閣僚委員会の開催を求めたのは、28日の昼。その時点で午後5時スタートの会見は不可能になった。3党の党首クラスが参加する同委員会が開かれたのは、午後6時からだ。
亀井静香は、審議入りから僅か6時間という記録的なスピードで郵政改革法案を強行採決し、官邸に駆け付けた。最悪の国会運営で、これが大きく報じられなかったのも異常である。
▼今シーズン10回目の強行採決5月28日(時事通信)
そして閣僚委の席で福島党首は、閣議での署名を拒否。次いで鳩山首相は個別会談を設け、自発的な辞任を促したが、福島瑞穂は応じず、消費者・少子化担当相の罷免を決断した。
大臣罷免は戦後5人目。最近では小泉政権で島村農水相のケースがあるが、その時は辞任を認めずに罷免した形だった。最後まで閣僚が抵抗したのは、正論発言による藤尾文相の罷免以来で、実に24年ぶりだ。
▼罷免された福島党首5月28日(時事通信)
「憲法9条が最大の抑止力」などと真顔で説教するカルトな社民党だが、首相が訴えた県外公約を最後まで支持した大臣が罷免される時空の歪んだ追放劇。本来なら罷免ではなく、内閣総辞職が正道である。
普天間問題の決着次第では一時、平野官房長官が全責任を負って更迭されるとの見方も出ていた。しかし福島罷免で消費者・少子化担当相は平野博文が兼任…奇想天外のルーピー・マジックだ。
▼閣僚席の福島消費者相と鳩山首相5月26日(産経)
「社民党さんがお望みならば、新たな閣僚の中に入って頂くということも当然視野にある」
会見で鳩山首相は懐柔策も口にしたが、連立崩壊は秒読み段階に入った。福島党首の批判会見に続き、社民党は「連立政権のあり方に重大な決定をせざる得ない」との声明を発表。事実上の離脱宣言だ。
▼党本部で会見する福島党首5月28日(時事通信)
前日5月27日の拡大三役会議では福島vs又市の本音バトルも発生し、内紛状態に陥ったという社民党。目前に迫る参院選への危機感が募っているようだが、反日陣営の内部抗争ほど傍目に楽しいものはない。
一方、今回の政府方針に対し、民主党内からは目立った批判の声が上がっていない。中身はどうでも良かったようだ。そもそも日米共同声明で示された案は、民主党政権の外交努力とは無関係のものだった。
【薄っぺらい共同声明は劣化コピー版】
「両政府は,オーバーランを含み、護岸を除いて1800mの長さの滑走路を持つ代替の施設をキャンプ・シュワブ辺野古崎地区及びこれに隣接する水域に設置する意図を確認した」
5月28日午前に発表された日米共同声明には「辺野古」の地名が明記されていた。これは事前に報道されていた通りで、現行案の踏襲を象徴するキーワードである。
▼辺野古崎地区と隣接する水域1月(時事通信)
現行案の胆だった「V字型滑走路」は消えていたが、共同声明の英文バージョンには滑走路部分について「the runway portion(s)」と中途半端な複数形を表記。完全に排除されていない。
「県外への訓練移転のほか、沖縄本島の東方海域の米軍訓練区域について、漁業関係者の方々などが通過できるよう合意をしました」
▼会見する鳩山首相5月28日(ロイター)
会見で鳩山首相は「新たな負担軽減策」を獲得したと力説した。しかし当初、飛行場機能の移設を目指した徳之島については、訓練移転の「検討」に留まり、「適切な施設整備」という条件も付く。
本島東部海域の訓練区域とは「ホテル・ホテル訓練区域」だ。その「使用制限の一部解除」が明記されたが、横田空域の一部返還などを盛り込んだ自民党政権下の合意案に比べれば見劣りする。
▼沖縄本島周辺の米軍訓練区域(11管本部)
また嘉手納以南の施設・区域の返還については、4年前に日米が合意した内容の一部に優先順位を付け加えただけだ。この日米共同声明に新しい要素は殆どなく、平成18年の合意文を上書きしたに過ぎない。
その4年前の文書とは「V字型滑走路」などを明記した「再編実施のための日米ロードマップ」。今回の共同声明には、「再編案を着実に実施する決意を確認した」という文言が入っている。
参照:外務省HP5月28日『共同発表日米安全保障協議委員会<仮訳>』
鳩山政権が練り上げた部分はごく僅かで、共同声明は18年の「ロードマップ」の劣化コピー版でしかない。単に辺野古に回帰しただけではないのだ。
【日米ロードマップは小泉政権の遺産】
今回の日米共同声明には、4人の担当者の名前が刻まれている。日本側は岡田外相と北沢防衛相で、米側はクリントン国務長官とゲーツ国防長官。2プラス2(SCC=日米安全保障協議委員会)の顔ぶれだ。
鳩山政権下で2プラス2は開催されていない。それどころか、岡田外相とクリントン長官が会談したのは5月21日の1時間。北沢防衛相は26日にゲーツ長官と7ヵ月ぶりに会談したのみだった。
▼北沢・ゲーツ会談DC近郊5月26日(防衛省提供)
日米の担当閣僚が協議を続けた形跡はどこにもなく、いきなり共同声明が発表された格好だ。声明には、どのような経緯があったのか明記されず、SCC構成員たる閣僚が「再確認した」とだけ記されている。
4年前の「ロードマップ」は、冒頭で平成17年10月末に開催された2プラス2に言及。そこでの合意を元に期限を設置し、日米の事務当局が具体案を取りまとめた旨が明記されている。
参照: 外務省HP18年5月1日『再編実施のための日米のロードマップ(仮訳)』
当時、2プラス2に参加した日本側閣僚は、町村外相と大野防衛庁長官。ロードマップの発表に名を連ねたのは麻生外相と額賀防衛庁長官だった。日米で長い協議を続け、普天間移設の合意に漕ぎ付けたのだ。
▼外相時代の麻生前首相18年12月
参照:外務省HP平成17年10月29日『日米同盟:未来のための変革と再編(仮訳)』
とりわけ、平成17年に2回に渡って開催された2プラス2は重要で、10月に発表された「未来のための変革と再編」は新たな日米同盟のベースとなる合意文書であった。
今回発表された共同声明は、それら小泉政権の遺産である日米協議にタダ乗りしたものに過ぎない。外交文書ではよくあるケースだが、前の合意文書(ロードマップ)を補完する再確認のコミュニケなのだ。
▼政府方針を決めた臨時閣議5月28日夜(時事通信)
そこで鳩山政権の2閣僚が果たした役割は小さく、首相が大見栄を切って成果を語る程の外交合意ではない。自民党政権下の合意再確認と微修正。それが「5月末決着」だと言うのだ。呆れる他ない。
鳩山首相には“国益に資する”安保政策を論じる資質も能力も熱意もないことが改めて確認できただけだ。
【目前に迫る中共海軍の脅威は見えず】
「北東アジアにおける安全保障情勢の最近の展開により、日米同盟の意義が再確認された」
5・28共同声明は最初のパラグラフで、そのように謳っている。「最近の展開」とは何か…? 鳩山首相は会見で象徴的な事例として3月の天安艦事件を挙げ、東アジア情勢は「極めて緊迫」と断言した。
▼天安艦犠牲者の墓に献花5月29日(AFP)
天安艦撃沈に関して、鳩山首相は想像以上に親韓国的なスタンスで、語気を強めている。北の糾弾は当然だが、それを辺野古ループ案への“決着”要因にすることは乱暴で、取って付けたのは見え見えだ。
テーマになっているのは岩国や三沢の在日米軍飛行場ではなく、沖縄の基地・施設である。駐沖米軍は中共海軍に対する安全保障上の重要ファクターで、その視点や地理的な意味を語らなければ片手落ちだ。
「米国は帰属問題は日中間で議論して結論を見出して貰いたいという事だと理解している」
▼全国知事会議で挨拶する鳩山首相5月27日(産経)
5月27日の全国知事会議で鳩山首相は、そう発言した。尖閣諸島を巡る驚愕の見解だ。尖閣が日支紛争の舞台になった場合に日米安保条約が発動されるか否か、石原都知事が質した際の答えだった。
米国のモンデール駐日大使が「発動されない」と発言し、波紋を広げたのは96年。この発言に強烈に噛み付いたのが、石原都知事だった。米国政府は発言を否定し、安保適用の公式見解を繰り返し示している。
▼鳩山首相に質問する石原都知事5月27日(産経)
鳩山首相の答えは、自分がこれまでの議論に無関心で、領有権争いが存在すると誤認していたことを暴露してしまった。辺野古ループで東アジア情勢の緊迫を力説しながら、尖閣に関わる基礎知識もなかったのだ。
失言レベルの問題ではない。もし韓国の大統領が竹島について同様の発言をしたら、直後に弾劾され、政治生命は一瞬で終わる。この売国発言で鳩山首相に国防を語る資格が一片もないことがハッキリした。
▼3ヵ国首脳会談前の記念撮影5月29日(ロイター)
5月25日には、台湾国内の反日組織率いる船が尖閣諸島を目指し、EEZ内に侵入する事件が起きたばかりだった。中共海軍の横暴も含め、沖縄近海にある「目の前の緊迫」に対して、鳩山首相の目は節穴だ。
鳩山由紀夫の持論は「常駐なき安保」だが、その実態は「常識なき安保」に他ならない。こんな男が自衛隊の最高指揮官を務めている現状こそが、我が国の安全保障上最大のリスクである。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
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参考記事:
■時事通信5月28日『政府対処方針要旨』
■首相官邸HP5月28日『鳩山内閣総理大臣記者会見』
■産経新聞5月28日『尖閣は「未解決問題」? 首相また落第答弁』
■産経新聞5月27日『【普天間】首相と知事会のやり取り』
■イザ5月28日『「こんな総理、かなわんわ…」 鳩山発言に石原都知事激怒 全国知事会議』
■石原慎太郎エッセイ『日本よ』平成16年4月「尖閣諸島に関する私的メモ」
■衆院HP21年3月政府答弁書『尖閣諸島への日米安全保障条約適用に係る米国政府の見解について』
■イザ5月28日『「共同声明」でひとまず日米合意 普天間移設、実行いばらの道』
■イザ5月29日『普天間移設 食言と優柔不断…失った半年(阿比留記者)』
この記事へのコメント
靖国神社にも参拝できない奴が異国の戦没者にだけは頭を深々と下げられる、普通の神経では無い事は確かでしょうね。
オンカホーの笑い顔が何かを証明して居る様で面白い。李がこいつはおかしいのです、ファツファファ・・・
>奇想天外のルーピー・マジック
>反日陣営の内部抗争ほど傍目に楽しいものはない
アネモネさんヒドスwww
アネモネさん、今回の移設案は酷いものですね。いかにハト並が野党時代からまともに政治に取り組んでこなかったかが分ります。
>鳩山由紀夫の持論は「常駐なき安保」だが、その実態は「常識なき安保」に他ならない。こんな男が自衛隊の最高指揮官を務めている現状こそが、我が国の安全保障上最大のリスクである。
>>おっしゃるとおりです。この最大のリスクをわが国から除去しなければ…それにはまず参院選で民主という反日・売国政党に大打撃を与えなくてはなりませんね。
鳩山総理の仰った「腹案」とは、結局何だったのでしょうか?
嘘を付いていたのですか?
辺野古に持ってくるなら、政権交代せずに自民党政権が続いていた方が、騒動を起こさずに丸く収まったと思うのですが?
鳩山民主党政権は、早々と自民党に膝を屈してしまったのですか?
いかがでしょうか?
鳩山民主党は其れを5月末と自ら定めたが、期限までに内外の合意を得られる案が出なかった、ダカラ、当初の案が浮上した。 唯それだけの話です。
米国にしてみれば、県外移設がドゥのと云うのは、飽く迄民主党が選挙用にぶち上げたイレギュラーな話で与り知らぬ事ですから、「期限切れだから」と無視されたというべきでしょう。
端に、自分がぶち上げたほら話を実現できなかった為に、味方からも礫が飛んでくる情況を創ってしまったワケで、みっともないと云う他は無い。
国内的にも、参議院選挙での民主党の自滅ネタが一つ増え、米国からの鳩山嘲笑ネタも一つ増えたと云うだけの事です(嗤)、「ルーピィが亦やってくれた」と・・
政治家の資質の無さを此処まで曝すと、鳩山家から政治家はモゥ出せないのではないでしょうか、弟もアルカイダ鳩山と云う、自身の失言で着いた有り難くない二つ名を貰って居る失言てんこ盛り政治家だ。
しかしこの兄弟ほど、「名声と金」と云う、所謂カバン、カンバンが此処まで揃って居る世襲政治家も珍しいのに、双方とも中身がここまでボンクラ、否、暗愚なのを見せられたら、今後二世、三世議員だけは通さない方が宜しいのではと云う事に成るだろう、ねぇ北海道の皆さん、福岡の皆さん、ソウは思いませんか?
旧社会党の連中も組合活動ばっかりやって来た、所謂、専従「=会社や組織に寄生し、銭に成る仕事をして来なかった」連中でしょう、ダカラ、民主党全体がルーピィズと呼ぶべき状態なのでしょうね。
コイツ等で構成される民主党に今後何か期待するのなら、貴方自身が、日本を逃げ出す準備をした方が宜しいのでは?
マサカ、日本を護るために戦うなんて、民主党支持者だけは云わないと思いますがね。
嘘を付いていたのですか?
「最低でも、県外」 2010/05/30 18:58
こんばんわ。
鳩山総理大臣の28日夜の記者会見の場で日経新聞者の質問に答えている様です。
答えにはなっていませんが・・・w。
>■質疑応答
―普天間移設に関して、国会答弁で「腹案がある」と言ってきた。具体的にどういうものだったのか。
沖縄と徳之島に関して、機能を移転する形での腹案を有しているということだ。具体的にはそれ以上申し上げるつもりはない。
細かいところまで決めていたというわけではない。地域的なことに関して、このような考え方を持っているということで「腹案」と言った。(抜粋)
(引用終わり)
細かい所まで決めていた訳では無いのに、『現行案と同等かそれ以上』と自信満々に騙り、結果として国会での谷垣自民党総裁の追及から逃れたのです。
もう、詐欺と言うしかないですね。鳩山由紀夫と言う人物は。
ナポ・ソロ様が言う様に、兄弟揃ってこれ程人品卑しく下劣である以上、『鳩山一族としての遺伝的なモノ』を想像したくなります。
鳩山一郎の『統帥権干犯問題による軍部の議会介入そして、軍国主義化』更に、『シベリア抑留者に対する補償請求権放棄』。
大袈裟な事を言えば、『世代を超えて、日本国民は鳩山一族に報復すべき時が来た』気がしますね。
5月28日は、仕事場に行ったのですが数日前から気付いていた片方の目の不調が気になり、仕事量の兼ね合いから、一時抜けて医者に見て貰う事にしました。
会社の者達は「糖尿病から来ている」と脅すし、嫁は「PCと携帯の見過ぎ」と言うし・・・、結果は、ストレスから来る「軽度の網膜症」だそうです。瞳孔を開かせる目薬を注されたものですから、眩しいやら焦点が合わせ辛いやらで、本当は戻るつもりであった仕事も休ませて貰いました。
だから、偶然にも今回一連の、福島みずぽの日米共同声明了承閣議決定署名拒否劇の一部始終を、せせら笑いながら見る事が出来ました。
嫁が言います。『あんたのストレスは、会社や仕事から来ているのでは無くて、鳩山さんから来ているね』って。
当たっていますw。
NHKニュースウォッチ9が始まると同時に、記者会見に臨んだ鳩山総理大臣に対して、最初の数分間は緊張しました。
雰囲気が、小泉純一郎元総理大臣の『郵政解散記者会見』に似ている。まずい。一般日本国民有権者は、騙されるかも知れない。あくまで非現実的な沖縄県外移設に拘る社民党・福島みずぽを、現実路線に転換した鳩山総理大臣が冷徹に、罷免したと。
最初の数分間だけは、絶望感を伴う緊張感で体がすくんでいたのを覚えています。
しかし、鳩山総理大臣の発言を聞いているうち、更に記者との質疑応答の場面を見ているうちにそれは、鳩山総理大臣に対する嘲りと侮蔑と憤りに変わりました。
鳩山総理大臣は、小泉元総理大臣を真似て一発逆転を狙ったかも知れませんが、政治見識も哲学もそして何より品性・人格も比べるべくも無く(小泉元総理大臣に)遠く及んでいない。有権者を馬鹿にするな!と言うレベルの違いでした。
は、連立を離脱する事を正式決定したみたいです。
スジを通して、男を上げたw福島みずぽ並びに社民党。
対して、連立与党党首の閣僚罷免を行いながら、尚「(閣外)連立を希望」する旨の発言をした女々しい鳩山総理大臣。まるで、結婚を解消し籍を抜いた元妻に対して、同居を希望しているみたいな感じw。
鳩山総理大臣はやる事為す事、周囲の者を失望させ反感を与える事しかやっていません。何故この様な低レベルの人間が、巨大野党の党首に納まり、国益に適う有能な当事政権与党であった自民党の閣僚議員を何人も失脚させて、殺させてしまい遂には、総理大臣の職まで与えてしまうに至ったか?
真剣に検証する必要があります。
取り合えず、ここ数ヶ月間振り返れば、鳩山総理大臣は自ら口にした『5月末決着』を何とか誤魔化す為に、様々な政治的場面を演出しています。
核安全サミットに於ける、オバマ大統領との非公式会談。
沖縄訪問。徳之島訪問そして、全国知事会召集。
尽く裏目に出て、自身の評価を下げています。象徴的なのが、アメリカ合衆国から賜った『ルーピー(くるくるぱ~)』の称号です。全国知事会招集は、『現行案回帰』を誤魔化す為、訓練などの分散負担による「基地機能分散の印象操作に協力してくれ」の情けないヘルプミー行為にか見えなかったです。
そこでも、鳩山総理大臣は自身の未熟な安全保障・防衛意識と知識を曝け出して、石原都知事始めわざわざ全国から、鳩山総理大臣の求めに応じて集まった、多くの知事達の嘲りと反感を買っていませんでしたか?
情けなさ過ぎです。
今度の参議院選は、何とか民主党殺戮戦に持ち込めないものかしら?日本が救われる、今考えられ得る唯一の選択肢ですw。
作禮而去。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1484084.html
政権与党とは、国民の権利・財産・生命を護る事を任され、様々な外圧の変化に対応して政策を編み出し、ある時は国民を説得し、ある時はお願いしなくてはならない立場にあるから、相当に厳しい視線に身を置く事になる事を覚悟しなくてはならないのが常識だ。
市井の我々でも他人に負担をお願いする場合、相当に自分の言動に責任を持たねば、倫理・人格・信条を問われる事に成る、実際、政治に直接関係の無いスキャンダルで失墜した閣僚、政権党議員は星の数を数えるほどだ。
処が野党ともなれば、一転して自分の思想信条を述べて、其れがたとえ、9条の様に粉飾されて居れば、詐欺まがいの妄想の産物であっても許されているのが、日本の国会議員の姿だろう。
此のギャップが大き過ぎるから、政権交代してもまともな議員が見当たらないと云う事象に出っくわす事に成るのだ。
社民党が離脱するのは、彼らには政権与党の責任が到底果たせないからである事は明白、少ないメンバー内でも内紛が噂されていた事から云って、無理して続ければ解党迄行くのは自明の理だった。
此の期に及んで鳩山以降を模索するより、何故鳩山だったのか、鳩山の様な人間を総理にしなくてはならなかったのかを明らかにして措かないと、この党に、否、日本にも未来は絶対ない。
鳩山擁立が、小沢失脚を受けて永年の政権与党自民脱出組の一人である鳩山だから、と云う理由なら、小沢の独裁はひとまず置いて措くとしても、余りに安易と云う他は無い、それなら、この時点で他の政権党未経験者は、総理候補からは除外しなくてはなるまい(嗤)。
成程、他の国会議員は、赤松や千葉を看れば判る様に、閣僚どころか国会議員としての自覚すら欠片も感じないレベルだから、期待出来るわけが無いのだろう。
民主党の実態が次第に明らかになりつつあると云って善い、と、同時に日本の政治界での野党議員のモラルの低さは目を覆わんばかり、と云う事も判ってきたようだ。
→日本からの復興資金→民主党が利権獲得→東アジア共同体構築の橋頭堡。
こういう流れを目論んだ鳩山首相と共に北攻撃に協力するのが嫌だったのでは。
>どなたか、教えて頂けませんか?
>鳩山総理の仰った「腹案」とは、結局何だったのでしょうか?
以下、私見です。「深読みする必要はないんじゃないか?」というのが最近出した私の結論です。
鳩山総理というか民主党執行部(内閣ではない)の頭にあったのは「自民案に反対」だけです。自民案の代わりの対案なぞまともなリサーチも考慮もせず、反対した結果どうなるかについての想像力もなく、ただ「反対」したかっただけでしょう。ところが、政権交代でその反対が実現しそうになってしまいました。そして、突き付けられた現実に面食らって大慌てでその場で思い付くプランを並べ立ててみたものの、事前調査も根回しもないのに成功するはずもありません。右往左往したあげく、事前調査と根回しが存在した唯一のプランである自民党案に戻るしかなかっただけです。民主党支持者が「反対するのに対案なんか必要ない。反対することが大事なんだ」と言い切っている現場を見たことがあります。今回の彼らの行動原理はこの言葉に象徴されると思っています。
(以下略)
bibcat 2010/05/31 18:01
こんばんわ。この視点鋭いですね。
その前に、昨日は『男を上げたw』と散々持ち上げた福島みずぽですが、元々普天間問題に火を点けたのは誰なのか?と、小一時間問い詰めたくなりますね。
社民党が北朝鮮の下部組織である事は、普通の想像力を持つ一般的日本国民なら誰でも判る筈です。みずぽ並びに社民党の目的は、在日米軍の撤去=日本の弱体化です。此処で、現行案回帰の詐欺師・鳩山総理大臣に同意する事は、社民党を支えるコアな支持層を失う事でした。
福島みずぽの選んだ選択肢は、正しかったと思います。
更に言えば、宮崎県選出で、赤松農水大臣が外遊中は彼女が、責任担当を代行していた筈でした。今後赤松口蹄疫の全貌が、明らかになって来る筈です。参院選へ向けて政権与党としての責任を問われる事無く、寧ろ「選良」として自身が発した言葉を守った立場から、民主党を責め立てて選挙戦を戦えます。
みずぽは今回、「死ねばいいのに」と思うくらい狡猾に旨く立ち回った感がありますね。但し、計り知れない打撃を鳩山政権に与えたと言う点で今は不問に付すという感じです。
それにしても、今日夜のテレビのニュース番組では一切、鳩山内閣の支持率が出て来ません。麻生政権の頃は毎週どの局も、狂った様に面白可笑しく麻生内閣支持率の数字を『転がして』いませんでしたか?
それでいながら支持率低下で、右往左往する民主党内部の様子は報じる腐れマスゴミテレビ業界。どんだけ民主党鳩山内閣をヨイショしているのよと言う腹立たしくなります。
鳩山総理大臣の韓国訪問時に於ける発言、『日本は心から韓国を支援する』が、何故取り沙汰されないのですか?昨日の日曜日、ニュースでやったのかしら?昨日私が見た、NHK「おはよう日本」とNHK「ニュース7」何れも、鳩山総理大臣の韓国訪問だけはサラッと流していただけでした。
他の局の事は全く知りません。そう言えば、両番組とも女子アナが代わっていますたw。
話が逸れました。
朝鮮民族国家間の軍事的紛争に際して、一方的に韓国に組みする鳩山総理大臣に対して、問題提起すべきではないのかしら?遠からず戦争を再開しようとする朝鮮民族二国間の一方を、『先頭を切って、心からの支援』を表明した鳩山総理大臣。北朝鮮を公然と敵に回すと表明した訳です。
日本国内の朝鮮総連や朝鮮学校関係者は、どう扱うのです。『天安艦事件』を安保理決議などに上程した暁には、韓国・北朝鮮間の緊張状態が高まって来る事は必定です。
そんな事まで考えも及ばせず、中国を『説得』している鳩山総理大臣。この政治的センスの無い無能ぶり、何とかならんのか?と声を大にして言いたいですね。
在日北朝鮮族は、黙って大人しくしているかしらw?日本国と日本国民を不用意に危険に曝して、何処が『いのちを守りたいのです』かと。
赤松農水大臣、「早く殺せって、あははははっ」w。
『九条の会』は、本来ならば此処で異議を唱える筈なのですよね、『九条の会』の会が日本国日本人の為に存在しているものならば・・・・w。梅原猛、瀬戸内寂聴、何か言えよwと言う感じです。
こいつ等も、恐らく(あくまで、推測にしか過ぎませんが)日本人の敵なのです。
日本の腐れマスゴミテレビ業界は、どこかで報じていますか?
>【韓国軍艦沈没】サーチナ・北「わが国の核兵器は飾り物ではない」と発言、核兵器の使用も考慮★2[05/29]
(中略)
>「韓国は哨戒艦沈没事件を利用して、激しい南北対立を生み出したが、これはわが国に対する宣戦布告である」と指摘する一方、「北朝鮮が核抑止力を強化してきたのは今回のような局面に対応するためであり、北朝鮮の核兵器は飾り物ではない」
(引用終わり)
サーチナ: 2010/05/29(土) 12:52 URL略。
何処までも朝鮮ネタは隠蔽し続け、日本国民の『只々、安全でい続けたい』と言う願いを損ない、日本人を危険に曝し続ける腐れマスゴミテレビ業界です。
腐れマスゴミテレビ業界は、松岡利勝や中川昭一の件も含めて遠からず間違いなく、日本国民から報復を受ける筈です。
最後に、
こんな状況下で、在日韓国・朝鮮人共等に『外国人参政権』を付与したら、日本国や日本国民はどうなるのですか?
日本国憲政史上最低の無能総理大臣の不用意な南朝鮮訪問で、一気に『外国人参政権』が参院選の争点になってしまいました。
信じられない程の無能間抜けぶりです。此処では誰とは、言いませんが・・・w。
作禮而去。
無理に退陣を迫ると、「解散」を口走りますよw。
見栄と保身だけで総理大臣をやっている、狂人です。無理に退陣を迫った挙句の衆参同日選挙か、鳩山総理大臣をトップに戴く、民主党参議院全滅(選)戦のどちらかだと想像しています。
間違ったらごめんなさいねw。
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生良大和 2010/06/01 20:52
間違いました、おかしいな。
小沢幹事長・輿石参議院会長との三者会談直後の、鳩山総理大臣の勝ち誇った様な自信満々の表情は、『誰が何と言おうと、おいらは続投しちゃうぞw』の表れだと思っていました。サムズアップが、何よりの証です。(逆にアレで、周辺議員達を怒らせたかも知れんけど・・・、)
彼にしてみれば、私達日本国民なんて『ピクミンのようなもの』にしか過ぎない気がします。『チャッピー』と言う在日朝鮮人に食わせる餌みたいなものです。
『おまいら国民は、ちゃんとおいらの言う事を聞けよ』みたいな。
『今度の参議院戦で、例え民主党候補者が何人討ち死にしようと関係ないもんw。衆議院では安定多数を確保している訳だし、任期満了までは総理大臣を続けるおw』。
真剣に私は、鳩山総理大臣をそう捉えていました。読み違えていましたね。ごめんなさい。