フェイク機関“国連”の汚物…一打逆転シチリア島奇縁

マルタからの使者はシチリア島で正体を暴かれた。安倍首相が歴訪した地中海の島の奇妙な縁。ケナタッチ脅迫文が誘い込む未来で待っているのは“国連幻想”の消滅だ。
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伊・シチリア島タオルミーナでのサミットを終えた安倍首相は5月27日、歴代総理で初めて地中海の島国・マルタ共和国を訪問。到着後、真っ先に向かったのは小高い丘の上にある英軍墓地だった。

「大日本帝国第二特務艦隊戦死者之墓」

安倍首相が献花・黙祷を捧げた墓石には、そう書かれていた。第二特務艦隊とは、我が海軍が地中海方面に派遣した護衛艦隊だ。時代はちょうど100年前、第1次大戦の最中にあたる。
▽黙祷する安倍首相5月27日(首相FB)
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独海軍は地中海でUボートによる無制限潜水艦作戦を展開。被害に悩む英国は、日露戦争で勇名を馳せた我が海軍に助けを求める。そこで樺型駆逐艦を中心とする第二特務艦隊が遠路地中海に送られた。

対潜装備も確立されていない中、速力の遅い大型輸送艦を護るという危険な任務。だが、計13隻で編成された第二特務艦隊は華々しい活躍を続けた。最も有名なのが、英輸送船の大規模救出劇だ。
▽樺型駆逐艦2番艦「榊」(当時の絵葉書)
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仏南部を出港した英輸送船トランシルヴァニアは1917年5月4日、ジェノバ沖でUボートの雷撃を浴びる。護衛に就いていた我が軍の駆逐艦「榊」と「松」は、Uボートの雷撃を避けながら、救助に奮闘する。

激戦の海から救い出した人数は約3,000人に上った。英国は奇跡の救出劇に湧き、議会では日本式の「バンザイ」三唱が行われたという記録も残る。
▽救出者乗せた駆逐艦「榊」甲板(大正6年)
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伝説を生んだ駆逐艦「榊」が悲劇に見舞われたのは、その1ヵ月後だった。マルタ島帰還を目前に雷撃を受けて大破。上原太一艦長を含む乗員59人が散華された。

「万感の思いを込め、御霊の平安をお祈りしました。日本は、世界から信頼されていますと、申し上げました」
▽献花する安倍首相5月27日(官邸)
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「榊」乗員を始めとする71柱の皇軍兵士がマルタ島の丘に眠る。シーレーン防衛の先駆者たちだ。そして、“無法の海”と化した100年前の地中海は、現代の東シナ海・南シナ海とオーバーラップする。

【17年放置されたシチリアの約束】

地中海に浮かぶ二つの島の二つの奇縁…安倍首相のシチリア・サミット参加、マルタ共和国訪問は不思議な縁に彩られていた。いずれもテロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案に絡むものだ。

「条約締結に必要な国内法整備は、G7を始めとする国際社会と協調し、深刻化するテロの脅威を含む国際的な組織犯罪に対する取り組みを強化する上で極めて重要だ」
▽サミット閉幕後の記者会見5月27日(産経)
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安倍首相は5月27日、サミット閉幕後の会見で、そう述べた。条約とは国際組織犯罪防止条約で、TOC条約あるいはパレルモ条約とも呼ばれる。パレルモは、シチリア島北西部にある都市の名だ。

国際組織犯罪防止条約は2000年のUN総会で採択された後、シチリア島のパレルモで署名会議が開かれた。会議を仕切っていたのは、当時のアナン事務総長である。
▽パレルモ条約署名会議(2000年12月)
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我が国は2003年に条約締結の国会承認が行われたが、国内法が未整備の為、17年が立つ今も同条約を批准できずにいる。世界187ヵ国が締結する中、我が国は孤立している状態だ。
▽パレルモ条約未締結国(産経)
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組織犯罪処罰法改正案は、パレルモ条約を批准する為に必要不可欠な国内担保法である。条約締結に向けた法整備についてG7首脳らが安倍首相に賛同するのも当然だった。

「国際組織犯罪防止条約締結の為の我が国の取り組みに対する各国の支持に感謝したい」

サミット首脳会議の席で安倍首相は、そう謝意を述べた。シチリアで産声を上げた同条約の批准に向け、奇しくも同じ島で各国首脳から賛同を得ることになった。
▽首脳会合に臨む安倍首相ら5月26日(ロイター)
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そして、もう一つの奇縁。安倍首相が初のマルタ共和国訪問を目前に控える中、マルタ大教授の肩書きを持つ不良外人が我が国でデマ宣伝を繰り広げた。UN特別報告者のジョゼフ・ケナタッチである。

マルタからの使者・ケナタッチは5月中旬、組織犯罪処罰法改正案に反対する意味不明の書簡を首相官邸に送付。連携する反日メディアが鬼の首を取ったように騒ぎ立てるハプニングが起きた。
▽マルタ大教授ジョゼフ・ケナタッチ(file)
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「必ずしもUNの総意を反映するものではない」

サミット会場で安倍首相と会談したUNのグテレス事務総長は、そう明言した。当たり前のことではあるが、反日メディアが隠してきた事実だ。更に、グテレス事務総長は突き放す。

「ケナタッチ氏は、UNとは別の個人の資格で活動している」
▽グテレス事務総長らと話す安倍首相5月27日(官邸)
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正確な発言内容は不明だが、重大な指摘である。ケナタッチの書簡には、UN人権理事会のレターヘッドがあった。マルタ島の大学教授が個人がUNの名を騙り、偽の公文書を送り付けたのだ。

主権国家に対し、UNの肩書きを悪用した脅迫文である。

【「国連勧告」のデマ党首無残】

「政府が直接説明する機会を得られることもなく、公開書簡の形で一方的に発出された。内容は明らかに不適切なものであり、強く抗議した」

菅官房長官は5月22日の会見で、ケナタッチの脅迫文を一蹴した。「不快感」では済まない強い口調だ。既にこの時点で政府がUN人権理側に照会し、組織と無関係であるとの言質を取っていたと考えられる。
▽UN人権理レターヘッド付の脅迫文
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ケナタッチは官房長官の批判に脊髄反射で発狂し、再攻撃を企てる。内容は「審議時間が少ないし」など相変わらず支離滅裂だが、民進党を通じ法務部会で発表するという手際の良さだった。

「日本政府は国連の正規のルートを含めて反論文を受け取っていない。何か背景があるのではないかと思わざるを得ない」
▽会見する菅官房長官5月24日(YouTube)
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初回と異なり、2次攻撃に対する菅官房長官の対応は、小馬鹿にした印象だった。示唆した「背景」とは、野党との繋がりだ。ケナタッチを操作しているのは、民進党と社民党の反日ゴミ連合である。

隠す気もないらしい。民進党がHPで公開しているケナタッチ脅迫文の和訳は、海渡雄一が担当している。福島瑞穂の旦那で、戸塚悦朗と並びジュネーブで暗躍する“国連ゴロ”だ。
▽ジュネーブで反日NGO指揮する海渡雄一’14年(FB)
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反日NGOが、UN人権理や条約機関を使い、情報戦を仕組んでいることは慰安婦捏造でバレている。それでも使い古された手法で挑んでくるのは、反日メディアが裏切らないと確信している為だろう。

「私たちが主張していることと同じ懸念だ。政府は、国連の勧告を重く受け止め、法案は廃案にすべきだ」

謝蓮舫は5月21日、記者団に対し、そう語った。個人の脅迫文を「国連勧告」と言い切ったのだ。反日メディアは間違いと知りながら喜んで拡散。嘘吐きに相乗りするのが“国連詐欺報道”の基本である。
▽「国連勧告」のデマ宣伝5月21日(捏造紙)
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いい恥さらしだ。捏造紙は、謝蓮舫を貶める意図で記事化したとも思える。グテレス事務総長の「UNとは別の個人」発言は謝蓮舫を地獄に突き落とすものだったが、デマ発言に関する謝罪は行われていない。

また、しばき隊最高幹部の有田芳生は、ケナタッチ脅迫文について「集団的に検討された公開書簡」と明言。人権理の誰と誰が何処でいつ検討したのか、議事録を公開する義務がある。

【慰安婦逆ギレで幻想は消滅へ】

ケナタッチ脅迫文の最も不可解な部分は、5月18日付で送り付けられたことだ。衆院法務委員会で改正法案が可決する前日で、反日メディアと組んでデマ宣伝を繰り広げるには遅過ぎた。

事務総長による「ちゃぶ台返し」で結局は、反日メディアの歪曲報道と謝蓮舫の無知無能を暴いて自壊した。その中、脅迫文を注意深く読むと激しい違和感を覚える一文があることに気付く。

「表現の自由を不当に制約する恐れがある」
▽官邸に送り付けられたケナタッチ脅迫文(産経)
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マルタからの使者は、前後の脈絡も根拠もなく、唐突に「表現の自由」が規制されると絶叫しているのだ。仕掛けが見えてきた。本丸は全く別のところに存在する。

ケナタッチの役割は、もう1人のUN報告者デービッド・ケイの露払いである。昨年4月に来日し、親北NGOとコラボして嘘だらけのプロパガンダを撒き散らした不良外人だ。
▽FCCJで演説するD・ケイH28年4月(ヤフー)
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「報道の独立性は深刻な脅威に直面している」

デービッド・ケイは、FCCJ(日本外国特派員協会)をホームグラウンドに、ありもしない報道弾圧を訴え、騒動を巻き起こした。その報告書が6月中にUN人権理に提出される。

政府はケイの嘘・デタラメ・捏造に関して事実誤認を指摘したが、外務省が入手した報告書の草案は、何ら是正されていなかった。我が国を誹謗中傷する「勧告」が出る可能性が高い。



国を憂う有識者からは「第2のクマラスワミ報告書になる」と懸念する声が上がっている。今回、ケナタッチ脅迫文を拡散した反日メディアは、この「ケイ報告書」を最大限に利用するだろう。

チベットや東トルキスタンで続く惨状を知る者にとって、中共マンセーのUN人権理は、弾圧支援機関でしかない。慰安婦の真実を知った日本国民も同じだ。
▽反国家思想で拷問受けるチベット僧’08年(流出画像)
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参照:H24年1月12日エントリ『甦る文革とチベット人狩り…遂に転生ラマも自己犠牲』

一方、教育課程や既存メディアで“国連崇拝”を植え付けられ、そのままの洗脳が解けない人々も多く残る。「ケイ報告書」には充分な警戒が必要だが、カルト的な崇拝をぶち壊すチャンスでもある。

「歴史教科書からの慰安婦問題の記述削除は、政治的な意図を反映している」

デービッド・ケイは、慰安婦記述の減少も政府の弾圧と位置付ける。脱力レベルの自作自演。UN人権委時代のクマラスワミ報告書が吉田清治を根拠にし、その嘘がバレて慰安婦記述が減ったのだ。
▽歴史教科書に登場する洋公主(産経file)
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小説を史実扱いして広範囲の人権侵害を行ったラディカ・クマラスワミは、謝罪も訂正も弁解もなく、逃げ回っている。見下げ果てた根性だが、“国連幻想”に亀裂を入れた功労者とも言える。

「ケイ報告書」が慰安婦を絡めて我が国の「言論狩り」を糾弾するのであれば、政府はクマラスワミの捏造事件に遡って反論し、追い詰めるべきだ。20年前の雪辱を果す時がきたのである。
▽南鮮メディアで吠えるクマラスワミ’14年(聯合)
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UN人権理との激突。それは、日本国民の“国連幻想”を打ち砕き、反日メディアから“国連詐欺報道”を一掃する絶好の機会だ。



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参照:
□外務省HP5月18日『国連人権理事会の「プライバシーの権利」特別報告者による公開書簡に対する日本政府見解』
□民進党HP5月25日『国連特別報告者ジョセフ・ケナタッチ氏の書簡と菅官房長官への反論(日本語訳)』
□外務省HP5月25日『国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約』

参考記事:
□産経新聞5月28日『安倍晋三首相、マルタの日本海軍戦没者墓地で献花』
□日経新聞5月28日『安倍首相がマルタ初訪問に秘めた思い』
□読売新聞5月27日『テロ準備罪懸念は「総意でない」…国連事務総長』
□産経新聞5月27日『国連事務総長が慰安婦の日韓合意に「賛意」「歓迎」 テロ等準備罪法案批判「国連の総意ではない」 安倍晋三首相との会談で』
□産経新聞5月24日『ケナタッチ氏反論に不快感 「何か背景あるのでは」菅義偉官房長官』
□朝日新聞5月21日『蓮舫代表「国連勧告を受け止め廃案を」「共謀罪」法案』

この記事へのコメント

再始動
2017年06月02日 07:00
田母神俊雄
https://twitter.com/toshio_tamogami

「田母神俊雄を応援する会」の発起人を引き受けて頂いた皆様はすでに120名に達しております。本当に心強く思います。皆様ありがとうございます。7月22日(土)皆さんにお会いできることを楽しみにしております。
https://m62983.wixsite.com/tamogami
日本人
2017年06月09日 04:50
20170604台灣民政府64快樂法理變革大遊行上凱達格蘭大道風雨生信心
https://youtu.be/62upb210WXo
台湾民政府とは
2017年06月09日 05:25
台湾民政府とは、台湾人による台湾人のための臨時政府です。
現在、台湾は実質的に中華民国が統治しています。中華民国は中国本土から逃れて来た臨時政府で、中華人民共和国が統治している地域を中華民国としています。首都は南京。
一方、台湾民政府は台湾として自治もしくは独立を目指している組織です。
中華民国から脱却し台湾は台湾として独立すべきだと主張しているのです。中国人と台湾人は違うと感じている人もいるみたいです
日本が敗戦し、台湾の領土権は講和条約で日本は放棄しています。しかし、主権がどこに属すか定められていない、ということは日本に主権が残されている、というのが台湾民政府の理論らしいです。

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