ラムザイヤー教授の挑戦状…毒々しき“Qアサヒ”陰謀論
ラムザイヤー論文は30年間も凍結されていた。永い眠りから醒め、捏造派に衝撃を与える中、教科書に再登場した洗脳用語の消滅も確定。だが捏造紙が垂れ流した陰謀論の解毒は進まない。
「単なる1人の教員に対する嫌がらせの問題ではなく、もっと深刻な、重大な問題だと思います」
マーク・ラムザイヤー教授は、自らの身に降り掛かった出来事を「災難」と表現した。4月末に都内で開かれた慰安婦論文をめぐる緊急シンポジウム。そこに教授はビデオ・メッセージを寄せた。
「ある程度の反発があることは覚悟していましたけれども、こんなに激しいものになるとは全く予想していませんでした」
▽構内で発狂する南鮮系学生ら3月(ハーバード学生新聞)
災難と言いながらも実に雄弁だった。敵意を剥き出しにする捏造派を罵ることは控え、多くは、集中砲火を浴びる中、擁護してくれた人々への感謝の言葉だった。
今年1月末、産経新聞に学術論文の要旨が紹介された直後から、南鮮メディアは陰湿かつ悪辣な中傷キャンペーンを主導。犯罪に等しい恫喝が続く一方、真実派の有志は厚い支持の声をあげた。
▽国際歴史論争シンポの会場4月24日(なでしこアクション)
「批判者にとって重要なのは、強制連行説とか性奴隷説に対する反対説が絶対英語の文献に現れたらいけないということらしい」
敵側の真意も的確に読み取っている。性奴隷の創作話に異議を唱える英語圏の論文は存在してはならない…捏造派は、学説は既に統一されているという「幻影」を守る必要に迫られたのだ。
我々日本人には、性奴隷説が結論となっている米学界の状況は理解し難いが、教授はそこに一石を投じ、定説を覆しただけではななかった。幻影を砕き、ブレイクスルーを起こしたのである。
「これ程のスターリン主義は滅多に見るものじゃない」
捏造派の目的は論文の撤回だった。論破ではなく、抹殺である。標的を孤立させて精神的に追い詰める手法は文革にも似ていると指摘。トランプ支持者狩りと同じ“病めるアメリカ”の荒んだ風景だ。
【論文は30年の眠りから醒めた】
「英文のどの文献を読んでも韓国の反日バイアスか、米国学界の人文学科の反日バイアスが掛かっているように見えるものが圧倒的に多かった」
ラムザイヤー教授は、そう執筆の動機を語った。歴史論文であっても政治上の都合や流行に左右され、1930年代の朝鮮半島を正確に記述した英語文献は見当たらなかった模様だ。重要な指摘である。
英国女性イザベラ・バードの著名な『朝鮮紀行』は1890年代と古く、日露戦争以降の朝鮮半島を活写した欧米発の紀行文は知られていない。このエア・ポケットが今でも悪用されているのではないか。
▽1936年のソウル南大門通り(file)
李氏朝鮮末期と戦後の米軍上陸までの“空白期”を埋める作業。投じた一石の大きさに感嘆する一方、今年になって論文を発表した理由は充分に説明されていない。
ラムザイヤー教授は若くしてサントリー学芸賞を受賞し、我が国で注目を集めたこともあった。酒井信彦元東大教授が、31年前に捏造紙で紹介された記事を発見。先月の夕刊フジで紹介している。
▽朝日の論文騒動記事と’91年の記事(夕刊フジ)
当時36歳、 UCLAの教授時代に法律経済学の手法を用い、ジャパノロジストの間に蔓延る「日本特殊論」を打破したという。その記事の中に、なんと今回の論文の予告があったのだ。
「次の論文の題材は『戦前日本の公娼制度における前借金制度について』。身売りという社会的問題が経済的な面から検証されることは少なかった」(’90年12月21日付け捏造紙『顔』欄)
公娼制度の前借金については秦郁彦氏が『慰安婦と戦場の性』第2章で詳しく書いているが、出版は平成11年(’99)だ。ラムザイヤー教授の予告は第1次慰安婦騒動勃発の前である。
▽緊急シンポには秦郁彦氏も参加4月24日(なでしこアクション)
この時点でゲーム理論を活用し、資格外プレーヤーの存在にまで踏み込む予定だったのか詳細は分からない。ただし、テーマを30年間温めめたのではなく、封印せざる得なかったと想像する。
推測を重ねるが、教授が「30年の封印」を解いた背景は何だろう。歴史修正に血道を上げる南鮮政権への危機感、過激化する在米反日勢力に対する焦燥感か…いつか教授本人の口から聞けることを期待する。
▽ラムザイヤー教授(ハーバード大HP)
もし当該論文がホンダ決議の前に発表されていたら、採択は滞り、オバマの「おぞましい人権侵害」発言もなかったかも知れない。30年に及ぶ論文のコールドスリープは悔やまれる。
それでも、この数年間で慰安婦捏造事件をめぐる日南の環境は激変した。吉田清治の朝日新聞“社葬”に南鮮での『反日種族主義』メガヒット。挺対協内紛に伴う李容洙の偽物暴露と凋落が著しい。
□李宇衍研究委員も映像で登場
そして洗脳教室からの将来的な“従軍慰安婦”排除も確定した。
【復活“従軍慰安婦”2度目の臨終】
「教科書の検定基準は閣議決定、その他の方法により示された政府の統一的な見解が存在している場合は、それに基づいて記述される」
▽衆院予算委で答弁する菅首相5月10日(産経)
菅首相は5月10日、教科書の「従軍慰安婦」記述を認めない方針を示した。一般論として「排除」の可能性に留まったが、翌日会見した萩生田文科相はもう一歩踏み込んだ。
「教科書会社が今後は政府の方針に沿って、適切な表現に変えていって頂けると期待している」
今後、教科書から「従軍慰安婦」の記述が再び消えることが確定した。次回の検定では極左出版社が「従軍」表記を捩じ込んでも検定意見で修正を余儀なくされる。
▽記者質問に答える萩生田文科相5月11日(YouTube)
「教科書会社から訂正などの申し出があれば了としたい」
萩生田文科相は、そう付け加えた。また発行済みの教科書について文科省側から訂正を求めることはないという。山川出版が自主的に訂正するとは思えない。捏造派の目的は教室での洗脳だ。
「この度の決定を心より歓迎し強く支持する。長年にわたって続いてきた『従軍慰安婦問題』の局面を大きく変える転機となり得る」
▽会見する「つくる会」藤岡副会長ら2月(産経)
記述の不当性を追及してきた「新しい歴史教科書をつくる会」は声明を発表し、尽力した関係者に謝意を示した。詰めの一手となったのは、「従軍慰安婦」記述を不適切とした4月27日の閣議決定だ。
「あたかも女性たちが強制的に連行され、軍の一部に位置付けられていたとの誤った理解を日本国内のみならず国際的にも与えてしまっている」(質問主意書)
閣議決定を引き出した維新・馬場伸幸衆院議員の質問主意書が素晴らしかった。そして参院文科委で切れ味抜群の質問をした自民・有村治子議員や維新・松沢成文議員の活躍も忘れ難い。
▽文科委で質問する有村議員3月22日(参院TV)
「新しい閣議決定の中で『従軍慰安婦』という造語は今後、誤解を招くので使わないという政府方針は明確になった」
5月11日の会見で萩生田文科相が「造語」と明言した意味も大きい。ポルノ映画の題名にもなった造語を全ての主流メディアが報道で使い、ひいては官房長官の談話にまで採用された。
▽歴史教科書に“記述”される河野洋平(中央日報)
単なる造語や流行語の濫用ではない。それは悪意を持って拡散されたプロパガンダ用語なのだ。
【終わりなき“Qアサヒ”の陰謀論】
馬場議員は質問主意書の中で、造語の考案者である千田夏光に触れた。対して政府答弁書は吉田清治を名指し、朝日新聞の捏造報道が“従軍慰安婦”の一般化・普及で大きな役割を果たしたと言い切った。
「虚偽の事実が大手新聞社により、事実であるかのように大きく報道された」「その後、当該新聞社は平成26年に(略)事実関係の誤りを認めたものと承知している」
吉田清治の「軍による強制連行」というフィクションが“従軍慰安婦”を広めたと指摘したのだ。匿名とは言え、閣議決定で主原因とされた捏造紙は予想外の流れ弾を浴びた格好である。
▽朝日東京本社前の抗議活動(file)
「強制連行の指揮に当たった動員部長が、悲惨な『従軍慰安婦狩り』の実態を証言した」(昭和57年9月2日付け朝日新聞)
吉田の大阪講演を取り上げた清田治史の記事や植村隆の捏造スクープにも平然と“従軍慰安婦”の文字が踊る。朝日がプロパガンダ用語の流布・拡散を主導したことは間違いない。
▽ソウルで反日活動を行う植村隆(共同)
平成27年夏の吉田清治“社葬”で捏造紙幹部は女子挺身隊と慰安婦の混同を認めた。しかし吉田関連の記事を取り消す一方、千田夏光は否定せず、過去の“従軍慰安婦”表記についてもスルーした。
「誤解を招きかねない」として従軍表記の訂正を出していれば、教科書に復活することはなかった。捏造紙は「誤解を招く」為のプロパガンダ用語を敢えて残し、山川出版に悪用する隙を与えた。
▽築地で営まれた吉田清治の“社葬”H26年(時事)
朝日新聞が30年以上の歳月を掛けて構築した「日本軍による慰安婦狩り」という醜悪なストーリーは陰謀論に他ならない。今風に言えば“Qアサヒの陰謀論”である。
問題は、クオリティ・ペーパーを自称する全国紙が未だにその陰謀論にしがみ付き、旗振り役を務めていることだ。訂正・謝罪の直後にも英字版で性奴隷を連想させる説明を付すなど悪あがきを続ける。
▽独ドレスデン国立博物館中庭に設置4月15日(FNN)
ベルリン腐れ像が延命する中、独では博物館に進出。また米フィラデルフィア市で建設予定の“慰安婦公園”も判明した。戦後最大級の反日陰謀論は、我が国の環境変化に反して止む気配がない。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
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↓

参照:
□新しい歴史教科書をつくる会HP
□なでしこアクション4月27日『ラムザイヤー教授からのメッセージ(日本語文字起こしと韓国語訳)』
□なでしこアクション4月24日『【緊急シンポジウム】ラムザイヤー論文をめぐる国際歴史論争 (永田町/星稜会館)』
□なでしこアクション4月29日『日本政府閣議決定~「従軍慰安婦」という用語は使用しない』
□文科省HP5月11日『萩生田光一文部科学大臣記者会見録』
□サントリー学芸賞HP『選評:J.マーク・ラムザイヤー「法と経済学―日本法の経済分析』
参考記事:
□ZAKZAK4月13日『もっと大きく取り上げるべきでは 慰安婦問題“当事者”のラムザイヤー論文報道の小ささと31年前の紹介記事』
□産経新聞5月16日『「慰安婦性奴隷説」否定のラムザイヤー論文に韓国などが反発 「自由な研究」阻害するおそれ』
□産経新聞5月12日『「いわゆる従軍慰安婦」表現も不適切 文科省が教科書検定で見解』
□産経新聞5月11日『教科書「従軍慰安婦」記述、次回から検定意見対象に 文科相』
□産経新聞5月10日『首相、「従軍慰安婦」の教科書記述認めない考え「政府の統一見解踏まえ対応」』
□ZAKZAK4月30日『「従軍慰安婦」表現は不適切 朝日新聞が誤りを認めるも変わらぬ状況 『河野談話』の是正も迫る 政府答弁引き出した維新・馬場幹事長に聞く』
□産経社説4月30日『「従軍慰安婦」不可 教科書の記述是正を急げ』
□Japan in-depth4月14日『「慰安婦問題は歴史認識を巡る現代国際世論戦」有村治子参議院議員』
□産経新聞3月9日『韓国系団体 米フィラデルフィアで「慰安像公園」を計画』
「単なる1人の教員に対する嫌がらせの問題ではなく、もっと深刻な、重大な問題だと思います」
マーク・ラムザイヤー教授は、自らの身に降り掛かった出来事を「災難」と表現した。4月末に都内で開かれた慰安婦論文をめぐる緊急シンポジウム。そこに教授はビデオ・メッセージを寄せた。
「ある程度の反発があることは覚悟していましたけれども、こんなに激しいものになるとは全く予想していませんでした」
▽構内で発狂する南鮮系学生ら3月(ハーバード学生新聞)
災難と言いながらも実に雄弁だった。敵意を剥き出しにする捏造派を罵ることは控え、多くは、集中砲火を浴びる中、擁護してくれた人々への感謝の言葉だった。
今年1月末、産経新聞に学術論文の要旨が紹介された直後から、南鮮メディアは陰湿かつ悪辣な中傷キャンペーンを主導。犯罪に等しい恫喝が続く一方、真実派の有志は厚い支持の声をあげた。
▽国際歴史論争シンポの会場4月24日(なでしこアクション)
「批判者にとって重要なのは、強制連行説とか性奴隷説に対する反対説が絶対英語の文献に現れたらいけないということらしい」
敵側の真意も的確に読み取っている。性奴隷の創作話に異議を唱える英語圏の論文は存在してはならない…捏造派は、学説は既に統一されているという「幻影」を守る必要に迫られたのだ。
我々日本人には、性奴隷説が結論となっている米学界の状況は理解し難いが、教授はそこに一石を投じ、定説を覆しただけではななかった。幻影を砕き、ブレイクスルーを起こしたのである。
「これ程のスターリン主義は滅多に見るものじゃない」
捏造派の目的は論文の撤回だった。論破ではなく、抹殺である。標的を孤立させて精神的に追い詰める手法は文革にも似ていると指摘。トランプ支持者狩りと同じ“病めるアメリカ”の荒んだ風景だ。
【論文は30年の眠りから醒めた】
「英文のどの文献を読んでも韓国の反日バイアスか、米国学界の人文学科の反日バイアスが掛かっているように見えるものが圧倒的に多かった」
ラムザイヤー教授は、そう執筆の動機を語った。歴史論文であっても政治上の都合や流行に左右され、1930年代の朝鮮半島を正確に記述した英語文献は見当たらなかった模様だ。重要な指摘である。
英国女性イザベラ・バードの著名な『朝鮮紀行』は1890年代と古く、日露戦争以降の朝鮮半島を活写した欧米発の紀行文は知られていない。このエア・ポケットが今でも悪用されているのではないか。
▽1936年のソウル南大門通り(file)
李氏朝鮮末期と戦後の米軍上陸までの“空白期”を埋める作業。投じた一石の大きさに感嘆する一方、今年になって論文を発表した理由は充分に説明されていない。
ラムザイヤー教授は若くしてサントリー学芸賞を受賞し、我が国で注目を集めたこともあった。酒井信彦元東大教授が、31年前に捏造紙で紹介された記事を発見。先月の夕刊フジで紹介している。
▽朝日の論文騒動記事と’91年の記事(夕刊フジ)
当時36歳、 UCLAの教授時代に法律経済学の手法を用い、ジャパノロジストの間に蔓延る「日本特殊論」を打破したという。その記事の中に、なんと今回の論文の予告があったのだ。
「次の論文の題材は『戦前日本の公娼制度における前借金制度について』。身売りという社会的問題が経済的な面から検証されることは少なかった」(’90年12月21日付け捏造紙『顔』欄)
公娼制度の前借金については秦郁彦氏が『慰安婦と戦場の性』第2章で詳しく書いているが、出版は平成11年(’99)だ。ラムザイヤー教授の予告は第1次慰安婦騒動勃発の前である。
▽緊急シンポには秦郁彦氏も参加4月24日(なでしこアクション)
この時点でゲーム理論を活用し、資格外プレーヤーの存在にまで踏み込む予定だったのか詳細は分からない。ただし、テーマを30年間温めめたのではなく、封印せざる得なかったと想像する。
推測を重ねるが、教授が「30年の封印」を解いた背景は何だろう。歴史修正に血道を上げる南鮮政権への危機感、過激化する在米反日勢力に対する焦燥感か…いつか教授本人の口から聞けることを期待する。
▽ラムザイヤー教授(ハーバード大HP)
もし当該論文がホンダ決議の前に発表されていたら、採択は滞り、オバマの「おぞましい人権侵害」発言もなかったかも知れない。30年に及ぶ論文のコールドスリープは悔やまれる。
それでも、この数年間で慰安婦捏造事件をめぐる日南の環境は激変した。吉田清治の朝日新聞“社葬”に南鮮での『反日種族主義』メガヒット。挺対協内紛に伴う李容洙の偽物暴露と凋落が著しい。
□李宇衍研究委員も映像で登場
そして洗脳教室からの将来的な“従軍慰安婦”排除も確定した。
【復活“従軍慰安婦”2度目の臨終】
「教科書の検定基準は閣議決定、その他の方法により示された政府の統一的な見解が存在している場合は、それに基づいて記述される」
▽衆院予算委で答弁する菅首相5月10日(産経)
菅首相は5月10日、教科書の「従軍慰安婦」記述を認めない方針を示した。一般論として「排除」の可能性に留まったが、翌日会見した萩生田文科相はもう一歩踏み込んだ。
「教科書会社が今後は政府の方針に沿って、適切な表現に変えていって頂けると期待している」
今後、教科書から「従軍慰安婦」の記述が再び消えることが確定した。次回の検定では極左出版社が「従軍」表記を捩じ込んでも検定意見で修正を余儀なくされる。
▽記者質問に答える萩生田文科相5月11日(YouTube)
「教科書会社から訂正などの申し出があれば了としたい」
萩生田文科相は、そう付け加えた。また発行済みの教科書について文科省側から訂正を求めることはないという。山川出版が自主的に訂正するとは思えない。捏造派の目的は教室での洗脳だ。
「この度の決定を心より歓迎し強く支持する。長年にわたって続いてきた『従軍慰安婦問題』の局面を大きく変える転機となり得る」
▽会見する「つくる会」藤岡副会長ら2月(産経)
記述の不当性を追及してきた「新しい歴史教科書をつくる会」は声明を発表し、尽力した関係者に謝意を示した。詰めの一手となったのは、「従軍慰安婦」記述を不適切とした4月27日の閣議決定だ。
「あたかも女性たちが強制的に連行され、軍の一部に位置付けられていたとの誤った理解を日本国内のみならず国際的にも与えてしまっている」(質問主意書)
閣議決定を引き出した維新・馬場伸幸衆院議員の質問主意書が素晴らしかった。そして参院文科委で切れ味抜群の質問をした自民・有村治子議員や維新・松沢成文議員の活躍も忘れ難い。
▽文科委で質問する有村議員3月22日(参院TV)
「新しい閣議決定の中で『従軍慰安婦』という造語は今後、誤解を招くので使わないという政府方針は明確になった」
5月11日の会見で萩生田文科相が「造語」と明言した意味も大きい。ポルノ映画の題名にもなった造語を全ての主流メディアが報道で使い、ひいては官房長官の談話にまで採用された。
▽歴史教科書に“記述”される河野洋平(中央日報)
単なる造語や流行語の濫用ではない。それは悪意を持って拡散されたプロパガンダ用語なのだ。
【終わりなき“Qアサヒ”の陰謀論】
馬場議員は質問主意書の中で、造語の考案者である千田夏光に触れた。対して政府答弁書は吉田清治を名指し、朝日新聞の捏造報道が“従軍慰安婦”の一般化・普及で大きな役割を果たしたと言い切った。
「虚偽の事実が大手新聞社により、事実であるかのように大きく報道された」「その後、当該新聞社は平成26年に(略)事実関係の誤りを認めたものと承知している」
吉田清治の「軍による強制連行」というフィクションが“従軍慰安婦”を広めたと指摘したのだ。匿名とは言え、閣議決定で主原因とされた捏造紙は予想外の流れ弾を浴びた格好である。
▽朝日東京本社前の抗議活動(file)
「強制連行の指揮に当たった動員部長が、悲惨な『従軍慰安婦狩り』の実態を証言した」(昭和57年9月2日付け朝日新聞)
吉田の大阪講演を取り上げた清田治史の記事や植村隆の捏造スクープにも平然と“従軍慰安婦”の文字が踊る。朝日がプロパガンダ用語の流布・拡散を主導したことは間違いない。
▽ソウルで反日活動を行う植村隆(共同)
平成27年夏の吉田清治“社葬”で捏造紙幹部は女子挺身隊と慰安婦の混同を認めた。しかし吉田関連の記事を取り消す一方、千田夏光は否定せず、過去の“従軍慰安婦”表記についてもスルーした。
「誤解を招きかねない」として従軍表記の訂正を出していれば、教科書に復活することはなかった。捏造紙は「誤解を招く」為のプロパガンダ用語を敢えて残し、山川出版に悪用する隙を与えた。
▽築地で営まれた吉田清治の“社葬”H26年(時事)
朝日新聞が30年以上の歳月を掛けて構築した「日本軍による慰安婦狩り」という醜悪なストーリーは陰謀論に他ならない。今風に言えば“Qアサヒの陰謀論”である。
問題は、クオリティ・ペーパーを自称する全国紙が未だにその陰謀論にしがみ付き、旗振り役を務めていることだ。訂正・謝罪の直後にも英字版で性奴隷を連想させる説明を付すなど悪あがきを続ける。
▽独ドレスデン国立博物館中庭に設置4月15日(FNN)
ベルリン腐れ像が延命する中、独では博物館に進出。また米フィラデルフィア市で建設予定の“慰安婦公園”も判明した。戦後最大級の反日陰謀論は、我が国の環境変化に反して止む気配がない。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります
↓

参照:
□新しい歴史教科書をつくる会HP
□なでしこアクション4月27日『ラムザイヤー教授からのメッセージ(日本語文字起こしと韓国語訳)』
□なでしこアクション4月24日『【緊急シンポジウム】ラムザイヤー論文をめぐる国際歴史論争 (永田町/星稜会館)』
□なでしこアクション4月29日『日本政府閣議決定~「従軍慰安婦」という用語は使用しない』
□文科省HP5月11日『萩生田光一文部科学大臣記者会見録』
□サントリー学芸賞HP『選評:J.マーク・ラムザイヤー「法と経済学―日本法の経済分析』
参考記事:
□ZAKZAK4月13日『もっと大きく取り上げるべきでは 慰安婦問題“当事者”のラムザイヤー論文報道の小ささと31年前の紹介記事』
□産経新聞5月16日『「慰安婦性奴隷説」否定のラムザイヤー論文に韓国などが反発 「自由な研究」阻害するおそれ』
□産経新聞5月12日『「いわゆる従軍慰安婦」表現も不適切 文科省が教科書検定で見解』
□産経新聞5月11日『教科書「従軍慰安婦」記述、次回から検定意見対象に 文科相』
□産経新聞5月10日『首相、「従軍慰安婦」の教科書記述認めない考え「政府の統一見解踏まえ対応」』
□ZAKZAK4月30日『「従軍慰安婦」表現は不適切 朝日新聞が誤りを認めるも変わらぬ状況 『河野談話』の是正も迫る 政府答弁引き出した維新・馬場幹事長に聞く』
□産経社説4月30日『「従軍慰安婦」不可 教科書の記述是正を急げ』
□Japan in-depth4月14日『「慰安婦問題は歴史認識を巡る現代国際世論戦」有村治子参議院議員』
□産経新聞3月9日『韓国系団体 米フィラデルフィアで「慰安像公園」を計画』
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