佐渡に眠る幻の“反日金脈”…期限直前に1級史料を発掘
朝鮮人労務者の宿舎には娯楽室もあった。推薦のタイムリミットが迫る中、佐渡金山の実態を伝える1級史料が公開された。それでも外務省は日南歴史戦に怯え、厭戦ムードに包まれる。
「そんな簡単なもんじゃないんだよ」
参議院第1委員会室を訪れた岸田首相は衆人環視の中で、そう言った。会話の相手は「護る会」代表の青山繁晴議員だ。青山議員は佐渡金山を推薦するよう前日の1月20日、首相に電話をしていた。
世界文化遺産候補「佐渡島の金山」推薦を巡り、高市早苗政調会長を始め、自民党の護国系議員が岸田政権にアピールを続けていた。安倍元首相が派閥会合で念押ししたのも、その頃だった。
▽会合で発言する安倍元首相1月20日(FNN)
「論戦を避ける形で登録を申請しないのは間違っている」
1月20日未明、政府が推薦見送りを決めたとTBSが一報を打ち、読売新聞など各社も続いた。理由に南鮮側の反発が挙げられたことで、保守層を筆頭に世論が沸騰する。
青山議員に話し掛けた時、岸田首相の判断が「推薦見送り」に傾いていたことは事実だろう。南鮮に配慮した登録申請の却下。戦意も示さず不戦敗という最悪のパターンだ。
「ユネスコの委員国に対し、江戸時代の伝統的手工業について『韓国は当事者ではない』と積極的に説明すべきで、それも出来ないと諦めているのなら、国家の名誉に関わる事態です」
▽衆院予算委で質問する高市政調会長1月24日(産経)
衆院予算委で質問に立った高市政調会長の主張は、状況を網羅的に解説するものだった。遺産登録手続きのロジ面から、根本にある“出稼ぎ工の摺り替え”問題にも踏み込む素晴らしい内容だ。
「早期に議論を開始することが、登録実現への近道であるという結論に至り、2月1日に閣議了解を経てユネスコに申請することと致しました」
1月28日夕の記者会見で、岸田首相は“見送りの見送り”を表明。現政権の弱腰を痛烈に非難した有志の大勝利だ。一方、政府側が期限切れで推薦を選択せざる得ない状況に追い込まれた側面もある。
【見送りで腹を括れなかった岸田政権】
「希望的観測で言うと報道ではアレだったけど、事務方官僚のリークだとして、私の判断で直したと言う可能性がある」
お馴染み高橋洋一元参与の予測がまた的中した。1月26日朝に収録した動画で、前日の首相動静から外務・文科事務次官と文化庁次長を交えた4者協議で、推薦の方向が決まったと指摘する。
文化審議会は昨年12月28日、世界文化遺産候補に「佐渡島の金山」を選定すると答申した。国内競合を除き、選定された候補が推薦されなかったケースは過去に一度もない。
▽佐渡金山割戸に迫る見学コース(新潟観光協会)
初の推薦見送りには、合理的な理由が必要だった。面倒を嫌い、不戦敗を狙う外務省は、推薦見送りに相当する不備を探したが、何ら問題点はなかった。粗探しは不調で、タイムアップとなった。
「韓国側は既に強い警戒の目を持って佐渡の件を注視している。江戸時代に絞ったとしても避けて通ることは出来ない」
文化審議会による推薦候補選定の最終局面で、外務省の担当者が横槍を入れてきた。「問題になる」と異例の牽制をしたのだ。この部分は非公開で同審議会の議事録からカットされている。
参照:NHK12月28日「佐渡金山」世界遺産登録に向け推薦候補に選定も状況は不透明』
「韓国への外交的配慮は全くない」
▽衆院予算委で答弁する林芳正1月24日(産経)
高市質問に対して外相の林芳正は、そう答弁した。昨年11月の文化審議会での横槍と矛盾する。実際、外務省サイドは南鮮との歴史戦を避けて通ろうと考えていたのだ。
しかし、異例の推薦却下を決める理屈は見当たらなかった。それでも反日メディアは岸田政権と自民党保守派の対立をクローズアップし、安倍元首相らが関係悪化の材料を提供したと叩くに違いない。
▽佐渡市長から推薦要望書を受け取る1月18日(産経)
青山議員によると「簡単な問題じゃない」と岸田首相が言った背景には、南鮮のユネスコ工作があるという。文在寅政権が反対を表明する以前から現地で工作を開始。我が国は後手に回っている。
この腹黒い工作活動に関しても、一切触れず、隠し通すだろう。反日メディアにとってユネスコは常に正しく、クリーンな機関なのだ。敵は半島だけではない。
【佐渡金山 戦後77年目の真実】
「日帝強占期に朝鮮人に対する強制労働が行われた佐渡鉱山」(12月29日付け中央日報)
文化審議会の答申直後、南鮮は難癖を付けてきた。端島(軍艦島)の際と同じ、官・民・メディア挙げた総攻撃で、いずれも“恨を押した”かのように「強制労働の現場」と決め付ける。
▽道遊の割戸は江戸時代の露頭掘り跡11月(時事)
登録申請の「江戸時代」、朝鮮半島は清朝に隷属していて全く無関係だが、歴史戦の開幕だ。果たして我が邦に南鮮の嘘を叩き潰す武器はあるのか…
いきなり見付かった。慰安婦捏造などで奮戦する歴史認識問題研究会が1月26日、決定的な文書の公開に踏み切ったのだ。現存する最高レベルの歴史資料である。
「各寄宿舎には娯楽室を設け雑誌、朝鮮将棋、蓄音機、ラジオ等を設付け慰安娯楽と趣味の向上に努むる」(後掲書845頁)
▽『佐渡鉱山史 其ノ二』目次(歴史認識問題研究会HPより)
佐渡鉱山採鉱元課長・平井栄一氏が編んだ『佐渡鉱山史 其ノ二』にある記述だ。研究者の間では知られていたものの、非公開だった為、内容を把握することが出来なかったという。
「待遇賃金制度、稼働奨励方法等概ね内地労働者と同一で主として坑内夫として就労」(前掲書845頁)
平井栄一元課長は、金山がある新潟県の旧佐渡郡相川町の出身で、大正初めより鉱山に勤務。技師として北海道や秋田の鉱山を巡った後、佐渡に戻り、晩年は郷土資料館の設立に尽力し、初代館長も務めた。
▽S18年5月の職種別比率(歴史認識問題研究会作成)
『佐渡鉱山史』の完成は昭和25年。佐渡金山の盛衰を後世に遺したいと願った三菱金属社長が、文化・技術面で造詣の深い平井元課長に白羽の矢を立てた。そこにある朝鮮人労務者の記録は詳細だ。
「内地求人絶対不可能の状態にありたれば昭和15年2月朝鮮労務者98名を募集」(前掲書845頁)
同年5月に248人、12月に300人を募集で受け入れた。更に昭和16年に280人、17年に79人。18年度はなく、昭和19年に263人、同20年に251人と記される。専用の娯楽設備の用意も頷ける数だ。
▽朝鮮人に関する『佐渡鉱山史』の記述(同HPより)
「計1519名を移入したが終戦と同時に残留人員1096名を送還した」
南鮮側は妨害キャンペーンの中で「最大約1200人」と連呼している。大東亜戦争期に限れば、593人の募集だが、昭和15年からカウントすると南鮮側の数値より多い。
いったい南鮮の捏造チームは何を根拠にしたのか?
【捏造史が罷り通った昨夏の惨敗劇】
「強制的に動員された朝鮮人は脱出を試み、会社側は警察や職業紹介所など索出システムを稼動して彼らを捕まえ、暴行を加えた」(’20年11月24日付けハンギョレ新聞)
なんとも香ばしく、そして焦げ臭い。南鮮紙によると、人数の出元は「日帝強制動員被害者支援財団の報告書」で、依拠した“資料”は、公安文書、名簿、新聞記事、さらに「証言」だという。
この時点で史実を照らし合う学術的な歴史検証が成立していない…同財団はニセ徴用工訴訟と並行し、南鮮行政安全部の傘下として’14年に急造された反日プロパガンダ組織である。
▽釜山にある国立の歴史捏造館(file)
また同財団の“アンテナ・ショップ”が、軍艦島フェイク映像でNHKとコラボする釜山市の歴史捏造館だ。「1200人」表記の報告書は’19年作成のもので、「暴行」等の上記引用部は、明かな創作だ。
軍艦島捏造では、元反米ゲリラの凶悪犯・具然喆(グ・ヨンチョル)やNHKが歴史の証人と讃える徐正雨(ソ・ジョンウ)が語り部として登場した。ならば、佐渡島の吉田清治にも期待が高まる。
▽軍艦島の吉田清治こと具然喆(ソウル新聞)
「ケガをした父が病院にも行けず部屋で呻きながら横になっていた」
早くもイム・テホなる“強制動員被害者”が南鮮メディアで持て囃されている。戦前の昭和15年に佐渡島入りしたとの履歴から、大挙押し寄せた出稼ぎ工か『鉱山史』に明記された募集工である。
故人の父に代わって語り部役を務める三女は齢77歳で、昭和20年頃の生まれだ。“強制動員”の設定も虚しく、イムは妻子連れで渡日して更に子を増やし、終戦後も帰らず、娘は今も川崎市で暮らしている。
参照:朝鮮日報1月21日『日本は佐渡鉱山の価値を認められたいのであれば歴史歪曲をやめよ』 (魚拓)
▽天文年間に採掘が始まった佐渡・鶴子銀山(新潟県HP)
南鮮政府が認定した佐渡金山の“被害証言者”は、イム・テホだけだという。端島のケースと同様、関係者が識別すれば「死の重労働」が嘘だと直ぐに暴かれる。しかし、歴史の真実が勝つとは限らない。
東京五輪の開幕日、ユネスコ世界遺産委が端島関連で「強い遺憾」の勧告を出した。この時、ユネスコ調査団は、反日団体のアジ文を丸呑みし、生き証人である元島民を邪険に扱った。
関連エントリ:令和3年8月12日『軍艦島捏造派が隠す負の遺産…ユネスコを操る反日運動体』
佐渡金山推薦に否定的だった外務官僚は、昨夏の惨敗が頭にあったのだ。いくら史実を積み上げても大声で喚く南鮮に負ける…無念さは理解できるが、職務を放棄してはならない。
▽世界遺産委周辺で活動する反日団体’15年(共同)
南鮮側は、戦後に築き上げた捏造史がドミノ倒しで崩れることを恐れている。元から軍艦島のフェイクは粗雑で、慰安婦捏造にも甚大な影響を及ぼす蟻の一穴になりかねないと慄く。
それだけに本気で凶暴で無法だ。同じ様に、我が国も官民を挙げ、泥沼の日南歴史戦に終止符を打つべく決戦に挑もう。佐渡島に反日の金脈が無い事を知らしめねばならない。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります
↓

参照:
□歴史認識問題研究会HP1月26日『佐渡鉱山が朝鮮人強制労働の現場ではなかったことを示す資料』
□佐渡人名録
□新潟県HP『佐渡を世界遺産に 佐渡島の金山』
□国基研HP1月17日『佐渡金山をけなす韓国に事実に基づく反論をせよ』
□首相官邸HP1月28日『佐渡金山の世界文化遺産登録に向けての検討状況等についての会見』
参考動画:
□YouTube『【ぼくらの国会・第273回】ニュースの尻尾「佐渡金山の真実はこれだ!」』
□YouTube『佐渡金山は世界遺産登録されるのか?首相動静をみれば読める!』
参考記事:
□NNN1月28日『一転…「佐渡島の金山」世界文化遺産に推薦へ 首相決断の背景は』
□産経新聞1月28日『首相「最後は俺が決める」 佐渡金山で外務省押し切り』
□産経新聞1月28日『佐渡金山 推薦迫った自民保守派 外交姿勢に不満』
□産経新聞1月28日『佐渡金山「歴史戦」に準備不足 推薦まで茨の道』
□FNN1月20日『安倍元首相 佐渡金山の世界文化遺産推薦見送り「間違っている」』
□ZAKZAK1月21日『安倍氏・高市氏ら猛反発!佐渡金山の世界遺産推薦見送り 「日本には後ろめたいことがある」世界に間違った印象も 「岸田政権は韓国の術中にハマった」識者』
□新潟日報1月14日『佐渡島の金山「早期推薦を」』
□新潟日報1月21日『佐渡金山ユネスコ推薦「見送り承知せず」』
□ハンギョレ新聞11月24日『日本、朝鮮人を強制動員した「佐渡金山」を世界遺産候補に推薦か』
□Wowkorea12月1日『新潟「佐渡島の金山」の世界遺産登録推進の動きを注視する韓国』
「そんな簡単なもんじゃないんだよ」
参議院第1委員会室を訪れた岸田首相は衆人環視の中で、そう言った。会話の相手は「護る会」代表の青山繁晴議員だ。青山議員は佐渡金山を推薦するよう前日の1月20日、首相に電話をしていた。
世界文化遺産候補「佐渡島の金山」推薦を巡り、高市早苗政調会長を始め、自民党の護国系議員が岸田政権にアピールを続けていた。安倍元首相が派閥会合で念押ししたのも、その頃だった。
▽会合で発言する安倍元首相1月20日(FNN)
「論戦を避ける形で登録を申請しないのは間違っている」
1月20日未明、政府が推薦見送りを決めたとTBSが一報を打ち、読売新聞など各社も続いた。理由に南鮮側の反発が挙げられたことで、保守層を筆頭に世論が沸騰する。
青山議員に話し掛けた時、岸田首相の判断が「推薦見送り」に傾いていたことは事実だろう。南鮮に配慮した登録申請の却下。戦意も示さず不戦敗という最悪のパターンだ。
「ユネスコの委員国に対し、江戸時代の伝統的手工業について『韓国は当事者ではない』と積極的に説明すべきで、それも出来ないと諦めているのなら、国家の名誉に関わる事態です」
▽衆院予算委で質問する高市政調会長1月24日(産経)
衆院予算委で質問に立った高市政調会長の主張は、状況を網羅的に解説するものだった。遺産登録手続きのロジ面から、根本にある“出稼ぎ工の摺り替え”問題にも踏み込む素晴らしい内容だ。
「早期に議論を開始することが、登録実現への近道であるという結論に至り、2月1日に閣議了解を経てユネスコに申請することと致しました」
1月28日夕の記者会見で、岸田首相は“見送りの見送り”を表明。現政権の弱腰を痛烈に非難した有志の大勝利だ。一方、政府側が期限切れで推薦を選択せざる得ない状況に追い込まれた側面もある。
【見送りで腹を括れなかった岸田政権】
「希望的観測で言うと報道ではアレだったけど、事務方官僚のリークだとして、私の判断で直したと言う可能性がある」
お馴染み高橋洋一元参与の予測がまた的中した。1月26日朝に収録した動画で、前日の首相動静から外務・文科事務次官と文化庁次長を交えた4者協議で、推薦の方向が決まったと指摘する。
文化審議会は昨年12月28日、世界文化遺産候補に「佐渡島の金山」を選定すると答申した。国内競合を除き、選定された候補が推薦されなかったケースは過去に一度もない。
▽佐渡金山割戸に迫る見学コース(新潟観光協会)
初の推薦見送りには、合理的な理由が必要だった。面倒を嫌い、不戦敗を狙う外務省は、推薦見送りに相当する不備を探したが、何ら問題点はなかった。粗探しは不調で、タイムアップとなった。
「韓国側は既に強い警戒の目を持って佐渡の件を注視している。江戸時代に絞ったとしても避けて通ることは出来ない」
文化審議会による推薦候補選定の最終局面で、外務省の担当者が横槍を入れてきた。「問題になる」と異例の牽制をしたのだ。この部分は非公開で同審議会の議事録からカットされている。
参照:NHK12月28日「佐渡金山」世界遺産登録に向け推薦候補に選定も状況は不透明』
「韓国への外交的配慮は全くない」
▽衆院予算委で答弁する林芳正1月24日(産経)
高市質問に対して外相の林芳正は、そう答弁した。昨年11月の文化審議会での横槍と矛盾する。実際、外務省サイドは南鮮との歴史戦を避けて通ろうと考えていたのだ。
しかし、異例の推薦却下を決める理屈は見当たらなかった。それでも反日メディアは岸田政権と自民党保守派の対立をクローズアップし、安倍元首相らが関係悪化の材料を提供したと叩くに違いない。
▽佐渡市長から推薦要望書を受け取る1月18日(産経)
青山議員によると「簡単な問題じゃない」と岸田首相が言った背景には、南鮮のユネスコ工作があるという。文在寅政権が反対を表明する以前から現地で工作を開始。我が国は後手に回っている。
この腹黒い工作活動に関しても、一切触れず、隠し通すだろう。反日メディアにとってユネスコは常に正しく、クリーンな機関なのだ。敵は半島だけではない。
【佐渡金山 戦後77年目の真実】
「日帝強占期に朝鮮人に対する強制労働が行われた佐渡鉱山」(12月29日付け中央日報)
文化審議会の答申直後、南鮮は難癖を付けてきた。端島(軍艦島)の際と同じ、官・民・メディア挙げた総攻撃で、いずれも“恨を押した”かのように「強制労働の現場」と決め付ける。
▽道遊の割戸は江戸時代の露頭掘り跡11月(時事)
登録申請の「江戸時代」、朝鮮半島は清朝に隷属していて全く無関係だが、歴史戦の開幕だ。果たして我が邦に南鮮の嘘を叩き潰す武器はあるのか…
いきなり見付かった。慰安婦捏造などで奮戦する歴史認識問題研究会が1月26日、決定的な文書の公開に踏み切ったのだ。現存する最高レベルの歴史資料である。
「各寄宿舎には娯楽室を設け雑誌、朝鮮将棋、蓄音機、ラジオ等を設付け慰安娯楽と趣味の向上に努むる」(後掲書845頁)
▽『佐渡鉱山史 其ノ二』目次(歴史認識問題研究会HPより)
佐渡鉱山採鉱元課長・平井栄一氏が編んだ『佐渡鉱山史 其ノ二』にある記述だ。研究者の間では知られていたものの、非公開だった為、内容を把握することが出来なかったという。
「待遇賃金制度、稼働奨励方法等概ね内地労働者と同一で主として坑内夫として就労」(前掲書845頁)
平井栄一元課長は、金山がある新潟県の旧佐渡郡相川町の出身で、大正初めより鉱山に勤務。技師として北海道や秋田の鉱山を巡った後、佐渡に戻り、晩年は郷土資料館の設立に尽力し、初代館長も務めた。
▽S18年5月の職種別比率(歴史認識問題研究会作成)
『佐渡鉱山史』の完成は昭和25年。佐渡金山の盛衰を後世に遺したいと願った三菱金属社長が、文化・技術面で造詣の深い平井元課長に白羽の矢を立てた。そこにある朝鮮人労務者の記録は詳細だ。
「内地求人絶対不可能の状態にありたれば昭和15年2月朝鮮労務者98名を募集」(前掲書845頁)
同年5月に248人、12月に300人を募集で受け入れた。更に昭和16年に280人、17年に79人。18年度はなく、昭和19年に263人、同20年に251人と記される。専用の娯楽設備の用意も頷ける数だ。
▽朝鮮人に関する『佐渡鉱山史』の記述(同HPより)
「計1519名を移入したが終戦と同時に残留人員1096名を送還した」
南鮮側は妨害キャンペーンの中で「最大約1200人」と連呼している。大東亜戦争期に限れば、593人の募集だが、昭和15年からカウントすると南鮮側の数値より多い。
いったい南鮮の捏造チームは何を根拠にしたのか?
【捏造史が罷り通った昨夏の惨敗劇】
「強制的に動員された朝鮮人は脱出を試み、会社側は警察や職業紹介所など索出システムを稼動して彼らを捕まえ、暴行を加えた」(’20年11月24日付けハンギョレ新聞)
なんとも香ばしく、そして焦げ臭い。南鮮紙によると、人数の出元は「日帝強制動員被害者支援財団の報告書」で、依拠した“資料”は、公安文書、名簿、新聞記事、さらに「証言」だという。
この時点で史実を照らし合う学術的な歴史検証が成立していない…同財団はニセ徴用工訴訟と並行し、南鮮行政安全部の傘下として’14年に急造された反日プロパガンダ組織である。
▽釜山にある国立の歴史捏造館(file)
また同財団の“アンテナ・ショップ”が、軍艦島フェイク映像でNHKとコラボする釜山市の歴史捏造館だ。「1200人」表記の報告書は’19年作成のもので、「暴行」等の上記引用部は、明かな創作だ。
軍艦島捏造では、元反米ゲリラの凶悪犯・具然喆(グ・ヨンチョル)やNHKが歴史の証人と讃える徐正雨(ソ・ジョンウ)が語り部として登場した。ならば、佐渡島の吉田清治にも期待が高まる。
▽軍艦島の吉田清治こと具然喆(ソウル新聞)
「ケガをした父が病院にも行けず部屋で呻きながら横になっていた」
早くもイム・テホなる“強制動員被害者”が南鮮メディアで持て囃されている。戦前の昭和15年に佐渡島入りしたとの履歴から、大挙押し寄せた出稼ぎ工か『鉱山史』に明記された募集工である。
故人の父に代わって語り部役を務める三女は齢77歳で、昭和20年頃の生まれだ。“強制動員”の設定も虚しく、イムは妻子連れで渡日して更に子を増やし、終戦後も帰らず、娘は今も川崎市で暮らしている。
参照:朝鮮日報1月21日『日本は佐渡鉱山の価値を認められたいのであれば歴史歪曲をやめよ』 (魚拓)
▽天文年間に採掘が始まった佐渡・鶴子銀山(新潟県HP)
南鮮政府が認定した佐渡金山の“被害証言者”は、イム・テホだけだという。端島のケースと同様、関係者が識別すれば「死の重労働」が嘘だと直ぐに暴かれる。しかし、歴史の真実が勝つとは限らない。
東京五輪の開幕日、ユネスコ世界遺産委が端島関連で「強い遺憾」の勧告を出した。この時、ユネスコ調査団は、反日団体のアジ文を丸呑みし、生き証人である元島民を邪険に扱った。
関連エントリ:令和3年8月12日『軍艦島捏造派が隠す負の遺産…ユネスコを操る反日運動体』
佐渡金山推薦に否定的だった外務官僚は、昨夏の惨敗が頭にあったのだ。いくら史実を積み上げても大声で喚く南鮮に負ける…無念さは理解できるが、職務を放棄してはならない。
▽世界遺産委周辺で活動する反日団体’15年(共同)
南鮮側は、戦後に築き上げた捏造史がドミノ倒しで崩れることを恐れている。元から軍艦島のフェイクは粗雑で、慰安婦捏造にも甚大な影響を及ぼす蟻の一穴になりかねないと慄く。
それだけに本気で凶暴で無法だ。同じ様に、我が国も官民を挙げ、泥沼の日南歴史戦に終止符を打つべく決戦に挑もう。佐渡島に反日の金脈が無い事を知らしめねばならない。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
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↓

参照:
□歴史認識問題研究会HP1月26日『佐渡鉱山が朝鮮人強制労働の現場ではなかったことを示す資料』
□佐渡人名録
□新潟県HP『佐渡を世界遺産に 佐渡島の金山』
□国基研HP1月17日『佐渡金山をけなす韓国に事実に基づく反論をせよ』
□首相官邸HP1月28日『佐渡金山の世界文化遺産登録に向けての検討状況等についての会見』
参考動画:
□YouTube『【ぼくらの国会・第273回】ニュースの尻尾「佐渡金山の真実はこれだ!」』
□YouTube『佐渡金山は世界遺産登録されるのか?首相動静をみれば読める!』
参考記事:
□NNN1月28日『一転…「佐渡島の金山」世界文化遺産に推薦へ 首相決断の背景は』
□産経新聞1月28日『首相「最後は俺が決める」 佐渡金山で外務省押し切り』
□産経新聞1月28日『佐渡金山 推薦迫った自民保守派 外交姿勢に不満』
□産経新聞1月28日『佐渡金山「歴史戦」に準備不足 推薦まで茨の道』
□FNN1月20日『安倍元首相 佐渡金山の世界文化遺産推薦見送り「間違っている」』
□ZAKZAK1月21日『安倍氏・高市氏ら猛反発!佐渡金山の世界遺産推薦見送り 「日本には後ろめたいことがある」世界に間違った印象も 「岸田政権は韓国の術中にハマった」識者』
□新潟日報1月14日『佐渡島の金山「早期推薦を」』
□新潟日報1月21日『佐渡金山ユネスコ推薦「見送り承知せず」』
□ハンギョレ新聞11月24日『日本、朝鮮人を強制動員した「佐渡金山」を世界遺産候補に推薦か』
□Wowkorea12月1日『新潟「佐渡島の金山」の世界遺産登録推進の動きを注視する韓国』
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