朝日新聞「侵攻」書換え事件…戦争を語れない老衰左翼
ウクライナ侵攻を「進駐」と記した全国紙があった。本音を隠して沈黙する冷戦脳の親ロ派左翼。舌鋒鋭く米国を追及する保守論客が異端視される“逆転現象”が生まれた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は4月23日、異例の記者会見を開いた。会見場所はキーウ地下鉄のマイダン広場駅で、深さは70m以上あったと見られる。
「ロシアのウクライナ侵攻以来、彼が首都中心部の政府庁舎群から離れたのは、これが3度目だ」
中共の党宣伝機関は、ゼレンスキー大統領の「統治」を紹介する記事で、そう表現した。括弧付きではあるが、原文の「入侵」は「侵攻」を意味する。
▽地下鉄駅ホームで開かれた記者会見4月23日(産経)
ロシアに忖度して中共は「特別軍事作戦」と呼称し、慎重に「侵攻」という表現を避けてきた。編集上のミスではない。報じたのは老舗の中共宣伝機関である「参考消息」だ。
「参考消息」は1931年の中華ソビエト共和国と同時に創刊した機関紙が母体。共産党員向けに国際情勢を選りすぐって伝える翻訳専門紙がベースで、煽動が役割の環球時報などとは一線を画す。
▽露軍の“入侵”を伝える記事5月3日(参考消息)
また主要宣伝媒体の新華社も4月30日、ウクライナのクレバ外相のインタビューを伝え、同外相が発言した「侵攻」という言葉をそのまま掲載。ロシアと距離を置く意図があるのではないか、と疑われた。
習近平は2月にプーチンと共に「世界新秩序」を掲げた北京マニフェストを発表している。今更、党宣伝機関の一部が「侵攻」と表現した所で、逃げ切ることは出来ない。
▽開戦に先立つ露中首脳会談2月4日(ロイター)
「チャイナの当局者とメディアは、ウクライナ関連でロシア側のプロパガンダ、陰謀論、フェイクニュースを拡散している」
米国務省は5月3日の声明で、中共のロシア支援を牽制した。ロシア寄りのスタンスというレベルではなく、情報戦で、ロシア側に加担しているとの見方だ。
米下院では4月末、習近平の名前を冠した「AXIS法案」が圧倒多数で可決された。対ロシア制裁に関わる中共の干渉と妨害を定期的に評価するものだ。習近平指導部はプーチンと運命共同体である。
一方で、逃げ足の速い風見鶏集団も多い。
【「進駐」から「侵攻」にステルス変更】
「親ロ派地域に進駐へ」(2月23日付け朝日新聞)
天長節の捏造紙朝刊は、そう1面で見出しを付けた。開戦の前日、プーチンがドンバス地方の“人民共和国”独立に署名したことを受けた記事だが、本文も一貫していた。
「平和維持を目的にロシア軍を進駐させる」(前掲紙)
▽「進駐」と記した2月23日付け捏造紙(ZAKZAK)
特集欄の表記も「ロシア進軍」で、地上部隊が少し前進するかのようなイメージだ。国境を越えて大規模な正規戦が始まる雰囲気は微塵もない。「侵攻へ」と見出しを打った産経とは対照的だった。
昭和57年の「進出・侵攻」を巡る捏造報道事件を思い起こす。日テレ記者と文部省が仕掛けた陰謀めいた反日騒動だが、それに飛び付き、恫喝を重ねたのが中共と捏造紙であった。
▽文化財登録された旧文部省庁舎(file)
進駐と侵攻の違いを誰よりもハッキリ認識している。開戦前日、朝日新聞の幹部陣は明確に親ロ派だったのだ。ちなみに読売や日経の「派兵」も腰が引けた表現と言える。
2月23日の時点で、ロシア軍による全面侵攻が予想されていた。臨戦態勢の北部・東部の大部隊だけではなく、モルドバ・黒海方面からの国境突破が指摘され、ミサイルの雨も避けられない情勢だった。
▽“独立承認”で署名するプーチン2月21日(AP)
欧米メディアが鼻息荒く、重大危機を唱える中、軽薄なまでに「進駐・進軍」と記述する捏造紙のイデオロギー中心報道は、ある種の潔さを感じる。そして、長続きしないことも朝日らしい。
「国の主権を侵す明白な侵略である」「欧州大陸において今回は、ナチスによる侵攻以来となる大規模な侵略だ」(2月25日付け捏造紙社説)
ロシア陸戦隊の国境突破を「進駐」と書いていた新聞と同じとは思えない。少なくとも48時間前は、ロ軍の越境攻撃を「明白な国際法違反」と見做していなかった。
▽攻撃で炎上する首都キーウ2月24日(ウ政府提供)
捏造紙論説委員がほぼ一夜で“君子豹変”した根拠は判らない。開戦日に入ってきた数々の衝撃映像によって国内の空気が一変したことは確かで、それに準じたと見るのが妥当か。
典型的な風見鶏、日和見の修正主義者である。親ロ派なら最後まで筋を貫き通す気骨を見せて欲しかった。それは他の老害左翼、パヨク陣営にも言えることだ。
【バイデン疑惑から連なる戦争論】
「記者は講演会後に馬渕に取材を申し込んだが(略)断られた」
ウクライナ侵攻を「進駐」と言い切った捏造紙が、更に迷走し、馬渕睦夫元駐ウクライナ大使を吊し上げた。重課金記事の全文は把握していないが、最後に理解を示す一文など入っていないだろう。
以前から馬渕元大使のトークに耳を傾ける身として、腐れ捏造紙が己を顧みず攻撃することは許せない気持ちになる。覚悟を持った識者を糾弾する前に「進駐」を「侵攻」に書き換えた理由を開示すべきだ。
▽朝日東京本社前の抗議風景(file)
馬渕元大使はユーロマイダン運動で追放されたヤヌコヴィチ大統領を評価し、悪玉の烙印を捺す欧米の論調に疑問を投げ掛ける。戦争勃発に至る過程で最も重要な部分に当たり、検証が欠かせない。
情報戦が双方で行われているという常識的な見方を示し、馬渕元大使は、単独行動で襲撃される露軍車両の映像を「奇妙」だと語る。確かに“野良戦車”なんて見掛けることは稀だ。
▽ハリキウ郊外の露軍戦車2月26日(AFP)
米不正選挙からの「流れ」も同意する。息子ハンターはウクライナ汚職と直結し、2月の開戦はロシア疑惑の壮大な嘘が暴かれ、米民主党が青褪める最中だった。
筆者が反ロシアに舵を切ったのは、シンプルに昔気質のクレムリン嫌いである為だ。バイデンもヌーランドも生理的に受け付けないが、ロシア軍撃退の報に接すると心が踊る…この辺りは皮膚感覚に近い。
▽キーウで菓子配るヌーランド’13年12月(AP)
ウクライナ戦争を巡り、保守層の間で若干の分裂現象が起きている。親ロシア派、親ウクライナ派という色分けには閉口するものの、ハンター隠しから米不正選挙の流れを辿れば、特に不思議でもない。
この“意外な分裂”がネット界隈を騒めかせる一方、冷戦脳で凝り固まった老害左翼が沈黙し、空気を読んでウクライナの旗を振っていることに驚く。
【ステージから去った左派言論人】
「ロシアを悪玉に仕立てた『侵攻』説が飛び交う」「米国のバイデン政権や主流メディアはイラク戦争時のように怪しげな情報を拡散しながら『ロシアのウクライナ侵攻』を宣伝している」
社民党は2月18日、党機関紙で素直な心情を吐露した。これこそゾンビ左翼の本音、正しい政治スタンスだ。ところが何を血迷ったか、記事を削除し、禁断の謝罪にまで踏み込む。
▽社民党機関紙の1面記事(研究目的の引用)
「記事の公開を止めることができなかった校正・管理体制の甘さを心よりお詫び致します」
作業上のミスで、党見解と異なる主張が機関紙の1面をうっかり飾ってしまったと言う。嘘も言い訳も下手なのが慰安婦捏造派の特徴だ。思想信条を建前で隠す卑屈な態度は反日メディアと変わらない。
代々木の反ロ傾向には驚きの声も上がるが、中ソ対立で宮本顕治は中共を支持。党内のソ連派を粛清して今に至る。結党から約100年、序列1位がクレムリンに詣でることは1度もなかった。
▽鄧小平に歓待される代々木の先代序列1位’65年(file)
「米欧主要国はソ連邦崩壊時の約束であるNATO東方不拡大を反故にしてきた」
従北極左MPD市民の党(れいわ新撰組)はロシア非難国会決議に唯一反対したが、理由は周回遅れで、“どっちもどっち論”に近い。非代々木系を含めて、左翼全滅の状況が出現した。
ロシア軍の越境で戦端が開かれたとは言え、詭弁を弄してプーチンを応援し、反米を貫くのが腐れ左翼の役目だ。ウクライナ絡みで叩けば埃と裏金のバイデン政権を追及する気概も知識もないことに呆れる。
▽ズボン着用形態のハンター・バイデン(流出)
親ロ系左派が押し黙った結果、米・ウクライナ関係の闇に触れ、解説する少数の保守派論客が目立つ格好になった。出走したランナーが次々脱落し、先頭で孤立していたという按配である。
与野党&主流メディアによる「ロシア批判一色」に強い懸念の声が上がることもない。その中で反米的な物言いをする一部保守論客が異端視され、攻撃される。重宝がられたと言い換えても良い。
▽露軍が撤退した北部チェルニヒウ5月6日(EPA)
保守系の論客は現在進行形の戦争でも熱く議論を交わし、舌戦を繰り広げる。一方、年季の入った反米論者は議論の俎上に載ってこない。左翼の一斉退場で、我が国の言論空間は大きく変わったのだ。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
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参考記事:
□ZAKZAK3月29日『ロシアの侵攻直前に「進駐」と報道 用語問題で思い出す82年の教科書事件 歴史を反省せず…日ごろの平和主義は偽物か』
□SAKISIRU2月24日『ウクライナ報道、産経が「侵攻」朝日は「進駐」…新聞各社の用語の違いが話題』
□中央社5月3日『中國不承認俄羅斯入侵烏克蘭 官媒報導有變化』
□参考消息5月3日『泽连斯基如何在地堡中治理国家?』
□現代ビジネス4月13日『プーチンの「陰謀論」に踊らされる左派系言論人…ウクライナ「代理戦争」論の錯誤と罪悪』
□捏造紙5月3日『陰謀論で揺らぐ言論の土台 否定すべきは「人格ではなく誤った事実」』
□朝日社説2月25日『ロシアのウクライナ侵攻 秩序と民主を侵す暴挙だ』
ウクライナのゼレンスキー大統領は4月23日、異例の記者会見を開いた。会見場所はキーウ地下鉄のマイダン広場駅で、深さは70m以上あったと見られる。
「ロシアのウクライナ侵攻以来、彼が首都中心部の政府庁舎群から離れたのは、これが3度目だ」
中共の党宣伝機関は、ゼレンスキー大統領の「統治」を紹介する記事で、そう表現した。括弧付きではあるが、原文の「入侵」は「侵攻」を意味する。
▽地下鉄駅ホームで開かれた記者会見4月23日(産経)
ロシアに忖度して中共は「特別軍事作戦」と呼称し、慎重に「侵攻」という表現を避けてきた。編集上のミスではない。報じたのは老舗の中共宣伝機関である「参考消息」だ。
「参考消息」は1931年の中華ソビエト共和国と同時に創刊した機関紙が母体。共産党員向けに国際情勢を選りすぐって伝える翻訳専門紙がベースで、煽動が役割の環球時報などとは一線を画す。
▽露軍の“入侵”を伝える記事5月3日(参考消息)
また主要宣伝媒体の新華社も4月30日、ウクライナのクレバ外相のインタビューを伝え、同外相が発言した「侵攻」という言葉をそのまま掲載。ロシアと距離を置く意図があるのではないか、と疑われた。
習近平は2月にプーチンと共に「世界新秩序」を掲げた北京マニフェストを発表している。今更、党宣伝機関の一部が「侵攻」と表現した所で、逃げ切ることは出来ない。
▽開戦に先立つ露中首脳会談2月4日(ロイター)
「チャイナの当局者とメディアは、ウクライナ関連でロシア側のプロパガンダ、陰謀論、フェイクニュースを拡散している」
米国務省は5月3日の声明で、中共のロシア支援を牽制した。ロシア寄りのスタンスというレベルではなく、情報戦で、ロシア側に加担しているとの見方だ。
米下院では4月末、習近平の名前を冠した「AXIS法案」が圧倒多数で可決された。対ロシア制裁に関わる中共の干渉と妨害を定期的に評価するものだ。習近平指導部はプーチンと運命共同体である。
一方で、逃げ足の速い風見鶏集団も多い。
【「進駐」から「侵攻」にステルス変更】
「親ロ派地域に進駐へ」(2月23日付け朝日新聞)
天長節の捏造紙朝刊は、そう1面で見出しを付けた。開戦の前日、プーチンがドンバス地方の“人民共和国”独立に署名したことを受けた記事だが、本文も一貫していた。
「平和維持を目的にロシア軍を進駐させる」(前掲紙)
▽「進駐」と記した2月23日付け捏造紙(ZAKZAK)
特集欄の表記も「ロシア進軍」で、地上部隊が少し前進するかのようなイメージだ。国境を越えて大規模な正規戦が始まる雰囲気は微塵もない。「侵攻へ」と見出しを打った産経とは対照的だった。
昭和57年の「進出・侵攻」を巡る捏造報道事件を思い起こす。日テレ記者と文部省が仕掛けた陰謀めいた反日騒動だが、それに飛び付き、恫喝を重ねたのが中共と捏造紙であった。
▽文化財登録された旧文部省庁舎(file)
進駐と侵攻の違いを誰よりもハッキリ認識している。開戦前日、朝日新聞の幹部陣は明確に親ロ派だったのだ。ちなみに読売や日経の「派兵」も腰が引けた表現と言える。
2月23日の時点で、ロシア軍による全面侵攻が予想されていた。臨戦態勢の北部・東部の大部隊だけではなく、モルドバ・黒海方面からの国境突破が指摘され、ミサイルの雨も避けられない情勢だった。
▽“独立承認”で署名するプーチン2月21日(AP)
欧米メディアが鼻息荒く、重大危機を唱える中、軽薄なまでに「進駐・進軍」と記述する捏造紙のイデオロギー中心報道は、ある種の潔さを感じる。そして、長続きしないことも朝日らしい。
「国の主権を侵す明白な侵略である」「欧州大陸において今回は、ナチスによる侵攻以来となる大規模な侵略だ」(2月25日付け捏造紙社説)
ロシア陸戦隊の国境突破を「進駐」と書いていた新聞と同じとは思えない。少なくとも48時間前は、ロ軍の越境攻撃を「明白な国際法違反」と見做していなかった。
▽攻撃で炎上する首都キーウ2月24日(ウ政府提供)
捏造紙論説委員がほぼ一夜で“君子豹変”した根拠は判らない。開戦日に入ってきた数々の衝撃映像によって国内の空気が一変したことは確かで、それに準じたと見るのが妥当か。
典型的な風見鶏、日和見の修正主義者である。親ロ派なら最後まで筋を貫き通す気骨を見せて欲しかった。それは他の老害左翼、パヨク陣営にも言えることだ。
【バイデン疑惑から連なる戦争論】
「記者は講演会後に馬渕に取材を申し込んだが(略)断られた」
ウクライナ侵攻を「進駐」と言い切った捏造紙が、更に迷走し、馬渕睦夫元駐ウクライナ大使を吊し上げた。重課金記事の全文は把握していないが、最後に理解を示す一文など入っていないだろう。
以前から馬渕元大使のトークに耳を傾ける身として、腐れ捏造紙が己を顧みず攻撃することは許せない気持ちになる。覚悟を持った識者を糾弾する前に「進駐」を「侵攻」に書き換えた理由を開示すべきだ。
▽朝日東京本社前の抗議風景(file)
馬渕元大使はユーロマイダン運動で追放されたヤヌコヴィチ大統領を評価し、悪玉の烙印を捺す欧米の論調に疑問を投げ掛ける。戦争勃発に至る過程で最も重要な部分に当たり、検証が欠かせない。
情報戦が双方で行われているという常識的な見方を示し、馬渕元大使は、単独行動で襲撃される露軍車両の映像を「奇妙」だと語る。確かに“野良戦車”なんて見掛けることは稀だ。
▽ハリキウ郊外の露軍戦車2月26日(AFP)
米不正選挙からの「流れ」も同意する。息子ハンターはウクライナ汚職と直結し、2月の開戦はロシア疑惑の壮大な嘘が暴かれ、米民主党が青褪める最中だった。
筆者が反ロシアに舵を切ったのは、シンプルに昔気質のクレムリン嫌いである為だ。バイデンもヌーランドも生理的に受け付けないが、ロシア軍撃退の報に接すると心が踊る…この辺りは皮膚感覚に近い。
▽キーウで菓子配るヌーランド’13年12月(AP)
ウクライナ戦争を巡り、保守層の間で若干の分裂現象が起きている。親ロシア派、親ウクライナ派という色分けには閉口するものの、ハンター隠しから米不正選挙の流れを辿れば、特に不思議でもない。
この“意外な分裂”がネット界隈を騒めかせる一方、冷戦脳で凝り固まった老害左翼が沈黙し、空気を読んでウクライナの旗を振っていることに驚く。
【ステージから去った左派言論人】
「ロシアを悪玉に仕立てた『侵攻』説が飛び交う」「米国のバイデン政権や主流メディアはイラク戦争時のように怪しげな情報を拡散しながら『ロシアのウクライナ侵攻』を宣伝している」
社民党は2月18日、党機関紙で素直な心情を吐露した。これこそゾンビ左翼の本音、正しい政治スタンスだ。ところが何を血迷ったか、記事を削除し、禁断の謝罪にまで踏み込む。
▽社民党機関紙の1面記事(研究目的の引用)
「記事の公開を止めることができなかった校正・管理体制の甘さを心よりお詫び致します」
作業上のミスで、党見解と異なる主張が機関紙の1面をうっかり飾ってしまったと言う。嘘も言い訳も下手なのが慰安婦捏造派の特徴だ。思想信条を建前で隠す卑屈な態度は反日メディアと変わらない。
代々木の反ロ傾向には驚きの声も上がるが、中ソ対立で宮本顕治は中共を支持。党内のソ連派を粛清して今に至る。結党から約100年、序列1位がクレムリンに詣でることは1度もなかった。
▽鄧小平に歓待される代々木の先代序列1位’65年(file)
「米欧主要国はソ連邦崩壊時の約束であるNATO東方不拡大を反故にしてきた」
従北極左MPD市民の党(れいわ新撰組)はロシア非難国会決議に唯一反対したが、理由は周回遅れで、“どっちもどっち論”に近い。非代々木系を含めて、左翼全滅の状況が出現した。
ロシア軍の越境で戦端が開かれたとは言え、詭弁を弄してプーチンを応援し、反米を貫くのが腐れ左翼の役目だ。ウクライナ絡みで叩けば埃と裏金のバイデン政権を追及する気概も知識もないことに呆れる。
▽ズボン着用形態のハンター・バイデン(流出)
親ロ系左派が押し黙った結果、米・ウクライナ関係の闇に触れ、解説する少数の保守派論客が目立つ格好になった。出走したランナーが次々脱落し、先頭で孤立していたという按配である。
与野党&主流メディアによる「ロシア批判一色」に強い懸念の声が上がることもない。その中で反米的な物言いをする一部保守論客が異端視され、攻撃される。重宝がられたと言い換えても良い。
▽露軍が撤退した北部チェルニヒウ5月6日(EPA)
保守系の論客は現在進行形の戦争でも熱く議論を交わし、舌戦を繰り広げる。一方、年季の入った反米論者は議論の俎上に載ってこない。左翼の一斉退場で、我が国の言論空間は大きく変わったのだ。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります
↓

参考記事:
□ZAKZAK3月29日『ロシアの侵攻直前に「進駐」と報道 用語問題で思い出す82年の教科書事件 歴史を反省せず…日ごろの平和主義は偽物か』
□SAKISIRU2月24日『ウクライナ報道、産経が「侵攻」朝日は「進駐」…新聞各社の用語の違いが話題』
□中央社5月3日『中國不承認俄羅斯入侵烏克蘭 官媒報導有變化』
□参考消息5月3日『泽连斯基如何在地堡中治理国家?』
□現代ビジネス4月13日『プーチンの「陰謀論」に踊らされる左派系言論人…ウクライナ「代理戦争」論の錯誤と罪悪』
□捏造紙5月3日『陰謀論で揺らぐ言論の土台 否定すべきは「人格ではなく誤った事実」』
□朝日社説2月25日『ロシアのウクライナ侵攻 秩序と民主を侵す暴挙だ』
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