佐渡金山で反日詐術を発掘…尹錫悦の“解決模索”芝居

親北組織のアジ文が公的史料にすり替わる…反日陣営は佐渡金山で墓穴を掘った。偽りの強制労働者が塞ぐ徴用工訴訟の出口。そして南鮮新政権の“解決模索”芝居は続く。
大統領室庁舎に入る尹錫悦6月15日(聯合).png

いわゆる歴史戦は、紛糾すると百家争鳴の議論が巻き起こる。一方で我が国が圧倒している場合、反日陣営は沈黙し、話題にすらならない。佐渡金山はその代表的な例だろう。

「一次史料から見た佐渡金山での朝鮮人の労働は『強制労働』といわれるような非人道的なものではなかったことがわかる」(西岡論文)

西岡力教授が会長を務める歴史認識問題研究会が6月初旬、佐渡金山と朝鮮人出稼ぎ工の関係を暴くブックレットの配布を始めた。各種史料に基づく決定版で、英語・朝鮮語への翻訳も進んでいる。
▽パンフレットの朝鮮語版表紙
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同研究会は1月末、佐渡鉱山の元課長が昭和20年代に編んだ史料の一部を公開。朝鮮労務者の勤務実態を詳細に記したもので、岸田政権による世界文化遺産登録の国内推薦に大きな影響を与えた。

「注目したいのは不良送還25人だ。つまり、きちんと働かない者は朝鮮に帰した。強制労働ならそのようなことはしないはずだ」

参照:歴史認識問題研究会HP4月30日『西岡力「朝鮮人戦時労働と佐渡金山」』

トラブルを起こした出稼ぎ工はペナルティを受ける形で職場を追われた。地獄の奴隷労働とは真逆で、高額の給与を求めて厳しい就活戦線を勝ち抜いた朝鮮人が、晴れて内地にやって来たのである。
▽就活成功した朝鮮人鉱夫の記念写真S14年(file)
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早々に議論に終止符を打つ一次史料を出されても、反日陣営は粘った。毎日新聞編集委員の古賀攻は名指しで西岡教授を中傷。代々木の序列2位も南鮮捏造派に寄り添う姿勢を見せた。

古賀ら反日陣営が揃って依拠したのは、昭和53年に刊行された『新潟県史通史編8』に残る記述だ。そこには昭和14年から始まった「労務動員計画」について、こう記される。

「名称こそ『募集』『官斡旋』『徴用』と変化するものの、朝鮮人を強制的に連行した事実においては同質であった」
▽執筆者に仕掛けがあった新潟県通史(古書サイトより)
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毎日新聞は政府に都合が悪い“公的通史”の記述だと吠えるが、史実とは無関係の個人的な感想で、証拠にならない。西岡教授は「左派に支配されていた時代の古い学説」と一蹴する。

歴史論争に必要なのは一次史料であって、感想文やエッセイではない。因みに、朝鮮出稼ぎ工の殺到で悪質ブローカーが横行した為に帝国政府が嫌々介入した。これが官斡旋の実態だ。

【親北アカ教師の感想が公的史料に昇格】

毎日新聞社と代々木は、更に踏み込んで佐渡に於ける朝鮮人“強制連行”の証拠を提示する立場に置かれた。『新潟県史通史編8』の参照資料を紹介するだけの簡単な作業である。

しかし半年が経っても何の音沙汰なく、沈黙し続ける。分が悪くなると問題そのものを無かったことにするのが連中の遣り方だ。新たな反日テーマとして急浮上した佐渡金山“問題”は一瞬で消え去った。
▽紅葉色づく季節の佐渡金山(時事)
紅葉色づく季節の佐渡金山(時事).png

南鮮政府が被害者認定した佐渡金山の語り部ことイム・テホも束の間の輝きだった。娘は今も川崎市内で暮らしているが、取材し記事にするメディアは遂に現れなかった。

「研究文献を調査すると、1950年代から60年代にかけては『強制連行』論は主流ではなかった」(藤岡論文)

対して歴史認識問題研究会は、毎日新聞が「歴史を直視せよ」と説教する佐渡の“強制連行”説に総攻撃を仕掛ける。名指し中傷の売られた喧嘩を買った格好で、小気味良い。

「50年代から60年代にかけては(略)来日した朝鮮人の多くは出稼ぎであり、より良い生活をするために日本に来たのだという常識的見解が主流だった」(藤岡論文)
▽研究者を誹謗中傷する毎日新聞のコラム
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“強制連行”説は朝鮮大の朴慶植が ‘65年に著した『朝鮮人強制連行の記録』が諸悪の根源だ。批判的な検証が四半世紀も行われず、学説として広まり、前述の『新潟県史通史編8』もその流れを汲んでいる。

参照:歴史認識問題研究会HP4月30日『勝岡寛次「戦後日本における朝鮮人戦時労働研究史」』

歴史学者で同研究会事務局長の勝岡寛次教授は、毎日新聞が隠した不都合な事実を晒す。『通史編8』で「官斡旋もみんな強制連行」と書いた人物は、朴慶植を師と仰ぐ新潟県立高の赤教師だったのだ。
▽出稼ぎ工を奴隷労働者に摺り替えた捏造本
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豪快なネタばらしである。執筆した赤教師・佐藤泰冶が、悪質な歴史捏造集団・在日朝鮮人史研究会のメンバーであることも突き止めた。学説と言うより、特定グループのプロパガンダに近い。

学術論文を装った在日勢力の創作話を孫引きし、史実を捏造。それを反日メディアと極左政党が支援する。佐渡金山“問題”は連中の典型的な手口を見事に掘り起こした。
▽'90年に激増する捏造紙の“強制連行”記述(同研究会HP)
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「戦時朝鮮人の日本行きは大きなカテゴリーにおいて、解放後の海外移民と連続的な性格を持つ」(李宇衍論文)

参照:歴史認識問題研究会HP4月30日『李宇衍「1940~5年 佐渡鉱山朝鮮人労働者の移住、動員、勤労環境、及び日常生活-『強制連行』・『強制労働』論批判-」』

佐渡金山と朝鮮人の関係を探った同研究会の各種論文は、新しいアプローチで“強制連行の嘘”に切り込んでいて興味深い。ニセ徴用工や捏造慰安婦問題にも大きな一石を投じるものだ。

【ベルリン腐れ像をめぐる“南北激突”】

「彼らが主張する『戦時性暴行』や『日本軍性奴隷』といった主張は全て偽りだ。まず、十代前半で日本軍に連行され、慰安婦になった女性はいない」

出発に先立って開かれた会見は実に痛快だった。南鮮の有志グループが6月25日から訪独し、ベルリンの腐れ売春婦像撤去を求め、現地で活動することが発表された。

腐れ像があるミッテ区の行政担当者やベルリン市議会に意見書を提出。更に、像設置で暗躍した南鮮系反日運動体「コリア協議会」の代表者と直接対決する方向で調整が進んでいるという。
▽シム・ミソン型を囲む政治運動家’20年9月(共同)
20年9月28日、ドイツ・ベルリンで除幕された元従軍慰安婦の被害を象徴する少女像(共同).jpg

有志を率いる「慰安婦詐欺清算連帯」は、今年1月に結成された新設の市民団体。直接対決のYouTube生配信は難しそうだが、像周辺での撤去デモではカオスな状況が発生する可能性が高い。

ベルリン腐れ像は昨夏、1年間の設置期限延長が決定。予定では間もなく撤去のカウントダウンが始まるが、反日運動体と独極左市議は恒久設置を狙って当局側への圧力を高めている。

「これまでも様々なレベルで撤去を働き掛けて来たが、首相が伝えれば強いメッセージになる」
▽会談に臨む日独首相4月28日(産経)
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政府関係者は、そう期待を滲ませた。4月末に開かれた首脳会談で岸田首相は独ショルツ首相に対し、腐れ像の撤去を求める異例の要請を行った。

首脳会談での要請は、反日運動体の栄養分となりかねない。’20年秋に設置された際、外務省の訴えを受けてミッテ区側は撤去命令を出したが、裏目に出た。相手は政治勢力なのだ。
▽撤去命令に発狂する反日運動体’20年10月(共同)
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慰安婦捏造問題を巡る状況も当時と比べ、好転しているとは言えない。挺対協のドン尹美香が所属芸人の洋公主と契約トラブルを起こし、権威失墜したのは’20年春のことだった。

挺対協(現・性奴連)は複数の詐欺・横領事件が暴かれ、弱体化の一途を辿った。並行して海外での反日運動も劣化すると予想されたが、逆に先鋭化。ベルリンの運動は、その象徴だ。
▽像設置の目的は政治集会場の開設3月1日(ハンギョレ)
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水曜デモへのカウンター抗議は例外的で、著書『赤い水曜日』で知られる金柄憲所長らの活躍に声援を惜しまない。傍観する意図はないが、これは南鮮人自身が解決しなければならない問題である。

【解決模索の芝居が続き、任期が終わる】

差し押さえた資産を現金化した瞬間、日南関係はデッドラインを越える。親北・反日勢力が仕掛けた時限爆弾が炸裂するのは時間の問題で、誰も深手を負わずに済む方法はない。

南鮮の尹錫悦新政権は、ニセ徴用工訴訟のなし崩し的解決に向け、政府と専門家で構成する「官民協力機構」を近く発足させる。一部メディアは好意的に伝えるが、新鮮味はなく、無駄な足掻きだ。
▽記者団に応じる尹錫悦大統領6月10日(EPA)
記者団の取材に応じる韓国の尹錫悦大統領(右)=10日、ソウル(EPA時事).jpg

捏造慰安婦の騒動収拾と同じく、急場凌ぎで財団を設置するのが関の山だろう。しかし、カネをせびる元出稼ぎ工に対処する為の財団は、既に’14年に設置されている。

その名も恥ずかしい「日帝強制動員被害者支援財団」。日南請求権協定で資金を獲得した国策企業・浦項製鉄(現ポスコ)が責任を問われて設立した。民間団体だが、官民協力組織の色合いが濃い。
▽ポスコが設立を強いられた支援財団(文春)
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例え朝鮮人出稼ぎ工の自称被害者を救済する必要があったとしても、請求権協定で解決済み。南鮮の反日運動体も正しく認識し、ポスコにカネを払わせたのだ。

全てを理解した上で、補償の“おかわり”を命じたのが’18年10月の南鮮最高裁判決だった。卑しい無限ループだが、判決は確定し、南鮮政府は自国司法の愚かさを受け入れるしかない。
▽異常判決を下した南鮮大法院’18年10月(ロイター)
ロイター判決を下した南鮮大法院'18年10月.jpg

日南メディアが好んで使う「両国関係最大の懸案」という枕言葉に間違いが潜む。慰安婦捏造もニセ徴用工問題も、構図は南鮮政府vs反日運動体だった。即ち、南の国内問題に過ぎないのだ。

この程、’15年末の日南慰安婦合意に関する政府文書が公開された。尹美香と4回の事前協議を重ねた事実を明かす内容で、挺対協や前政権が唱えた「被害者無視の合意」との批判は根底から崩れた。
▽開示請求訴訟で一部公開された政府文書5月26日(聯合)
連合526弁護士団体が公開した慰安婦合意を巡る外交部と氏の面会内容に関する文書=26日.png

文在寅は挺対協との対立を避け、我が国に追加の謝罪と補償を求めた。またパク・クネはニセ徴用工訴訟が導く破局的な事態を知り、裁判の進行を妨げた。共に厄介な国内問題を先送りしたのである。

訴訟問題で尹新政権に残された道の一つが、南鮮政府単独の肩代わりで、同時に資産を強奪された日本企業への謝罪も欠かせない。新任の大統領に、日本製鉄や三菱重工に謝る勇気と覚悟があるのか?
▽洋公主と触れ合う尹錫悦’21年9月(中央日報)
洋公主を歓待する尹錫悦’21年9月(中央日報).jpg

尹錫悦は歴代政権のツケを支払わされる格好だが、多額債務者の常套手段は、言い訳を駆使した借金の支払い先延ばしだ。任期の5年間、のらりくらりと解決を模索する素振りを見せ、先送りする。


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参照:
□歴史認識問題研究会HP6月3日『冊子「佐渡金山における朝鮮人戦時労働の実態」完成と販売のお知らせ』
□なでしこアクションHP6月22日『訪独に向けて声明文「独コリア協議会は嘘をやめ少女像を自主的に撤去せよ!」慰安婦詐欺清算連帯』

参考記事:
□産經新聞2月17日『毎日と共産の強制連行説に反論 モラロジー道徳教育財団教授・麗澤大学客員教授・西岡力』
□毎日新聞2月2日『「捨て身」の佐渡金山=古賀攻』
□読売新聞6月20日『日韓最大の懸案・元徴用工問題の解決策探る…韓国が政府や専門家らの協議体発足へ』
□産経新聞6月14日『<独自>韓国市民団体、独慰安婦像撤去求め今月末訪独へ』
□JAPAN Forward6月13日『South Korean Civic Group to Berlin: Remove the Comfort Women Statue』
□産経新聞5月10日『〈独自〉岸田首相、独首相にベルリンの慰安婦像撤去を要請』
□産經新聞5月27日『日韓慰安婦合意 韓国が内部文書公表 揺らぐ主張』

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